作品紹介→かわい千草「101人目のアリス」
4巻レビュー→クレアの魅力がついに大爆発:かわい千草「101人目のアリス」4巻
5巻レビュー→クレアさんさすがです:かわい千草「101人目のアリス」5巻
かわい千草「101人目のアリス」(6) 
ありがと
オレの才能信じてくれて
■6巻発売しました。
「君はヴァイオリンで一番になれる」ヴィックが異母兄弟・マックスを任すために自分を利用したと思い込み、傷ついたアリス。しかし混乱した彼を目覚めさせたのは、ライバル・マックスの言葉だった。「君は、本物だ」…仲間に励まされ、自分を見つめるアリスは、もう一度ヴィックと向き合うことを決意する…。
〜実に1年以上ぶりの新刊です!〜
久々の新刊ですよ。なんと1年1ヶ月ぶり。毎度のことながら内容を覚えておらず、都度都度読み返すという(笑)5巻では、アリスが頑張る原動力となっていた幻のバイオリン“Margo”が見つかり、さらにヴィックがマックスの異母兄弟であることが判明と、非常に大きな動きのあった回でした。6巻ではどれほど大きく動いてくるのか…と思いきや、アリスを取り巻く物語は思いの外すんなりと良い方向へと動いて行きます。
〜イイ子すぎるアリスだが、そんな上手くいくはずないだろうに〜
ヴィックが真実を隠していたことに対してアリスは激昂。しかし彼が自分の才能を評価していたことは嘘ではないと分かると、アリスはその怒りをやる気へと変換。ヴィックとの蟠りはなくし、本格的にレッスンに取り組むようになります。同時にジルコフ教授の特訓や、将来有望な生徒が出るというヴェルダ音楽祭への参加と、一気に追い風が吹いてきます。6巻開始時の不穏な空気はどこへやら。雰囲気的にはあと1〜2巻尾を引いてもおかしくないくらいだったのですが、どうしてこうなったのでしょう。その原動力となったのは、他でもないアリスのその行動そのものにあります。
ヴィックの家族関係については「興味がない」で通し、騙していたことそのものについては、「自分の才能を評価してくれていたから」と消化。先生に対してもやる気をしっかりとアピールするし、マックスとヴィックとの兄弟関係にも首を突っ込み仲直りに執心し。一言で言うなら、物わかりの良い教科書的な「イイ子」なんです。けれども感じるのは、「よかったよかった」という感覚ではなく、明らかに違和感なんですよ。なんていうか、もっとアリスはわがままで、自分のことばかり考えていて欲しいというか。良い意味でも悪い意味でも「子供」あ印象なんですよね。この、一旦場を収めるために、で無理矢理押さえ込まれた感が、読んでいてすごかった。正直、「こんな上手く事が運んでいいのだろうか(いや、ない)」的に思っていたのですが、あとがきにて…

※バレーボール=アリス
ああ、やっぱり…。どうやら今は順調さの絶頂のようです。これが一気に落ちるってんですから、いやぁ7巻恐ろしい。読んでみたいような、読んでみたくないような…。今から読むの怖いってなかなかですよ(笑)アリスが無事であることを祈ります。
〜クレアが友達思いのステキな紅一点に〜
さて、7巻で一気に落ちるであろうアリス。実は彼以外にも、脇役達がそれぞれに不満や不安要素を抱えています。それぞれが悪い状態にいると、復活の機会がなかなかなくなってしまうのですが、そこは紅一点のクレアに期待したいところです。今までも要所要所で良い働きをしてきた彼女。今現在の不安要素もこれと言ってなく、非常に頼もしい存在なのですが、ここにきて更に、非常に友達想いの一面を見せるようになってきました。
今回ヴィックに騙されていたことに落ち込んでいるアリスを見るや、その悩みをごくごく自然に聞き出して…

ヴィックに電話してこれ
今までのアリスだったら、このへんはスルーして当然ってくらいのイメージです。それが今や自ら首を突っ込み、友達を想ってあげるという。これ、アリスが自然に話したって感じなのですが、クレアって自らそういう雰囲気出していて、引き出したと言っても同然。こういう雰囲気の人っているんですよね。なんでも話せちゃう、みたいな。しかも無闇にそのことは他人に話さない、気遣いも出来たりするものだから、もう素敵。また彼女、一緒につるむメンバーだけでなく…

マックスにも
クレアの真意は正直様々ありそうで、現時点でコレとは言えないのですが、単純にマックスに興味があるのか。マックスに話しかけるには、それ相応の音楽の実力がないと話しかけにくいものなのですが、クレアはその辺もしっかりクリア。基本空気読めるのですが、時に敢えて空気を読まない時があったりと、本当に動ける人です。テオ、ヴィック、アリス、そしてマックスと、主要な生徒達相手に自由に動くことができる彼女が、不穏な空気漂う7巻で躍動してくれるのではないかと、期待が膨らみます。てか何より彼女が好きなので、活躍してくれたらそれだけで嬉しいっていう、一ファンとしての期待感でしかないのですが(笑)
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5巻レビュー→クレアさんさすがです:かわい千草「101人目のアリス」5巻

