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Tag [続刊レビュー] 2013.01.22
作品紹介→10年越しの恋の駆け引き:天乃忍「ラストゲーム」1巻
2巻レビュー→守られてるのに気づかないこのもどかしさ:天乃忍「ラストゲーム」2巻
作者他作品紹介→流れる季節に想い重ねて、切なく眩しい恋をした:天乃忍「夏のかけら」




1106238007.jpg天乃忍「ラストゲーム」(3)



よかった
柳とは
ずっとこんな風にいたいもの



■3巻発売しました。
 天文サークルで新人歓迎合宿へ行くことになった九条と柳。事故キスしたことを意識しまくる柳をよそに、九条は無防備な態度ばかりで…。天体観測に向かう途中、柳は九条の気持ちを確かめようとするが、突然の雨で遭難して…一夜を共に!?
 

〜牛歩すぎてムズムズ…〜
 3巻発売ですよー。表紙はイケメン二人と、なかなか絵になりますね。両方とも恋愛運に恵まれない残念なイケメンということで、大好きですとも。クールに決めていますが、本編ではお二人共に、2巻同様あたふたしています。でもやっぱり、不憫さで言ったら俄然柳の方でしょうか。九条さんとの恋愛模様は本当にむずむずするほどゆっくりで、相も変わらず不憫かわいい。
 
 今回も様々な九条の無自覚な振る舞いやハプニングに巻き込まれ、そのたびに一気一憂…。どうも動いている九条さんを相手にすると、どうしてもその余裕がなくなってしまうようです。だったらば、動いていない所でどうだ、とこんなシーンをピックアップ。森で迷い、二人で一夜を明かす(これ少女マンガでめっちゃ多いパターンですけど、まずないですよね)のですが、そこでの一幕。眠った九条を見つめて、これがおとぎ話なら王子様のキスで目が覚めるなんて思った後に
 
 
ラストゲーム3-1
早く起きろよ
眠り姫



 これはきもすぎる(断言)。なんかこのシーン、片恋の切なさを表しているように見えて、こんな台詞飛び出しちゃうあたり、もうお前片想い楽しみすぎだろ、と。こんなん片想いしている自分のポジションを、それなりに受け入れちゃって、自分の中で消化しちゃってるからこそ出る台詞だと思うんですよ。なんていうか、片想いなりの余裕というか。片想い期間が長過ぎたのか、そこにやきもきした気持ちは感じられず、束の間の幸せを享受するような感覚ばかりがそこに。王子様のキスでお目覚め…なんておとぎ話のような展開は、まだまだ訪れることがなさそうです。てかこの王子、お姫さまとキスしたら多分死ぬ。


〜それでもこの中では一番目の柳〜
 二人の表向きの関係性はなかなか進展していませんが、その内側では徐々に変化が。特に目立つのが、九条さんの恋の萌芽。あれ、こんなにかわいかったっけ?って感じに、まだ知らぬ感情に戸惑う姿が愛らしいのです。この無自覚さが災いして柳は苦しんでいるわけですが、着実に心は掴んできているよ!例えば現在の日々を愛おしむモノローグでも…
 

ラストゲーム3−2
柳が一番最初


 しおりちゃんよりも前に名前が出てきました!そして相馬くんはエトセトラ…うーん、不憫。まぁまだあんまり登場してないですしね、これからですこれから。あからさまな態度ももちろん可愛くてニヤニヤできるのですが、こんな風に何気なく落とし込まれる言葉や仕草からもニヤニヤできるっていう。


〜必要性があるからいるんですよね?〜
 なんとなく恋心は抱きはじめている九条さんですが、冷静に考えた時に「彼氏はいらない」とのこと。その理由は、必要性がわからないから、と。元々理屈っぽいというか、理路整然と論理的に生きてきた彼女ですから、メリットがわからないものについては興味を示しません。やることは逆に言えば、彼女にとって“必要性が感じられるもの”なわけで。だとしたら
 
 
ラストゲーム3−3
 こんな風に、風邪の柳の側にもうちょっといるのだって、きっと九条さんにとって必要性のあることだからなんですよね?
 
 
 終始ニヤニヤの止まらなかった3巻。このまま行っちゃえば、次あたりで成就だって可能です。けれどもそれじゃあ相馬くんの活躍の場がありません。彼にはもうちょっと場をかきまわしてもらって、柳の男らしい所とか、優しい所とか、落ち込む所とか見せてもらわないと…。さて4巻ではどうなることやら…



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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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レビュー
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シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
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BEARBEAR
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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