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Tag [新作レビュー] 2013.05.31
1106265688.jpgシタラマサコ「セーラーズエンジェル」(1)


セ…セーラーズエンジェル


■困っている生徒を命懸けで救う噂の部…。その名も「セーラーズ エンジェル」!!奇人変人あふれる橋田壽賀高校を舞台に、3人のエンジェルたちが事件をかいけ…悪化させる!!放課後負け組ガールズたちの、青春こじらせショートギャグ!

 秋田書店月刊プリンセスののギャグ枠が単行本化。橋田壽賀高校に入学した日和は、これといった取り柄もない地味な女の子。高校入学を機に、「私だけの輝きを手に入れる!」と高校デビューを決意した日和ですが、あろうことか「セーラーズエンジェル」とかいうわけのわからない部活に目をつけられ、熱烈スカウトをされてしまいます。熱意に負けた日和は、結局入部することに。名目上は、困っている生徒を命をかけて救うこと…しかしその実態は、他人のトラブルに首を突っ込み、事態を余計悪化させる迷惑な部…。報われない部長、可愛くて食いしん坊な副部長、そして地味な日和の3人で構成されるセーラーズエンジェルは、今日も行く!

 またとんでもなくくだらない(褒め言葉)マンガが登場しました。月刊プリンセスで初掲載されてから、実に4年間かけて単行本化した本作。作者はシタラマサコ先生って、別マのギャルジャポンの先生ですね。ギャルジャポンはキャラが圧倒的に出オチっていう豪腕系のギャグですが(下記で試し読みできます)、こちらは一転地味な女の子がヒロインです。
 
 ■ギャルジャポン試し読み


 高校デビューを目論むものの、ワケの分からない集団に引き込まれ、トラブル続きの毎日を送るという、巻き込まれ系ギャグ。トラブルメーカーの筆頭は、今日日珍しいワンレンの部長。考え方が極端で、下心にまみれていて、かつアホという救いようのない彼女。正直まず自分を救ったら?なんて思うわけですが、そういう人ほど他人を救いたがったりするもの。しかもそのやり方がアホウかつ豪快なので、ついつい周りを巻き込みがち。


セーラーズエンジェル
基本好き放題やってるんですが、なぜかソレが裏目に出て、厄災が自分に降りかかるというパターン。


 部長がこんな人なので、ヒロインは基本的に突っ込み役になるわけですが、時折ネジが飛んで巻き込む側になったりもします。ヒロインもツッコミ頑張っているのですが、濃すぎるキャラ達の前ではどうしても負けがちで、キャラ同士がお互いに食い合っている感すら。
 
 メインキャラに通じているのは、思い描いていたような高校生活を送れず、悩んでいるということでしょうか。そんな中にワケの分からないキャラ達が投入され、話が転がっていくというもの。勢いの割には、その後ろにちょっとした物悲しさが見え隠れしていて、哀愁を誘います。シュール路線で力んで空回りみたいな印象があるのは、狙ってのことなのか。勢いこそ全然違いますが、根っこの部分、系統としてはたぶん「稲中卓球部」あたりが近いんじゃないかと思います。


【男性へのガイド】
→男性誌の笑いのエッセンスは多分に取り込まれていると思いますが、それゆえにあえてこちらを、という強みはないかもしれません。
【感想まとめ】
→正直感想になっているのかわからないですが、とにかく書きやすくて、書き始めからこの時点でトータル8分くらいしか経っていません。ネタ的に好みは別れるところかと思いますが、そう刊行ペースも早くない一期一会な単行本ですし、気になった方はちょいと手に取ってみては如何でしょうか?個人的には、潔い分ギャルジャポンの方が好みかなぁ…。


作品DATA
■著者:シタラマサコ
■出版社:秋田書店
■レーベル:プリンセスコミックス
■掲載誌:月刊プリンセス
■既刊1巻
■価格:419円+税


■購入する→Amazon

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
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かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
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期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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