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Tag [新作レビュー] [オススメ] 2012.11.24
1106218079.jpg瀬川藤子「お嫁さんは神様です」(1)


清四郎さんは
サクヤが守ります



■仲良し夫婦の清四郎とサクヤ。毎日を平和に幸せに過ごしていますが、サクヤには一つだけ人と違うことがあって…。それは、サクヤは神様であること。気づいたら宙に浮いていたり、怒ったら雷が本当に落ちたり、強風が吹き荒れたり…けれどもそれ以外は、器量よし家事よし愛情よしの本当にステキな奥さんなんです。

 マッグガーデンのBEATSシリーズということで、所謂電子書籍媒体に掲載されていた作品になります。BEATS自体は男女特にターゲットを設けることなく運営されているようなので、厳密に女性向けレーベルとは言いがたいところはあるのですが、瀬川先生の「VIVO!」(→レビュー)がとても面白かったこと、そして本作も非常に自分好みであったことからご紹介したいな、と思いまして、こうしてレビューをお届けしております。
 
 物語で描かれるのは、とある新婚夫婦のちょっと騒がしい日常。主人公は、町の郵便局で働く真面目な青年・清四郎。真面目で穏やか。とにかく“普通”で“いい人”を絵に描いたような彼の毎日の楽しみは、結婚したばかりのお嫁さん・サクヤと一緒に過ごすこと。非常に穏やかな性格で、いつも笑顔が絶えないサクヤは、清四郎のことが大好き。仲睦まじいことこの上ないこの夫婦で、普通であれば実に平穏な日常を過ごすはずが、何かと彼らの周りは騒がしい…。というのも、サクヤには一つだけ、普通の人とは違う所があるのです。それは、彼女が神様であるということで…というお話。
 

お嫁さんは神様です1−1
 「神様と結婚」というとなかなかすごい設定のように思えますが、正確には神様そのものというよりは、人間の体を依代にして下界に下りてきているようなイメージ。そのため、サクヤは神様と同じような能力(嵐を呼んだり、宙を飛んだり…)を使い、神様としての記憶を保持していたりしますが、普通に人間の親がいて、戸籍上も人間として生活しています。そんな彼女の周りを騒がせるのは、彼女の早とちりな性格でもあり、彼女と同じように神様としてこの世に生きる人たち。特に彼女の姉や、神様界での旦那様などはトラブルメーカーで、毎度お騒がせを…。
 
 神様だなんだと言っていますが、ベースとなるのは仲睦まじい夫婦コメディです。基本的に穏やかな2人が中心におり、友達や肉親も楽天家が多いことから、物語の雰囲気は非常に朗らかで楽しげ。なんとなくイメージが近いのは、芳文社などである日常4コマみたいな感じ。ものすごく安心感があって、読んでいてとっても楽しい気持ちになります。こういう雰囲気大好きなんですよねー。
 

お嫁さんは神様です
 プッシュポイントを1つに絞るとしたら、とにもかくにもサクヤの可愛らしさに尽きると思います。旦那さんのことが本当に好きで、好きで、好きで。普段は穏やかながら、彼のことになると途端に慌てたり怒ったり。基本笑顔で、時折違った表情を覗かせるその様子がどこまでも愛らしいのです。ちょっとお人好しすぎてドジることもあるのですが、それもまたいいよね!と。また彼女の姉(戸籍上はつながっていませんが、神様としては姉妹)も、ネガティブ可愛くてこれまた素敵なのです。良い感じで脱力した神様新婚コメディ、面白いのでご興味のある方は是非ともご賞味あれ。
 

【男性へのガイド】
→元々女性向けという設定のない作品ですので、男性でも。
【感想まとめ】
→雰囲気がすごく良かったです。仲睦まじい夫婦の様子をみてによによしたい方は是非とも。


作品DATA
■著者:瀬川藤子
■出版社:マッグガーデン
■レーベル:MGC BEATSシリーズ
■掲載誌:コミックBEATS
■既刊1巻
■価格:571円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
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