作品紹介→*新作レビュー*南波あつこ「隣のあたし」
2巻レビュー→近くにいる者が勝つという、シンプルな構図 《続刊レビュー》「隣のあたし」2巻
3巻レビュー→仁菜はこんなに成長してるってのに、京介は…《続刊レビュー》「隣のあたし」3巻
4巻レビュー→三宅君は期待以上の働きをしてくれたと思うんだ:南波あつこ「隣のあたし」4巻
5巻レビュー→よし、三宅君をヒーローにしよう!:南波あつこ「隣のあたし」5巻
6巻レビュー→お風呂上がりの女の子のいい匂いっぷりは異常:南波あつこ「隣のあたし」6巻
7巻レビュー→よし、これを最終回にしよう!:南波あつこ「隣のあたし」7巻
8巻レビュー→ついに訪れたこの時…:南波あつこ「隣のあたし」8巻
9巻レビュー→気づけばダメ男大集合の最終盤!:南波あつこ「隣のあたし」9巻
関連作品レビュー→南波あつこ「スプラウト」
南波あつこ「隣のあたし」(10)
そして
今
隣にいてくれる
■10巻発売、完結しました。
京介との幼いころの思い出と、三宅と笑い合って過ごした日々…。1人になって、大好きな2人への気持ちを見つめる仁菜。それぞれの想いが交錯する中で、仁菜が選んだ“隣”とは…!?せつない想いがキラキラの青春に変わる、感動の最終巻!
〜勝訴!〜
10巻にて完結しました。1巻からレビューしている作品で、2桁巻数で完結するまで追いかけた作品てもしかしたらこれが初めてかもしれません。なんだかんだで、毎回本当に楽しませてもらいました。そしてもちろん10巻も、めちゃくちゃ盛り上がりましたとも。
予想に反して最後まで三宅くん、そして京ちゃんのどちらにするか揺れていた仁菜。三宅君と別れた時点で、完全に京ちゃんルートに突入したと思っていたのですが、9巻ではむしろ三宅くんに分があるのではないかとすら思えるような描かれ方でした。完全にフラットな状態。この引っぱり方はまさに絶妙と言う他ありません。そんな中、ついにどちら寄りかを匂わせる発言が。それは、「え、突然どうした?」と心配になるほどに突如ヒステリーを起こした結衣子に対して放ったこの言葉から…

もう1回
片想いから始めます
もう一度、三宅くん相手に片想いから。初めてのキスも、離れたくないと思ったのも、たくさん笑顔をくれたのも、思い返せば全部三宅くんでした。卒業式、京ちゃんに背中を押されるようにして三宅くんを追いかけます。そして伝えた想いの丈。お互い相手の笑顔を願いつつも、想いが強すぎて結果ふたりとも涙まみれであったのがとても印象的でした。
〜三宅くんの勝因は?〜
三宅くんは散々かませ犬っぽさを出しつつも、最後はきっちりと結果を出してくれました。ここでちょっと、彼の勝因を考えてみましょう。物語序盤・中盤の流れ的に、相手役筆頭はどう考えても京ちゃんでした。けれども京ちゃんがあまりにもダメ男であったこと、また仁菜を一向に笑わせられない(=全然楽しい雰囲気にならない)ということで、自らその芽を潰してしまった感があります。
またかませ犬的ポジションということで言えば、三宅くんと結衣子がいるわけですが、互いに「最終回付近で適当にあてがわれる恋人役」が不在であったことも大きかったのかもしれません。三宅くんに関して言えば本当に誰もいない状況。結衣子には元さやの久米川先輩がいますが、彼も京ちゃんに負けず劣らずのダメ男で、元に戻すにはちょっと厳しいという。なんというか、消去法で三宅くんが残りましたよってな、ちょっと残念な感じなんなんだろう…。ともあれ脱・かませ犬ということで、本当に嬉しいです。
〜でも表紙は…〜
最終的に仁菜が選んだのは三宅くん。しかし表紙はこれなんですよねぇ…。しかも満面の笑み。もうね、これ見た時「やっぱり京ちゃんか…」と思ったわけですよ。いやいや、まぁネタバレしちゃったらマズいしね、うん。ネタバレ防止のための予防策かと思っていたのですが、三宅くんとつき合うことになって、めでたしめでたし後、裏表紙折り返しも…

