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Tag [続刊レビュー] 2012.11.10
作品紹介→椎名軽穂「君に届け」
9巻レビュー→爽子の告白などに関して思うことを少々…《続刊レビュー》「君に届け」9巻
10巻レビュー→ひとつの区切り、新たなスタート《続刊レビュー》「君に届け」10巻
11巻レビュー→くるみちゃんの魅力:椎名軽穂「君に届け」11巻
12巻レビュー→いやいや、あなたこそ、良いパパだっ!:椎名軽穂「君に届け」12巻
13巻レビュー→制服×海辺砂浜×二人で=最高:椎名軽穂「君に届け」13巻
14巻レビュー→座った距離と心の距離:椎名軽穂「君に届け」14巻
15巻レビュー→終わらせて、やっと始まる:椎名軽穂「君に届け」15巻
16巻レビュー→それぞれが思い悩む冬:椎名軽穂「君に届け」16巻




1106195647.jpg椎名軽穂「君に届け」(17)


お前の選択はな
正しい!!
実に立派!!
一生貫け!!



■17巻発売しました。
 プレゼント交換の時に部屋を飛び出した千鶴と、その後を追う龍。一方、ケントは茂木とカラオケボックスで偶然で会い、あやねのことを聞く。そしてすれ違いが続く爽子と風早は、2人きりの帰り道で…!?6人の想いが大きく動く、クリスマスパーティー開始!!
 

〜季節ずれずれですが〜
 17巻発売です。作中ではクリスマス真っ盛り!って17巻発売が9月で、連載は真夏っていうから季節のアンマッチっぷりがすごいです。そしてこのまま行くと、恐らく1周回って季節が追いつくっていう。学園モノの少女マンガは特に卒業、夏休み、クリスマス、バレンタイン、学園祭なんていうイベントに見せ場が到来しがちで、どうしてもその期間の描写が多くなってしまうのですが、なんか久々にそれの典型的な例を目の当たりにして、ちょっとした喜びみたいなものを感じてしまいましたよ。
 
 さて、それだけ時間がかかっているということは、裏を返せばそれだけ時間をかけて登場人物の心情変化・心情描写に時間を費やしているということでもあるわけで。かけた時間に見合うだけの、様々な関係の変化が生まれております。


〜最後まで自分の立ち位置を守ったピン〜
 主要の女性キャラクター3人がそれぞれに進展を見せた17巻ですが、個人的に最も取り上げておきたかったのは、何といってもあやね。これまでピンとケントという濃い二人が相手役候補だったわけですが、ついに今回結論が…
 
 
君に届け17−1
ケントでした


 ずっとケントを推してきた(というか、ピンはありえないと言ってきた)身としては嬉しい結果。ただ、あやねにシフトして以降のケントはなんか別人のようで、単体のキャラとしてはあんまり得意ではないです(笑)この二人、この先どうやって愛を育んで行くのか、楽しみです。
 
 ケントがピンを出し抜いたわけではなく、二人ともちゃんと同じ場に居ました。条件はイーヴン。ケントとピン、その身の振り方一つで結果は大きく変わったと思われますが、迎えた結果はこの通りでした。ケントはトイレで自分の感情を爆発させて、茂木くんを殴るまでの行動に出ます。とにかくあやねのことを想い、全てを投げ打つ覚悟で彼女にアタック。後先考えないこの行動は、言ってみれば子供っぽさが感じられるものではありますが、一方でとにかくあやねの事を思っての行動なわけで。どちらかというと大人っぽく振る舞い、“つくす”恋愛をしてきた印象のあるあやねにとっては、この全力で想いを傾けてくれるこの行動というのは、まさにニーズにガチッとハマるものだったのではないかと思います。無理に大人っぽくする必要もないですしね、やっと自然なスタイルで行けるというか。


君に届け17−2
 一方ピンは、そんなケントをなだめ、茂木もフォロー。終始大人の対応をします。何気にずっとこの立ち位置を死守してきたピンですが、今回当事者側に組み込まれそうになりながらも、それでもブレることはありませんでした。私が「ピンはありえない」と言ってきたのは、子供達を見守る縦の存在=大人の存在が、この物語の魅力を引き立てる一つになっていて、その最たる例がピンだと感じていたから。もしこれでピンがあやねと…なんてなったら、物語のバランスが崩れてしまいかねない!…なんて本気で思っていたり。ピン推しの人、周りでも多かったのですが、こればっかりはなかなか賛同出来なかったという(笑)いやーだからですね、要するに個人的に17巻で一番格好良かったのは、ピンだったということですよ!(強引なまとめ) 


〜17巻にして初キッス!〜
 さて、そんなあやね達の影で、爽子と風早はついにはじめてのキスを…!17巻にしてやっとですよ!そんでもって道端で!しかしこれ、またしても爽子からのアプローチ。そしてそれすらも拒否しかねないという風早のヘタレっぷりが際立ったシーンでございました。なんてあの態度も、直前にピンに言われた「一生貫け」って所に起因しているような気もしなくもないですが…。
 ロマンチックに17巻終了。きっと18巻では赤面しまくりの爽子と風早がいるのでしょう。あー、そういうの見てからかうあやねとちづの姿が目に浮かぶ…。はい、そういうシーン大好物です。もう今から楽しみで仕方ないですね。


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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王国の子
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レビュー
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シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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