■何気に月間まとめをするのは、昨年の11月分以来、実に3か月ぶりになります。どれほど需要があるのかはわかりませんが、割と好きな作品・面白かった作品を優先的にレビューしていたので、濃いラインナップになっているかと思います。もはや発売月とか全く関係なくなっていますが、振り返ることは大事ですよ、と。というわけで、画像をクリックするとレビューへ飛びます。順位はあくまで目安。ではではどうぞ…
1.勝田文「ちくたくぼんぼん」3巻(完結)

…いやー本当に面白かった。これほどまでに痛快という言葉が似合う作品が、今まであったろうか。終始楽しいテンポで、それでいてロマンチックに。本当に素敵な昭和ロマンでした。勝田文先生の神髄を知った作品です。
2.雲田はるこ「昭和元禄落語心中」2巻

…1巻が凄すぎたので2巻で落ち着くのかと思いきや、読めば読む程に深みが出て面白い。2巻では八雲の過去が明らかになり、また違った様相でお送りします。助六と八雲の関係は、いかにして築かれ、どう変化していったのか…。引き続きプッシュしますよー。
3.葉月かなえ「好きっていいなよ。」8巻

…きっかけは受動的であろうと、めいが自ら女の子になろうとして、女の子になった回。ステージに立って彼女が伝えた言葉には、本当に感動しました。そしてガチンコで臨んだめぐみもまた素敵でした。
4.天堂きりん「きみが心に棲みついた」1巻

…挙動不審な女子が、本当の愛を探す、痛いけど心に沁みるお話。コミュニケーション力に乏しい自己評価の低い人間が、過去に縛られながらもそこから抜け出そうともがく姿は、非常に不格好ではあるものの、同時にとても勇気づけられるのです。
5.天乃忍「ラストゲーム」1巻

…白泉社の片想いの名手と言えば天乃忍先生(勝手にそう思っている)。新連載も甘酸っぱさと切なさが詰まった、一方通行の青春物語です。主人公が王子キャラでありながら残念ってのがなんとも親しみ深い。ヒロインもかわいく、続きが楽しみな一冊です。
6.おかざき真里「&」3巻

…3人がようやく揃い、動き出した3巻。出遅れた草食系男子はそのまま差を埋められず…というパターンが多い気がしますが、シロちゃんは果たして。大人だからこそシンプルに動けない、そんなジレンマを上手く描き出した3巻でした。みんな不器用ですな。
7.草川為「八潮と三雲」4巻

…三雲の思わぬ事実が発覚し、だいぶ印象変わりました(笑)とはいえうぶな三雲もまた良し。相変わらずなかなか進展しない二人ですが、それでも重ねた時間は確実に二人を近付けているようで、そろそろ大きな動きがあっても良いんじゃないですか?
8.赤美潤一郎「あかりや」1巻

…久々に「ネムキ」より。様々なあかりを扱う“あかりや”を舞台に描かれる、人々の欲望と叶った末のその顛末を描くファンタジーホラー。救いのある話とそうでない話の描き分けが見事で、非常に読み応えのある作品でした。
9.ねむようこ「午前3時の危険地帯」4巻

…4巻にて完結です。ずっとずっと臆病だったヒロインが、自らの道を決め走り出す、疾走感のあったクライマックス。青春ですね。恋の重みも、恋がもたらす軽さも、両方教えてくれた一作でした!
10.尾崎あきら「あたしのバンビ」

…クソ真面目で空気読めないヒロインが出てくる作品は基本鉄板。バカな相手役と、クソ真面目で逆にバカっぽいヒロインの、凸凹なかけ合いがとても面白かったです。テンポも良く、非常に読みやすい作品でした。
■その他オススメタグを付けた作品&オススメ続刊
鈴木ジュリエッタ「神様はじめました」11巻
遠山えま「わたしに××しなさい!」8巻
たし「東京ボイジャーレコード」
しばの結花/田中渉「ランウェイの恋人」3巻
タカハシマコ/桜庭一樹「荒野の恋」1巻
梅田阿比「ブルーイッシュ」1巻
わたなべあじあ「ひめごとははなぞの」5巻
1.勝田文「ちくたくぼんぼん」3巻(完結)

