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Tag [続刊レビュー] 2012.03.11
作品紹介→宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
7巻レビュー→魅力再考…したかった《続刊レビュー》宮坂香帆「僕達は知ってしまった」
8巻レビュー→兄貴に全部持ってかれた《続刊レビュー》「僕達は知ってしまった」8巻
9巻レビュー→ダレルるかと思ったら、予想外に面白かったです:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」9巻
10巻レビュー→まさにバカップルである:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」10巻
11巻レビュー→私のコンロに火をつけて:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」11巻
12巻レビュー→ありえない変貌を遂げつつある少女漫画のとあるヒーロー:宮坂香帆「僕達は知ってしまった」12巻




1106102363.jpg宮坂香帆「僕達は知ってしまった」(13)



オレはおまえだから
したいんじゃんか



■13巻発売しました。
 少しずつ雪斗へのスキンシップを頑張っていたことりは、雪斗の想いに少しでも応えようと、ついに、文化祭が終わったらHという約束を交わす。一方ナツメと雪斗の兄・雅弥が最悪の出会いをして…。だんだんと迫る文化祭。。。けれどもことりの気持ちは未だに整理がつかず…!?


~初Hのタイミングを計る1巻~
 13巻発売です。いよいよ迫る文化祭。普通であればここが一番の盛り上がりイベントとなる所なのですが、この二人の場合は文化祭はひとつのタイミングでしかありません。文化祭で何をするかではなく、文化祭の後に何をするか…ひいては、文化祭のあと何時するか…。そう、初Hのタイミングを計っているのです。こういうのってお互いに雰囲気で感じつつ流れで…ってイメージなのですが、こちらは「するから!したいから!」と事前通告するというちょっとバカっぽい清々しさ。そして13巻は、そのネタのみでずっと引っぱるという、素晴らしい展開を見せてくれました。ほんとこの話平和だなー。


~わりとがっついてます~
 さて、二人が(というか雪斗が)狙いを定めたのは、学園祭のあと。「俺、この学園祭が終わったら初Hするんだ…(フラグ)」と言えるほどまでに、何か学園祭でするわけではないのですが、何か良いポイントがないと踏ん切りがつかないのもまた事実。というわけで、雪斗は文化祭のあと、どのタイミングで仕掛けるかに頭を使うことになります(勉強しろ)。そんな彼のノート(ノートに書くなよ)を見てみると…
 
 

僕達は知ってしまった13-1
文化祭の2日後まで待てない感じ


 一体どのようなスケジュールなのかはわかりませんが、文化祭直後すら視野に入っている模様。若さあふれるスケジュールですな!それと「文化祭の後Hするにはいつがベストか」という表題やめてくれ(笑)結局悩んで3日後で落ち着きそうになったのですが、なんだかんだで答えは出ず。そう、やっぱりことりの都合もありますしね。そしてもう一つ、頭になかった勘案事項が…
 
 
僕達は知ってしまった13-2
Hする場所がない


 これは盲点。お互い実家暮らし。ことりの家は家族がいるし、雪斗の家も親がいないとはいえ、兄が家を死守しています。結果友達の家とかまで視野に入ってくるのですが、それで良いのか。大切な初めてを、友達の家で。しかも初めてなんだから血が出て汚しちゃう可能性だってあります。これもまた、計画練り直し…。高校生の初エッチまでの道のりは、長く遠いのです(マジで雪斗の体感ものすごく長そう)。


~名プロデューサーナツメ~
 しかしそんな雪斗に思わぬ追い風が。二人の友達であるナツメが、気を利かせて二人を自分の部屋に呼び出し二人っきりのシチュエーションを作るのでした。しかもことりは学園祭のコスプレで着替えていた途中で、服がはだけて半裸状態。これは十代男子としては耐えられない状況。。。あれ、ちょっと待ってください、ことりの格好がナツメプロデュースであるのはもちろんですが、雪斗の今の姿もナツメによってプロデュースされたものです。そう、あのドキメモのヒカルをイメージしたもの。その二人が抱き合って…
 
 
 
僕達は知ってしまった13-3
あー、これは完全にコスチュームプレイですねぇ



 二人の格好にくわえて、場所までプロデュースしてしまおうとするナツメさん。やっぱりあなたが一番食えないやつですわ。でもこの二人のことですから、きっと未遂で終わるんだろうなぁ。もう1巻くらいこのネタで引っぱってくれたら、馬鹿馬鹿しすぎて本当に心から尊敬します(笑)こういうネタを面白可笑しく描けるのって、Cheese!ならではだと思いますし。14巻の二人の様子も、見逃せないものになりそうです。


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コメント

いつも丁寧な更新ありがとうございます。

この作品は、各キャラが愛すべき存在で大好きですが、
ことりと雪斗が簡単に一線を越えられないのもとても好感が持てますね。
男の子って女の子の知らないところでいろいろ悩んでいるんだなぁと、
青少年の主張を学んだり笑ったりしながら読んでいます。

いづきさんの今回の表現で面白かったのが、
「(雪斗の)兄が家を死守」
っていうところです!!!
オトナなようで子どもっぽいところもある神出鬼没なお兄ちゃん、
これからも目一杯(いい意味で)邪魔してほしいです。

私としては、(雪斗の)お兄ちゃんとナツメちゃんがいつかくっつくんじゃ
ないかと思うのですが・・・
いづきさんはいかがですか?


From: yuki * 2012/03/31 00:18 * URL * [Edit] *  top↑

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