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Tag [オススメ] 2012.04.06
■3月は出張あったりしたのですが、出張明けの方がむしろ更新出来ないというまさかの展開。レビュー数も少なかったですねぇ。ということで若干の縮小版、5作をお届けです。


1.山川あいじ「やじろべえ」2巻
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…1巻では若干推しきれなかった所があったのですが、今度は全力プッシュです。多感な年頃、難しい環境下で育った女の子が出会い見、感じる全てが物語に落とし込まれています。こういう作品を読めることができるのは、幸せなことだと思うんです。




2.やまもり三香「ひるなかの流星」2巻
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…2巻も相変わらず面白い!ブレイク必至の本作を読まずして今年の少女漫画は語れない…なんて強気なこと言ってしまっていいですか?主人公だけでなく、脇役たちの恋がまた素敵なんです。彩りが鮮やかに進む青春物語から、目が離せません。




3.リカチ「明治緋色綺譚」2巻
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…腰を据えた連載化によって、先を見据えた物語展開が出来るように。即ちストーリーに深みが出るという。登場人物たちの背景が多く描かれた2巻は、1巻とはまた違った景色で二人の関係を眺めることができました。




4.酒井まゆ「シュガーソルジャー」1巻
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…りぼんの人気出る作品ってこういうのを言うのかなって、なんとなく。日陰者根性が染み付いた、意外とスペック高い女の子の青春奮闘物語。後ろ向きだけどとっても前向きなヒロインの頑張りを見ると、ついつい応援したくなるんですよね。続きが楽しみな新作が、またりぼんから登場しました。




5.楠田夏子「グレイロマンス」
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…楠田夏子という名前をご存知ないのであれば、是非とも覚えておくべきですとも。講談社KISSが送り出す実力派作家さんの短編集。叶わぬ恋、切ない別れ…苦みを伴う想いの中に浮かぶ、ほんの少しの仄かな甘みがたまりません。


 
■その他オススメタグを付けた作品&オススメ続刊
あきづき空太「ヴァーリアの花婿」
瀬川藤子「VIVO!」2巻
日生マユ「放課後カルテ」1巻
麻生みこと「そこをなんとか」6巻
会田薫「梅鴬撩乱-長州幕末狂騒曲-」2巻

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From:  * 2012/04/14 23:03 *  * [Edit] *  top↑
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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。