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2012.12.12
1106232471.jpgこのマンガがすごい! 2013


…レビューもろくに書かず、度々のお知らせで申し訳ないです。


このマンガがすごい!2013
昨日発売になりました、「このマンガがすごい!2013」のオンナ編の選者に、今年も参加させて頂いております。例年通り5作品を選定の上、手短ではありますがコメントを添えております。ご興味のある方は是非ご覧ください。今年も選んだ作品のうち、3作がランクインしていました。しかしまさか1位に選んだ作品が、他に誰もチョイスしていないとか…。

 今年のオンナ編1位は大方の予想通りという感じでしょうか。とはいえインパクト先行の作品が1位になることは今までの流れではあまりないことだったので、快挙と言えば快挙なのかもしれません。戦前の予想と結果については、ランキング発表後しばらく経ってからにしようかと思っています。年末か年明けにでも、総評というか、あれこれコメントを書けたら、と思います。
 
 毎度言っているのですが、こういうムック本のランキングそのものは、「話題作り」以上でも以下でもないのかな、なんて思っています。出版サイドからすればマーケティングの武器になりますが、そうではなくて。ランキングを見て「クソだ」「良かった」なんてTwitterを見てみるとたくさんの呟きが。これだけ話題になるものって、良くも悪くもマンガ周りではそうそうないと思うので、それだけで充分なんじゃないかと思います。絶妙なのは、突っ込み所のある、けれどもそれなりに納得感のあるランキングってことなんでしょうけども。あ、ちなみにガイド本として見るのならば、ランキングではなく、選者レベルで好みの合いそうな方を見つけ出して…って方が効率よいかと思います。


■「現実では絶対使わないだろ」ってなる漫画の台詞17個
 ガジェット通信「ガジェまん」の記事『「現実では絶対使わないだろ」ってなる漫画の台詞17個』に一部コメント協力させて頂きました。こちら肩の力が抜けた、ちょっとおバカ系のネタ記事となっております。バトル漫画はそもそも「バトルしてる」って状況が現実離れしているのですが、少女マンガの恋愛もそうなのかもしれませんね。こちら休み時間にでもいかがでしょうか。

 
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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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