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Tag [続刊レビュー] 2012.04.28
作品紹介はこちら→末次由紀「ちはやふる」
5巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》末次由紀「ちはやふる」5巻
6巻レビュー→肉まんくんこと西田くんとは何なのか…《続刊レビュー》「ちはやふる」6巻
7巻レビュー→最後の壁は誰になるのか、というお話《続刊レビュー》「ちはやふる」7巻
8巻レビュー→我らが詩暢サマに異変!?:末次由紀「ちはやふる」8巻
9巻レビュー→みんなとするから、かるたは楽しい:末次由紀「ちはやふる」9巻
10巻レビュ-→リベンジのためには、太一の成長は必須だった:末次由紀「ちはやふる」10巻
11巻レビュー→殻を破ってまた頼もしく:末次由紀「ちはやふる」11巻
12巻レビュー→それぞれの想いがぶつかる全国大会:末次由紀「ちはやふる」12巻
13巻レビュー→クイーンへのこだわりと、他人本位:末次由紀「ちはやふる」13巻
14巻レビュー→かるたは音を感じる競技:末次由紀「ちはやふる」14巻
15巻レビュー→良い意味で『スラムダンク』的であったように思う;末次由紀「ちはやふる」15巻
関連作品レビュー→「ハルコイ」「クーベルチュール」




1106133410.jpg末次由紀「ちはやふる」(16)


また
かるたしようね



■16巻発売しています。
 高校かるた選手権団体戦を制した千早たち瑞沢高校。優勝の余韻もそこそこに個人戦がスタート!各階級ごとにそれぞれが新たな戦いに臨む中、指を負傷して医者に出場を止められてしまった千早はなんとしても勝ち上がり、新と戦いたい。しかし、その前にクイーン・詩暢が立ちはだかり…!?



〜個人戦がスタートして浮き彫りになる個々の想いとこれから〜
 団体戦が終わり、個人戦がスタート。しかし肝心の千早はまたしても手負いの状態で試合に臨むことになります。個人での優勝をかけた戦いは次回以降に持ち越し。となると、描かれるのは個々人の心境の変化であり、成長のきっかけであり。のっけからすごい告白がきましたよ。物語の様々な面に大きく影響を与えてくるであろう、新の…
 

ちはやふる16−1
東京へ出る決意


 遂に来たかという感じではありますが、こうも堂々と宣言されるとは。千早ではなく、こうして直接太一に面と向かって言い放った新の真意は多くを読み取ることができませんが、こう言い放たれた太一の方は気が気ではなく。さてどうしますか、真島先輩。千早を巡る恋愛戦線において、太一が唯一新に勝っていたものは、絶対的な距離の近さでした。そしてその距離の近さが効いてくるのが、団体戦という共通の目標を見据えた中での切磋琢磨に支え合い。しかし今回の新の宣言、そして団体戦での優勝という二つの出来事によって、彼のアドバンテージは一気に削がれる可能性が出てきました。幸い新が上京を目指しているのは、大学進学のタイミング。というわけでXデーまでまだ時間はあるわけですが、逆に言えばそれまでに千早をものにしないとちょっと厳しいんじゃないのかな、と。難攻不落の鈍感城に住む千早を、なんとか攻め落として欲しいものです。やっぱり新より、太一の方が好きなんですよね、個人的には。新と千早というカップルだと、天才同士の組み合わせという感じで見てしまうのですが、太一と千早だとありそうな凸凹カップルで親しみやすいというか。
 

〜腐らない肉まんくんの強さ〜
 個人戦は階級別になっているので、各々熱い戦いを繰り広げたようです。そしてこういう時に決まって苦い想いをするのが、肉まんくん(もう完全に本名忘れた)。脇役故の辛い所ではありますが、それでも彼なりの良さを見せてくれました。新と当たり、圧倒的な実力差を見せつけられての敗北。こてんぱんにやられたときって、悔しいとかみじめって感情はあんまり出てこなくて、もう完全に心が折れるというか、無気力な放心状態に陥ることがおおいじゃないですか。自分の野球の時の経験ですが。それでも肉まん君は、決して腐ることなく…
 

ちはやふる16−2
だからいやなんだ強いやつ
勝ちたくなるから
がんばんなきゃいけなくなるから


 まず驚いたのが涙を流していたということ。惨めさ、くやしさ、どちらにせよこの戦いに未練があり、かつここから這い上がろうという気持ちがしっかりとあることの現れです。最初のイメージは、どちらかというと諦めの早い選手って感じだったのですが、意外と熱いハートの持ち主なんですよね、彼。追いかけても届かないかもしれないほどの実力差を見せつけられてもなお、強くなりたいと思えるこの向上心。腐らない肉まん君、本当に泥臭くてカッコいいです。



〜16巻の詩暢様〜
 16巻は表紙に詩暢様がおられるということで、個人的に非常に満足なんですが(千早のポーズで全てかき消されてるけど)、作中にも多々登場しており、全編通してとても満足度が高かったです。特に切なさや嬉しさという方向で、はじめて人間的な感情を見せてくれたあのシーン。まさか涙が見られるとは。このシーンについてはあれこれ語るのも野暮ってもので、もし読んでいない方は実際にお読みになって堪能していただければ。名前が登場した「さとこちゃん」、再び登場することはあるのでしょうかね。


〜太一ついにA級昇格なるか〜
 さて、お話は最初の話題に戻りまして、太一です。新と詩暢という大注目のカードではなく、まさかの自分のB級決勝戦を見にきてくれた千早。これはもしかしたら…!?と思わせつつ、「今いちばん大事なのは太一がA級になること」と、やっぱりかるた絡みの発想で、結局どういう風に太一を思っているのかな、なんて。とりあえず太一の心は乱されるわけですが、そんな太一の様子を見て喜んだ人物が一人…


ちはやふる16ー3
同じく昇級を懸けて臨む見知った顔・ヒョロ君


 あー、えーっと。いやいや、一番気負ってるのお前だから


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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王国の子
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稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




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小森羊仔「シリウスと繭」(1)
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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