作品紹介→生徒に興味なし!超絶放任主義教師の教育新スタイル!:瀬川藤子「VIVO!」1巻
瀬川藤子「VIVO!」(2)
自分のことは自分で決めんの!
■2巻発売です。
文字通り「人は人」「自分は自分」を生きる男・ナカムラ。なぜか高校教師を1年間務める羽目になるけれど、ナカムラは変わらずナカムラのまま。なのに周囲では勝手に問題が起こったり…。生徒には生徒の、先生には先生のジジョーがあります。
~人は変わらず環境は変わる~
2巻発売しています。相変わらず緩い。そしてナカムラの変わらなさもすごい。なんてどうしてもナカムラばかりに目が行ってしまいますが、何気にこの作品に登場するキャラクターで、登場してからその性格・資質に変化があった人って誰一人としていないです。これこそがこの作品の一貫したテーマというか、揺るがない核となる部分。変わらなくても良いじゃない、もし居心地が悪かったとしても、ならば居場所を作ってあげれば良い。その象徴となるのが、ナカムラが顧問を務める「架空物具現化構想同好会」であり、その部室であるのです。
そんな「変わらない」ことで共通している彼らですが、さらにもう一歩突っ込むと、多くのキャラクターが「期待からの逃げ」という経験を共有していることに気がつきます。例えば住吉さんは、“普通に学校に通うこと”ということ、蓮田くんであれば“絵を描くこと”への期待、そして今回初登場の蒔田さんは“バレーでの活躍”…。それに加え、今回エピソードとして収録されていた中で、ナカムラを教師への道へ巻き込んだ井崎先生もまた、そんな経験をしていました。

元々良家のお嬢様で、“良家の子女”としての生き方を期待されていた彼女は、ナカムラとそのお爺さんに焚き付けられ、それらを全て投げ打って家出。結果勘当され、今に至ります。一番まともというか、ナカムラ達とは最も遠いところにいるように見えた井崎先生ですが、根底では彼らとつながっているんですね。そして彼女にとっての「部室」が、今のナカムラの家になります。バラバラの性格のキャラクターたちが登場している本作ですが、描かれていることは至ってシンプル。逃げたいもの、曲げられない自分、そして逃げ帰れる場所。その3つがそれぞれ違う形で描かれ、「無理に変わらなくてもいいんだよ。逃げたっていいんだよ。大丈夫。」そんなメッセージを伝えてくれています。
~こういう性格の悪い子は現実に存在するのか~
さて、先にもちょこっと名前を出しましたが、彼らの元にまた一人仲間が加わりました。蒔田弥生、1年。クセの強さは他のキャラとも同じではあるのですが、どちらかというと静けさのある彼らと異なり、うるさいうるさい。彼女の登場が、良い方向へ転がると良いのですが、果たして。とりあえず住吉さんは若干の拒否反応を示していますが、導入でこういう反応あるってのは割と良い事だと思うんですよね。見て分かる形で彼女が変わる瞬間を見ることができるかもしれません。なんて住吉さんにとって直近の懸念事項は蒔田さんではなく、蓮田君目当てで部室に勝手に通うようになった…

田辺真由さん
はい彼女、女主人公の学園ものによく登場する、典型的な性悪オンナでございます。分かりやすいほどのヒール。男性には色目を使って、同性にも仲良さげに近づくも基本的には自分の利益主義。もう定番と言ってよい程にこの手のキャラって登場してくるのですが、こういう子って実際多くいたりするのでしょうか?私はご存知の通り男性なので、女性のこういった面はあまり見えてこない位置におりまして。もし本当に、しかも結構な数いるとしたら怖いなって。あー、でも自分の場合ターゲットになることすらないから関係ないか(悲しい納得)。
■購入する→Amazon

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文字通り「人は人」「自分は自分」を生きる男・ナカムラ。なぜか高校教師を1年間務める羽目になるけれど、ナカムラは変わらずナカムラのまま。なのに周囲では勝手に問題が起こったり…。生徒には生徒の、先生には先生のジジョーがあります。
~人は変わらず環境は変わる~
2巻発売しています。相変わらず緩い。そしてナカムラの変わらなさもすごい。なんてどうしてもナカムラばかりに目が行ってしまいますが、何気にこの作品に登場するキャラクターで、登場してからその性格・資質に変化があった人って誰一人としていないです。これこそがこの作品の一貫したテーマというか、揺るがない核となる部分。変わらなくても良いじゃない、もし居心地が悪かったとしても、ならば居場所を作ってあげれば良い。その象徴となるのが、ナカムラが顧問を務める「架空物具現化構想同好会」であり、その部室であるのです。
そんな「変わらない」ことで共通している彼らですが、さらにもう一歩突っ込むと、多くのキャラクターが「期待からの逃げ」という経験を共有していることに気がつきます。例えば住吉さんは、“普通に学校に通うこと”ということ、蓮田くんであれば“絵を描くこと”への期待、そして今回初登場の蒔田さんは“バレーでの活躍”…。それに加え、今回エピソードとして収録されていた中で、ナカムラを教師への道へ巻き込んだ井崎先生もまた、そんな経験をしていました。

元々良家のお嬢様で、“良家の子女”としての生き方を期待されていた彼女は、ナカムラとそのお爺さんに焚き付けられ、それらを全て投げ打って家出。結果勘当され、今に至ります。一番まともというか、ナカムラ達とは最も遠いところにいるように見えた井崎先生ですが、根底では彼らとつながっているんですね。そして彼女にとっての「部室」が、今のナカムラの家になります。バラバラの性格のキャラクターたちが登場している本作ですが、描かれていることは至ってシンプル。逃げたいもの、曲げられない自分、そして逃げ帰れる場所。その3つがそれぞれ違う形で描かれ、「無理に変わらなくてもいいんだよ。逃げたっていいんだよ。大丈夫。」そんなメッセージを伝えてくれています。
~こういう性格の悪い子は現実に存在するのか~
さて、先にもちょこっと名前を出しましたが、彼らの元にまた一人仲間が加わりました。蒔田弥生、1年。クセの強さは他のキャラとも同じではあるのですが、どちらかというと静けさのある彼らと異なり、うるさいうるさい。彼女の登場が、良い方向へ転がると良いのですが、果たして。とりあえず住吉さんは若干の拒否反応を示していますが、導入でこういう反応あるってのは割と良い事だと思うんですよね。見て分かる形で彼女が変わる瞬間を見ることができるかもしれません。なんて住吉さんにとって直近の懸念事項は蒔田さんではなく、蓮田君目当てで部室に勝手に通うようになった…

田辺真由さん
はい彼女、女主人公の学園ものによく登場する、典型的な性悪オンナでございます。分かりやすいほどのヒール。男性には色目を使って、同性にも仲良さげに近づくも基本的には自分の利益主義。もう定番と言ってよい程にこの手のキャラって登場してくるのですが、こういう子って実際多くいたりするのでしょうか?私はご存知の通り男性なので、女性のこういった面はあまり見えてこない位置におりまして。もし本当に、しかも結構な数いるとしたら怖いなって。あー、でも自分の場合ターゲットになることすらないから関係ないか(悲しい納得)。
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