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Tag [続刊レビュー] 2012.08.24
作品紹介→10年越しの恋の駆け引き:天乃忍「ラストゲーム」1巻



1106176913.jpg天乃忍「ラストゲーム」(2)


…いーよ もう
どこまでも付き合いますよ



■2巻発売しています。
 打倒九条を誓い苦節10年、ライバル心がいつしか恋心に変化した柳。大学生になり九条にプロポーズまがいの事を言ってしまうが、九条の反応は!?そんな時、天文サークルに入った九条と柳の前に、九条狙いのイケメンが現れ!?
 
〜2巻発売です〜
 結構前になりますが、既に2巻発売されています。今年の新作の中でも、結構上位に入る一作だと思うのですが、早くも2巻登場ですか。刊行数的にも良い感じでございますね(年末のランキング本などを睨んでの発言)。さて、小中学から高校、大学とずっと追ってきた1巻ですが、2巻はずっと大学生活がメインとなります。元々3話完結予定であった事情を考えるとこの流れは当然ではあるのですが、どう転がして行くのか注目でもありました。
 
 作中での活動のベースとなるのは、大学という大きな枠ではなく、もう少し小さな、サークル活動というフィールドに絞られてきます。1巻にて登場した藤本さんに誘われて、天文サークルに入った九条さん。もちろん柳は、それを追いかけるようにして天文サークルに。ここでまさかの天文ネタが…と思いきや、そういうネタはあまり出て来ず、所謂大学のゆるいサークルの雰囲気のままに学園生活が描かれていきます。私は大学でサークルに入っていなかったので、どういう雰囲気なのか未だによく知らないのですが、どんなイベントがあるですかね?普通に飲みに行ったりとかはありそうですが、文化祭参加とか。天文部という枠組みなので、割と自由に様々なイベントを起こせそうなのは良い感じ。期待の合宿なんてイベントも待っているようですね。


〜2巻は九条さんがとにかく羨ましく思えた〜
 さて、1巻ではとにかく柳の浮かばれなさが目立ちましたが、2巻に入っても基本的には扱いは変わらずでございます。10年かけてようやく「友達」というポジションに上り詰めた(?)彼は、その後も積極的にアプローチを仕掛けますが、尽くスルーされてしまいます。これだけ反応なかったら辛いだろ。拒絶ならまだしも、悪意のないスルーって結構堪えますよ。やっぱり柳ってドMだわ。そしてそんな彼に同情の念を禁じ得ないわけですが、2巻に限って言えば、彼への同情よりもむしろ、九条さんへの羨望が先行しました。
 

ラストゲーム2−1
 一言で言えば、九条さんめっちゃ柳に守られてるやないすか!羨ましい!って感じです。なんででしょうか、大学に入ってからの柳は素直に恋を自覚している分、変に九条につっかかったりしないからなのか、それ以前に比べて王子様感が出てるんですよね。基本的に「アホで無垢な九条を守ってやらなくちゃ」ってスタンスで。事あるごとに、彼女について回って守ってあげる。過保護か!ってくらいのこの必死さが、すごく羨ましいんです。サークルにまで追いかけて入部してきちゃうんですよ!?これが不細工な男がやったら完全にストーカーになるわけですが、柳だから許されるんでしょうけども。


〜汗かいて焦るシーンが好き〜
 九条さんは相変わらず無表情なことが多いですが、それでもたまに表情に変化を見せる事があります。基本多いのは、ちょっと嬉しくて笑う…みたいな。これらは言ってみればお話の見所の一つとして描かれるわけですが、個人的にはむしろこっちの表情の方がグッと来るぞ…と
 
 
ラストゲーム2−2
あせあせ
 

 「日常」の桜井とか結構好きなのですが、ちょっと不安げに汗かいちゃう様子がたまらなくキュート。動じないキャラが動じた時の表情って、なんだかとっても貴重で、愛おしく思えてきません?しかもこの照れとか焦ったりでの汗発動は、決まって藤本さん絡みでのシーン。柳はこの表情は作れないんですよ!(だからどうした) …なんて思いながら読んでるのは私だけだったりするのでしょうか?きっと同じ事思って読んでいる人がいるはず。3巻ではこの表情の大ゴマでの描写を切望致します。

 
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かくかくしかじか
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レビュー
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王国の子
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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