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Tag [続刊レビュー] 2013.05.10
作品紹介→ほのかな恋心を纏い織り成す高校青春群像:イシノアヤ「三等星のスピカ」1巻




1106265983.jpgイシノアヤ「三等星のスピカ」(2)


安心しろ
背 向けてて見えねぇから



■2巻発売しました。
 腰越高校野球部は3年生が引退。1年生の拓巳と哲郎は、レギュラー目指してさらに練習に励む。しかし補習の恐怖が…?そして武藤さんを本格的に意識し始めた拓巳、始めての哲郎との文化祭にときめく山根さんの恋の行方は?
 

〜意外とちゃんと野球部してる〜
 2巻発売しております。青春の1ページを切り取ったような短いお話が積み重なる本作、1巻を読んだ時点ではそこまで野球の匂いを感じていなかったのですが、2巻では野球部の匂いがより強くなったような印象がありました。
 
 これまで名前も出てこなかったような野球部のメンバー達のちょっとしたエピソードが語られるようになったのが大きいのでしょうか。やっぱり野球ってチームスポーツなので、構成されるメンバーの顔や中身が分かっていた方が、よりチームとしてイメージしやすいというか。印象としては、「ザワさん」に近いかもしれません。野球というよりは、野球部まわりのちょっとしたお話を描くあたりが印象として近いのかな、と。ただ捕手にコンバートされた竹田先輩のお話は、なんとなく「おおきく振りかぶって」の匂いを感じなくもなく。要するに、しっかりと野球部漫画になっているよ、と。


〜それでも気になっちゃう山根さんの恋心〜
 野球部について冒頭語ることになりましたが、むしろ俄然気になっているのは1巻から引き続き、写真部の山根さんです。親戚(いとこではないらしい)の哲郎に恋をするも、近すぎるがゆえに素直になれず、恋は一向に進展せず。そんなところでやきもきしている彼女の姿が、とにかくかわいいのです。今回もこんなに可愛い姿を見せてくれました…
 
 

三等星のスピカ2−1
敬老の日におばあちゃんの家へ行くのにめちゃくちゃおめかし(哲郎に会えるかもしれないから)




三等星のスピカ2−2
哲郎につけてもらった絆創膏にニヤニヤ




三等星のスピカ2−3
そして何といっても、おんぶですって



 なんていうか、純情すぎて眩しい…!誰にも言えない恋だからこそ、毎日会えるはずの学校でもろくにアプローチできず、会えるともわからない敬老の日にとびっきりのオシャレをして向かっちゃうこの健気さ。つけてもらった絆創膏を大切に取っておいちゃうって、むしろ童貞くさいというか、中学生みたいな純情さです。こんなに純情だからこそ、彼女の浴衣姿を哲郎に見せてあげたかった所なのですが、最後おんぶしてもらえたから良いか。浴衣姿に関して言えば「罪悪感から誘えなかった」なんて宣っていますけれど、山根さんのことだから絶対あの一件がなかったとしても誘えなかったんじゃなかろうか。そして誘ってもいないのに、偶然出会えることを期待しているこの感じ。なんだか懐かしいですね(かつての自分もこんな感じだったような)。
 
 というわけで非常に魅力的だった山根さん、紛うことなきこの作品のヒロインでございますとも。てか何気に表紙でも、帯でも、山根さんフィーチャーなんですよね。帯では彼女の心情を描いたものになっていますし、表紙は8コマ中、実に4コマが山根さんという。青春群像という形態は取っていますが、その中でスピカのようにひと際輝いて見えるのは、やっぱり彼女。彼女の恋が報われて、幸せいっぱい噛み締めながら、それでも素直になれない山根さんの姿が、見たい見たい!


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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