…いやー本当に面白かった。これほどまでに痛快という言葉が似合う作品が、今まであったろうか。終始楽しいテンポで、それでいてロマンチックに。本当に素敵な昭和ロマンでした。勝田文先生の神髄を知った作品です。
2.雲田はるこ「昭和元禄落語心中」2巻

…1巻が凄すぎたので2巻で落ち着くのかと思いきや、読めば読む程に深みが出て面白い。2巻では八雲の過去が明らかになり、また違った様相でお送りします。助六と八雲の関係は、いかにして築かれ、どう変化していったのか…。引き続きプッシュしますよー。
3.葉月かなえ「好きっていいなよ。」8巻

…きっかけは受動的であろうと、めいが自ら女の子になろうとして、女の子になった回。ステージに立って彼女が伝えた言葉には、本当に感動しました。そしてガチンコで臨んだめぐみもまた素敵でした。
4.天堂きりん「きみが心に棲みついた」1巻

…挙動不審な女子が、本当の愛を探す、痛いけど心に沁みるお話。コミュニケーション力に乏しい自己評価の低い人間が、過去に縛られながらもそこから抜け出そうともがく姿は、非常に不格好ではあるものの、同時にとても勇気づけられるのです。
5.天乃忍「ラストゲーム」1巻

…白泉社の片想いの名手と言えば天乃忍先生(勝手にそう思っている)。新連載も甘酸っぱさと切なさが詰まった、一方通行の青春物語です。主人公が王子キャラでありながら残念ってのがなんとも親しみ深い。ヒロインもかわいく、続きが楽しみな一冊です。
6.おかざき真里「&」3巻

…3人がようやく揃い、動き出した3巻。出遅れた草食系男子はそのまま差を埋められず…というパターンが多い気がしますが、シロちゃんは果たして。大人だからこそシンプルに動けない、そんなジレンマを上手く描き出した3巻でした。みんな不器用ですな。
7.草川為「八潮と三雲」4巻

…三雲の思わぬ事実が発覚し、だいぶ印象変わりました(笑)とはいえうぶな三雲もまた良し。相変わらずなかなか進展しない二人ですが、それでも重ねた時間は確実に二人を近付けているようで、そろそろ大きな動きがあっても良いんじゃないですか?
8.赤美潤一郎「あかりや」1巻

…久々に「ネムキ」より。様々なあかりを扱う“あかりや”を舞台に描かれる、人々の欲望と叶った末のその顛末を描くファンタジーホラー。救いのある話とそうでない話の描き分けが見事で、非常に読み応えのある作品でした。
9.ねむようこ「午前3時の危険地帯」4巻

…4巻にて完結です。ずっとずっと臆病だったヒロインが、自らの道を決め走り出す、疾走感のあったクライマックス。青春ですね。恋の重みも、恋がもたらす軽さも、両方教えてくれた一作でした!
10.尾崎あきら「あたしのバンビ」

…クソ真面目で空気読めないヒロインが出てくる作品は基本鉄板。バカな相手役と、クソ真面目で逆にバカっぽいヒロインの、凸凹なかけ合いがとても面白かったです。テンポも良く、非常に読みやすい作品でした。
■その他オススメタグを付けた作品&オススメ続刊
鈴木ジュリエッタ「神様はじめました」11巻
遠山えま「わたしに××しなさい!」8巻
たし「東京ボイジャーレコード」
しばの結花/田中渉「ランウェイの恋人」3巻
タカハシマコ/桜庭一樹「荒野の恋」1巻
梅田阿比「ブルーイッシュ」1巻
わたなべあじあ「ひめごとははなぞの」5巻