おいいいいいいいいい!そこは三宅君にして欲しかった…。結局彼氏になったのに、最終巻カラーで2ショットを描かれることはついぞなかった三宅くん。どこまでもかませ犬の匂いを纏い不遇っぷりを際立たせる三宅くんだったのでした。らしいっちゃらしいですね。
〜「スプラウト」がドラマ化らしいです〜
さて、そんな中南波あつこ先生の作品である「スプラウト」がドラマ化との情報が飛び込んできました。ビックリです。一番最初に思ったのは「え、分量的に大丈夫?」ということなのですが。ヒロインは森川葵ちゃん(知らない)で、草平役はHey!Say!JUMPの知念くんだそうです。個人的には隣のあたしの方をドラマ化して欲しいです。って中学生の恋愛は色々と難しいのか…。なんだかんだ見ることになりそうなのですが、果たしてどんなドラマになるのでしょうか。楽しみというか、とりあえず興味深いですです。
■購入する→Amazon
2巻レビュー→近くにいる者が勝つという、シンプルな構図 《続刊レビュー》「隣のあたし」2巻
3巻レビュー→仁菜はこんなに成長してるってのに、京介は…《続刊レビュー》「隣のあたし」3巻
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7巻レビュー→よし、これを最終回にしよう!:南波あつこ「隣のあたし」7巻
8巻レビュー→ついに訪れたこの時…:南波あつこ「隣のあたし」8巻
9巻レビュー→気づけばダメ男大集合の最終盤!:南波あつこ「隣のあたし」9巻
関連作品レビュー→南波あつこ「スプラウト」

そして
今
隣にいてくれる
■10巻発売、完結しました。
京介との幼いころの思い出と、三宅と笑い合って過ごした日々…。1人になって、大好きな2人への気持ちを見つめる仁菜。それぞれの想いが交錯する中で、仁菜が選んだ“隣”とは…!?せつない想いがキラキラの青春に変わる、感動の最終巻!
〜勝訴!〜
10巻にて完結しました。1巻からレビューしている作品で、2桁巻数で完結するまで追いかけた作品てもしかしたらこれが初めてかもしれません。なんだかんだで、毎回本当に楽しませてもらいました。そしてもちろん10巻も、めちゃくちゃ盛り上がりましたとも。
予想に反して最後まで三宅くん、そして京ちゃんのどちらにするか揺れていた仁菜。三宅君と別れた時点で、完全に京ちゃんルートに突入したと思っていたのですが、9巻ではむしろ三宅くんに分があるのではないかとすら思えるような描かれ方でした。完全にフラットな状態。この引っぱり方はまさに絶妙と言う他ありません。そんな中、ついにどちら寄りかを匂わせる発言が。それは、「え、突然どうした?」と心配になるほどに突如ヒステリーを起こした結衣子に対して放ったこの言葉から…

もう1回
片想いから始めます
もう一度、三宅くん相手に片想いから。初めてのキスも、離れたくないと思ったのも、たくさん笑顔をくれたのも、思い返せば全部三宅くんでした。卒業式、京ちゃんに背中を押されるようにして三宅くんを追いかけます。そして伝えた想いの丈。お互い相手の笑顔を願いつつも、想いが強すぎて結果ふたりとも涙まみれであったのがとても印象的でした。
〜三宅くんの勝因は?〜
三宅くんは散々かませ犬っぽさを出しつつも、最後はきっちりと結果を出してくれました。ここでちょっと、彼の勝因を考えてみましょう。物語序盤・中盤の流れ的に、相手役筆頭はどう考えても京ちゃんでした。けれども京ちゃんがあまりにもダメ男であったこと、また仁菜を一向に笑わせられない(=全然楽しい雰囲気にならない)ということで、自らその芽を潰してしまった感があります。
またかませ犬的ポジションということで言えば、三宅くんと結衣子がいるわけですが、互いに「最終回付近で適当にあてがわれる恋人役」が不在であったことも大きかったのかもしれません。三宅くんに関して言えば本当に誰もいない状況。結衣子には元さやの久米川先輩がいますが、彼も京ちゃんに負けず劣らずのダメ男で、元に戻すにはちょっと厳しいという。なんというか、消去法で三宅くんが残りましたよってな、ちょっと残念な感じなんなんだろう…。ともあれ脱・かませ犬ということで、本当に嬉しいです。
〜でも表紙は…〜
最終的に仁菜が選んだのは三宅くん。しかし表紙はこれなんですよねぇ…。しかも満面の笑み。もうね、これ見た時「やっぱり京ちゃんか…」と思ったわけですよ。いやいや、まぁネタバレしちゃったらマズいしね、うん。ネタバレ防止のための予防策かと思っていたのですが、三宅くんとつき合うことになって、めでたしめでたし後、裏表紙折り返しも…

おいいいいいいいいい!そこは三宅君にして欲しかった…。結局彼氏になったのに、最終巻カラーで2ショットを描かれることはついぞなかった三宅くん。どこまでもかませ犬の匂いを纏い不遇っぷりを際立たせる三宅くんだったのでした。らしいっちゃらしいですね。
〜「スプラウト」がドラマ化らしいです〜
さて、そんな中南波あつこ先生の作品である「スプラウト」がドラマ化との情報が飛び込んできました。ビックリです。一番最初に思ったのは「え、分量的に大丈夫?」ということなのですが。ヒロインは森川葵ちゃん(知らない)で、草平役はHey!Say!JUMPの知念くんだそうです。個人的には隣のあたしの方をドラマ化して欲しいです。って中学生の恋愛は色々と難しいのか…。なんだかんだ見ることになりそうなのですが、果たしてどんなドラマになるのでしょうか。楽しみというか、とりあえず興味深いですです。
■購入する→Amazon