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Tag [新作レビュー] 2013.05.20
1106271661.jpgさよならポニーテール「星屑とコスモス」


わたし
もう1つ夢増えたよ



■みぃな、なっちゃん、あゆみんの3人は、一緒にバンドを組んでいる仲良しクラスメイト。ちょっと不思議なこの街で、3人の日々は流れていく。時折切なくて、時折胸キュン、そしてとっても眩しいスクールデイズ!!

 さよならポニーテールの3冊目のマンガ単行本でございます。1冊目、「きみのことば」(→レビュー)をご紹介した際に、さよならポニーテールについても併せてご説明しておりますが、人前には一切姿を現さない、CDを出したりマンガを出したりする、謎のポップグループでございます。今回、2ndアルバム「青春ファンタジア」されたタイミングで本作も発売になっており、表題作「星屑とコスモス」は「青春ファンジア」の収録曲にもなっています。ちなみに「星屑とコスモス」すごい良い曲です。
 

星屑とコスモス
 今回本家では、メンバー追加がされていますが(目立つ所ではボーカルの女の子2人加入)、「星屑とコスモス」ではこの2人は登場しません。これまでのレギュラーメンバーであった、みぃな、なっちゃん、あゆみんの3人をベースに、メガネくんが登場するのみでございます。2冊目の単行本「小さな森の大きな木」はかなりファンタジックでクセのある物語で取っつきにくかったのですが、今回は3人の学園生活がベースとなっており、比較的読みやすいな、という印象がありました。それと、これも掲載誌ゆえなのか、どこか少女漫画的な雰囲気が全編に渡って漂っています(それでも少女漫画的ではないけれど)。


 物語は全部で9話が収録。ちょっと不思議な世界観というのは相変わらずではあるのですが、先にも書いた通り、全てがみぃな達の生活圏内での出来事かつ、ファンタジックな要素が殆ど登場しない物語もあり、これまでの作品に比べて間口は格段に広くなった印象。メンバー加入と共に、段々と現実ベースに寄って来たということなのか、はたまた本作がそういうコンセプトで描かれただけなのかはわかりませんが、相変わらず色々な面を見せてくれます。2話目の「なっちゃんのドキドキ恋予報」なんて一切ファンタジックな要素が登場しないですからね。なっちゃんが一番現実路線ではあるのですが、こういうのもありなのか、とおどろきました。
 
 物語の幅も豊富。他愛の無い日常を描いたものから、ファンタジックな要素を落とし込んでしっとりと感動的に描き上げるもの、そして恋愛色を前面に出して胸キュンさせるものまで…。個人的に一番のお気に入りは、「あなたに☆めりーくりすます」でしょうか。3人の良い感じの掛け合いを序盤に持ってきて、中盤にこの世界ならではの幻想的な風景を描き出して、最後に恋愛で締める。この流れ、バランスが絶妙な。この1話だけで「さよならポニーテール」の魅力がそこそこ分かるようになっているんじゃないかな、と思います。
 

星屑とコスモス1−1
 あとは、あゆみんメインの「あゆみんのぼんやり日和」もお気に入り。こちら、あゆみんメインで描かれてはいるのですが、話の中で一番ステキなのは実はなっちゃんっていう。なっちゃん好きとしては嬉しい限り。


 ちなみにお値段は、大判とはいえ1286円+税と強気の設定。とはいえ「きみのことば」でも書いたと思うのですが、これはあくまでファンがメインで購入する類いのものだと思うので、これくらいでも別に問題ないのです。もちろん新規で読んでも良いとは思いますが、入り口はマンガよりも音楽の方が良いかもしれないですね。そして音楽を聞きながら本作を読む、と。そうそう、今回同じタイミングで発売になった「青春ファンタジア」ですが、すごい良かったです。これまでの曲に比べてメロディが格段にキャッチーといいますか。正直「新メンバー加入とか…」なんてネガティブに受け取っていたのですが、新メンバーも全く違和感無かったです。一時に比べてだいぶ話題は収まってきた来た感はありますが、引き続き素敵な楽曲を生み出してくれていますよ!


【男性へのガイド】
→さよポニファンって男性と女性、どっちが多いんでしょう。ファンなら買い、という位置付けでしょうか。
【感想まとめ】
→今回はややこぢんまりした世界で繰り広げられましたが、小さいおかげでメインキャラ3人により迫る内容となっており、良かったです。少女漫画のエッセンスもしっかり取り入れておりました。


作品DATA
■著者:さよならポニーテール
■出版社:集英社
■レーベル:—
■掲載誌:別冊マーガレットほか
■全1巻
■価格:1286円+税


■購入する→Amazon

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