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Tag [続刊レビュー] 2013.05.16
1106265551.jpg弓きいろ/有川浩「図書館戦争 LOVE&WAR」(11)



…まずは前提として
生きててもらわないと困るのよ…!



■11巻発売しました。
 ついに茨城美術県展攻防戦が開幕!!銃撃戦で仲間が次々と負傷していく中、郁は初めて人を撃ってしまう。動揺する郁に堂上が…!?戦闘終了後、さらに新たな危機が図書隊を襲う!!
 

〜映画「図書館戦争」を観てきました〜
 「図書館戦争」久々のレビューですが、その前に、まずはついこの間見に行った映画のお話でも…。堂上役がV6の岡田君、郁訳が榮倉奈々さんと、身長的にはバッチリのキャスティング、個人的に岡田君は好きなので、ちょっと期待して見に行って参りました。このキャスティングは、ダ・ヴィンチの投票でダントツの1位だったみたいですね。
 
 ストーリーを話すとネタバレになってしまうので割愛しますが、とりあえず前評判に違わぬ派手な銃撃シーンが繰り広げられておりました。途中撃ちすぎて笑いました(笑)ただ銃撃戦を延々繰り広げても間延びしてしまうので、物語後半は人数を絞っての白兵戦。ここでの岡田君無双が凄かった。次々と襲い来る敵を相手に苦戦しつつも倒し続ける見事なアクション。正直強すぎてここでもまた少し笑ってしまうという(笑)全体的に原作の世界観を壊さないように作られている印象だったのですが、ここだけは岡田君のサービスカットなのかな、と。

 さて、その他特に印象に残ったのは、何といっても玄田隊長と柴崎さんでございます。玄田役は橋本じゅんさんが演じており、サイズから「ちょっとイメージと違うかな?」なんて思っていたのですが、大事なところでカッコいい事するんですよ、これが。ポジションで言えば、「海猿」シリーズでの時任三郎でしょうか。また本作を見るちょっと前に、「二都物語」という舞台でおちゃらけた役をやっていた印象が強かったので、ここでのシリアスで頼りがいのある男らしい役柄が、余計に新鮮に映ったというのもあるかもしれません。
 
 柴崎さんを演じたのは栗山千明さん。正直そこまで興味のある女優さんじゃなかったのですが、柴崎役が思いの外ハマリ役で、もうメロメロでしたとも。元々栗山千明さんをイメージして創られたキャラということで、それも至極納得なのでした。メガネ姿とかちょっと良かったです(フェチ)

 それとキャスティングでは、悪役で鈴木一真さんが起用されていたのも個人的にはポイント高し。イビョンホンと鈴木福くんをミックスしたような印象のある、独特のカッコ良さと胡散臭さがある方ですが、「ライアーゲーム」のヨコヤ役といい、妙に悪役がハマるんですよね。今回も清々しいほどに悪役で、ニヤニヤしつつ観てしまいました。


〜先輩に恵まれしっかり成長しています〜
 さて、だいぶ長々と映画の感想を書いてしまいましたが、そろそろ本編に戻りましょう。本編は、茨城での戦闘を迎えようとしている頃。まずは茨城県立図書館に出動した郁が、今までと違う一面を見せたのがとても印象的でした。これまではどちらかというと、班の一番下っ端で、周囲にサポートされる形で自分らしさを発揮しているイメージが強かった郁ですが、ここではタスクフォースの一員ということで、一目置かれた存在となります。これまでとは違い、上に立っての立ち居振る舞いが自然と求められるように。こういう時って戸惑ったり、内面が変な風に出てなかなか理想の先輩でいれなかったりするものですが、郁はすんなりと「憧れの先輩」見事に立ち回ってみせるんですよね。
 

図書館戦争10−1
後輩に対しては優しく



図書館戦争10−2
そして仲間を守るため、敵には厳しく



 これまでの郁であれば、感情が先走って後先考えず暴走気味になってしまっていたと思うのですが、今回は実に大人らしい対応。特に敵を脅す時のやり口は、これ以上ない賢いやり方でした。この振る舞いについて郁は「隊長、堂上教官、小牧教官に柴崎のやり方を真似た」と言い放つわけですが、これを見て改めて「先輩、仲間に恵まれているなぁ…」と。また単に近くで見ているだけでなく、いざ守られた経験があるからこそ、身に染みてそのすごさがわかっているんじゃないのかな、と。隊長も堂上も柴崎も、みんな郁を守るために、それらのスキルを発揮します。そして守られたことで、自らもそのやり方を学び、いざ自分が守る番になったら、しっかりそれを発揮することができる。なんて素晴らしい環境でしょう。彼女は社会人3年目ということですが、この歳でここまでできれば大したものだと思います。なんかみんなちゃんと仕事してて、すごいですよね。
 
 またこの一件に関しては、直前に親とやりあったというのもあるかもしれません。この職業に反対する母に対して、あそこまで強く出れたのも隊長や堂上に「守られている」という安心感みたいなものがあったからこそなのかな、と思います。また後の、業務部への脅しに関しても、父親から認められたことで、一人立ち出来たというか、後輩を「守る」意識が出来たんじゃないかな、という印象がありました。10巻後半はまさに郁無双とも言うべき展開でしたが、これは実はこうなって然るべきだったのではないかと、振り返って思うのでした。


〜柴崎さんと手塚の恋の行方は?〜
 11巻で一番カッコ良かったのは何といっても玄田隊長でした。そしてその後の折口さんとのやりとりも、もうね、ステキすぎて何も言えねぇって感じですよ。とにかく愛の形がオンリーワンすぎて。もう絶対に揺るがないじゃないですか、この二人。そんでもって折口さん、若干ツンデレっていう可愛らしさ。
 
 そしてそんな二人を横目に、着々と良い感じになりつつあるのが、手塚と柴崎さんなわけで。結局この二人の話題かいって感じですが、この二人もまた非常に私好みで、かつお似合い。本気具合はわからないものの、何気にメインキャラ二人にフラレているってのも、ツボをくすぐる共通点ですよね。10巻では、柴崎を想ってわざわざ芸能人のサインを貰いにいくという微笑ましいエピソードが描かれていましたが、今回は本編と相まって、一転シリアスに。茨城での電話でのやりとりについて、手塚と少し言い争いになった際に、
 
 
図書館戦争11−1
今まで見せなかった、柴崎さんの涙が


 これは若干不意打ち気味で、驚きました。いや、たぶん一番驚いてるの、手塚なんでしょうけども。10巻で言っていた郁の「柴崎の弱い部分」が出た感じでしょうか。女の武器というと聞こえが悪いかもしれませんが、これは破壊力大でございます。これ以上ないってぐらいの使いどころですよね。さすが、この後の切り替えは早かったものの、手塚には少なからずショックを与えたようで、これがこの後二人の関係に良いように作用してくると良いですね。こんなの、柴崎さんがちょんと手塚の腕をひっぱればくっつきそうなものの、多分彼女の性格だから、余程のことが無い限り動かないんじゃないかなって気もします。(もうくっつく前提ですが)これからどういう風に二人の仲が進展していくのか、引き続き楽しみです。
 

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