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2012.09.04
1106154687.jpg水野美波「虹色デイズ」(1)


明日も
明後日も
その先も
楽しみです



■夢見がちな妄想男子・夏樹、チャラくて女好きの智也、いつもニコニコ実はドSな恵一、空気読まないマイペースオタク・剛。なんだかいつも一緒にいて、楽しい毎日。生まれて初めて彼女ができた夏樹は、初めて迎えるクリスマスに心踊らせていたけれど、智也と恵一から「やめておいた方がいい」と止められて…。恋に友情に勉強…は置いておいて、高校生男子4人がお届けする、お騒がせな日常!

 「青春トリッカーズ」(→レビュー)の水野美波先生の新連載でございます。個性的な仲良し男子高校生4人が贈る、学園コメディ。「青春トリッカーズ」も男子たちの学園生活を描いたコメディとなっていましたが、こちらのその流れを受け継ぐ作品と言って良いでしょう。今回メインを構成するのは、クラスの仲良し4人組。主人公は、身長が小さくて女系家族で育った夢見る男子・夏樹。この度初めて彼女ができて、浮かれ中。そんな彼と仲良しなのが、とにかく女好きで暇さえあれば声をかけている智也に、ニコニコ優しそうだけどその実ドSでとても昼間じゃ言えないようなことを趣味にしている恵一、そしてクールで空気の読めないオタクの剛。4者4様、それぞれ違った個性を持つ4人が、恋に勉強に友情に奔走する、ドタバタコメディでございます。


虹色デイズ1−1
主人公は基本的に弄られキャラです。割と終始こんな感じ。


 男子高生達の日常を描く作品と言えば、アニメ化もされた「君と僕」など割と人気のジャンル。女性向け媒体でもオタク向け雑誌を中心によく見られます。どちらかというと恋愛控えめで、友情やドタバタ感をメインで描く内容が多いです。一方こちらは掲載誌が別冊マーガレットということで、恋愛要素がバリバリと投入される展開。位置付け的には、同じターゲット層で連載していた「メンズ校」(→レビュー)や、「青春攻略本」(→レビュー)のような所になるでしょうか。
 
 とはいえ水野先生は先生の趣味が出ているのかオタク色強めで、キャラクター付けはだいぶ濃い味。また作中にも普通にコスプレイヤーが出てきたり、「ゆるゆり」なんて単語が出てきたりと、読んでの印象的にはオタク向け作品と純正少女漫画用のそれとの中間位置にいるような感じ。ドSの恵一くんなんかも、なかなかいないであろうキャラクターだったり、全体的に割と異色な雰囲気なのですが、それを良しとするか違和感を感じるかは、読み手が普段どのような作品を読んでいるかによって変わってきそうです。別マって感じがしないのですが、果たして…と思っていたら、本誌では既に最終回を迎えているようで、2巻完結となりそうです。うーむ、もっと見てみたかった。
 

虹色デイズ
もちろんちゃんと恋愛もしていますよ!このぎこちない恋愛模様がなんとも心地よいです。


 個人的にはこの手の作品は大好物なので、非常に楽しく読めました。気弱な主人公が無口なヒロインに恋をして、周りを巻き込んでてんやわんやという安定感のあるネタ回し。いじられ役というか、アホという印象が強いのですが、とりあえずかわいい。そしてそんな彼を大らかな気持ちで受け入れる(恋愛的でなく)相手役の杏奈ちゃんがまた素敵。そして脇を固めるチャラ男の智也と、男嫌いでツバ吐きまで披露してしまうぶっ飛び少女のまりちゃんの組み合わせもいとをかし。


【男性へのガイド】
→こういうので見せる男子高生の日常は、非日常ですから。あたりまえですが。女性向け感強めではありますが、恋愛パートは行けるのでは、と。
【感想まとめ】
→「青春トリッカーズ」でもそうでしたが、ノリがよく比較的早いテンポで物語が進んで行くので、読みやすさは抜群。絵も安定していますし、この手のお話がお好きな方には迷いなくオススメできる作品です。


作品DATA
■著者:水野美波
■出版社:集英社
■レーベル:別冊マーガレットコミックス
■掲載誌:別冊マーガレット
■既刊1巻
■価格:400円+税


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かくかくしかじか
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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