ありがと
オレの才能信じてくれて
■6巻発売しました。
「君はヴァイオリンで一番になれる」ヴィックが異母兄弟・マックスを任すために自分を利用したと思い込み、傷ついたアリス。しかし混乱した彼を目覚めさせたのは、ライバル・マックスの言葉だった。「君は、本物だ」…仲間に励まされ、自分を見つめるアリスは、もう一度ヴィックと向き合うことを決意する…。
〜実に1年以上ぶりの新刊です!〜
久々の新刊ですよ。なんと1年1ヶ月ぶり。毎度のことながら内容を覚えておらず、都度都度読み返すという(笑)5巻では、アリスが頑張る原動力となっていた幻のバイオリン“Margo”が見つかり、さらにヴィックがマックスの異母兄弟であることが判明と、非常に大きな動きのあった回でした。6巻ではどれほど大きく動いてくるのか…と思いきや、アリスを取り巻く物語は思いの外すんなりと良い方向へと動いて行きます。
〜イイ子すぎるアリスだが、そんな上手くいくはずないだろうに〜
ヴィックが真実を隠していたことに対してアリスは激昂。しかし彼が自分の才能を評価していたことは嘘ではないと分かると、アリスはその怒りをやる気へと変換。ヴィックとの蟠りはなくし、本格的にレッスンに取り組むようになります。同時にジルコフ教授の特訓や、将来有望な生徒が出るというヴェルダ音楽祭への参加と、一気に追い風が吹いてきます。6巻開始時の不穏な空気はどこへやら。雰囲気的にはあと1〜2巻尾を引いてもおかしくないくらいだったのですが、どうしてこうなったのでしょう。その原動力となったのは、他でもないアリスのその行動そのものにあります。
ヴィックの家族関係については「興味がない」で通し、騙していたことそのものについては、「自分の才能を評価してくれていたから」と消化。先生に対してもやる気をしっかりとアピールするし、マックスとヴィックとの兄弟関係にも首を突っ込み仲直りに執心し。一言で言うなら、物わかりの良い教科書的な「イイ子」なんです。けれども感じるのは、「よかったよかった」という感覚ではなく、明らかに違和感なんですよ。なんていうか、もっとアリスはわがままで、自分のことばかり考えていて欲しいというか。良い意味でも悪い意味でも「子供」あ印象なんですよね。この、一旦場を収めるために、で無理矢理押さえ込まれた感が、読んでいてすごかった。正直、「こんな上手く事が運んでいいのだろうか(いや、ない)」的に思っていたのですが、あとがきにて…

※バレーボール=アリス
ああ、やっぱり…。どうやら今は順調さの絶頂のようです。これが一気に落ちるってんですから、いやぁ7巻恐ろしい。読んでみたいような、読んでみたくないような…。今から読むの怖いってなかなかですよ(笑)アリスが無事であることを祈ります。
〜クレアが友達思いのステキな紅一点に〜
さて、7巻で一気に落ちるであろうアリス。実は彼以外にも、脇役達がそれぞれに不満や不安要素を抱えています。それぞれが悪い状態にいると、復活の機会がなかなかなくなってしまうのですが、そこは紅一点のクレアに期待したいところです。今までも要所要所で良い働きをしてきた彼女。今現在の不安要素もこれと言ってなく、非常に頼もしい存在なのですが、ここにきて更に、非常に友達想いの一面を見せるようになってきました。
今回ヴィックに騙されていたことに落ち込んでいるアリスを見るや、その悩みをごくごく自然に聞き出して…

ヴィックに電話してこれ
今までのアリスだったら、このへんはスルーして当然ってくらいのイメージです。それが今や自ら首を突っ込み、友達を想ってあげるという。これ、アリスが自然に話したって感じなのですが、クレアって自らそういう雰囲気出していて、引き出したと言っても同然。こういう雰囲気の人っているんですよね。なんでも話せちゃう、みたいな。しかも無闇にそのことは他人に話さない、気遣いも出来たりするものだから、もう素敵。また彼女、一緒につるむメンバーだけでなく…

マックスにも
クレアの真意は正直様々ありそうで、現時点でコレとは言えないのですが、単純にマックスに興味があるのか。マックスに話しかけるには、それ相応の音楽の実力がないと話しかけにくいものなのですが、クレアはその辺もしっかりクリア。基本空気読めるのですが、時に敢えて空気を読まない時があったりと、本当に動ける人です。テオ、ヴィック、アリス、そしてマックスと、主要な生徒達相手に自由に動くことができる彼女が、不穏な空気漂う7巻で躍動してくれるのではないかと、期待が膨らみます。てか何より彼女が好きなので、活躍してくれたらそれだけで嬉しいっていう、一ファンとしての期待感でしかないのですが(笑)
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