作品紹介→無口なおっとり美少女×無口で硬派なメガネ男子:森下suu「日々蝶々」
3巻レビュー→叶わぬ恋と知った時の心の中でのせめぎ合い:森下suu「日々蝶々」3巻
森下suu「日々蝶々」(4)
私は
蝶々になりたい
■4巻発売しました。
すいれんと川澄。2人だけの帰り道。少しずつ話もできるように…名前をよんでくれるだけで、幸せ。でも…。近づけば、近づくほどつのる想いに、すいれんは胸がはりさけそうです。
〜りょーすけに恋の風が吹かん事を〜
4巻発売しました。なんだか表紙がとても爽やかじゃないですか。元々白が基調で好きな類いの表紙なのですが、今回は配色と良い全てが好みという。りょーすけが異様に爽やかに見えます。なんだよこの清々しい表情は。なんかちょっと素敵じゃないですか…。って実は今回、表紙だけじゃなくて、本編でも結構活躍してくれているんですよね、彼。二人が一緒に帰れるように気遣ったり、周りから冷やかされないように配慮したりと、この上ないほどに川澄をサポート。もっとりょーすけは評価されていい…。ちょっとぐらい恋の風を吹かせてあげたっていいじゃないですか。あるとしたら、何気に一緒に帰ったりょーすけと清水あやちゃんでしょうか。ほら、文化祭で早々にカレーを欲してる辺とか、結構気が合いそうですし!カレー好きな人は基本いい人だから、ほら付き合っちゃいなYO!(よくわからんテンション)
〜3イベントですがその配分が…〜
さて、そんなカレー好きな二人のお膳立てにより、少しずつ距離を縮めていく二人。しかし相変わらずゆっくり!今回は文化祭というイベントを前提に、おおまかに3つのラブイベントがあったのですが、その配分がすごかった。まず一番最初、一緒に帰るというイベントが繰り返し繰り返しあり、4巻最初から実に100ページも費やすというゆっくりさ加減。もちろん日ごとに話題や置かれているシチュエーションは異なるわけですが、どちらかというと慌ただしくイベントが回っていくマーガレットにあって、一緒に帰るだけで100ページってちょっとすごいです。

でも振り返ってみると、ちゃんと進展しているんですよね。出発点がそもそもちゃんと喋れないという、ものすごく低い地点からのスタートなので、「敬語禁止」からの「文化祭を一緒に回ろうと誘う」というゴールまでの高低差が結構輝かしい。よく頑張った!という感じです。
〜柴石さんにリードさせてしまうのは如何なものか〜
そんなスローテンポでの進み具合だったので、この後もゆっくり進むのだろうかな、なんて思っていたら、その後に思わぬイベントが待っていたので、ちょっとびっくりでした。これは、すいれんの想いがだんだんと留められなくなってきているがゆえのことなのかもしれません。表情にも出つつありますが、普通の人よりもずっと表情が抑えられている彼女ですから、それが漏れるくらいって、相当な想いなはずですし。

結果的にすいれんがリード、というか誘導する形になっているのですが、それって川澄くん、男としてどうなのよ、という思いも無きにしもあらず。とはいえ相手は学校で一番の美少女で、自分が彼女と恋愛なんてなかなか考えられないことなんでしょうね。“高嶺の花”として相手を見てしまうのは仕方のないことで、それが手の届く位置に来ても、どうしたって疑心暗鬼になってしまうというのは、なんとなくわかる気がします。ましてや恋愛に奥手で、きっと鈍感である彼であれば、なおさらのこと。好きだ嫌いだの感情はまだしも、こと告白については、スクールカーストには敏感にならざるを得ません。かつての少女漫画で度々見られた、憧れの先輩から私が告白されちゃってびっくり…的なシチュエーションに重ねて見ることもできるかもしれません。
さあ、川澄としてはここからが男の見せ所ですよ!いわゆる一般人としての男ではなく、恋人としての男の見せ所です。基本的にはすいれんの希望を叶える形で物語は進んで行くと思われるのすが(すいれんは意外と色々希望が多そうに映ります)、そこでどう振る舞えるか。5巻では、色々と試されそうであります。
〜あらすじからも名前を消される小春先輩〜
あ、あと予想通りでしたが、小春先輩の登場0でしたね。いやー、やっぱり消えるの早かったなぁ…。でも、あらすじぐらいにはいるかと思って見てみたら…
うおおお名前削られてるうううう!これはもう、編集部も束になって小春先輩を消しにかかっていますよ!(超陰謀論)3巻の表紙を華麗に飾ったキャラクターが、次の巻では跡形も無くいなくなるという、北極の氷もびっくりの消失速度です。お役御免になったら、もう完全に放り出されるのでしょうか。「半沢直樹」(最近見てハマっているドラマ)ばりに世知辛い世界ですね。復帰の芽は薄いと思いますが、どこかでちょっとだけその姿を見せてくれたら、個人的には嬉しいものです。
■購入する→Amazon
3巻レビュー→叶わぬ恋と知った時の心の中でのせめぎ合い:森下suu「日々蝶々」3巻

私は
蝶々になりたい
■4巻発売しました。
すいれんと川澄。2人だけの帰り道。少しずつ話もできるように…名前をよんでくれるだけで、幸せ。でも…。近づけば、近づくほどつのる想いに、すいれんは胸がはりさけそうです。
〜りょーすけに恋の風が吹かん事を〜
4巻発売しました。なんだか表紙がとても爽やかじゃないですか。元々白が基調で好きな類いの表紙なのですが、今回は配色と良い全てが好みという。りょーすけが異様に爽やかに見えます。なんだよこの清々しい表情は。なんかちょっと素敵じゃないですか…。って実は今回、表紙だけじゃなくて、本編でも結構活躍してくれているんですよね、彼。二人が一緒に帰れるように気遣ったり、周りから冷やかされないように配慮したりと、この上ないほどに川澄をサポート。もっとりょーすけは評価されていい…。ちょっとぐらい恋の風を吹かせてあげたっていいじゃないですか。あるとしたら、何気に一緒に帰ったりょーすけと清水あやちゃんでしょうか。ほら、文化祭で早々にカレーを欲してる辺とか、結構気が合いそうですし!カレー好きな人は基本いい人だから、ほら付き合っちゃいなYO!(よくわからんテンション)
〜3イベントですがその配分が…〜
さて、そんなカレー好きな二人のお膳立てにより、少しずつ距離を縮めていく二人。しかし相変わらずゆっくり!今回は文化祭というイベントを前提に、おおまかに3つのラブイベントがあったのですが、その配分がすごかった。まず一番最初、一緒に帰るというイベントが繰り返し繰り返しあり、4巻最初から実に100ページも費やすというゆっくりさ加減。もちろん日ごとに話題や置かれているシチュエーションは異なるわけですが、どちらかというと慌ただしくイベントが回っていくマーガレットにあって、一緒に帰るだけで100ページってちょっとすごいです。

でも振り返ってみると、ちゃんと進展しているんですよね。出発点がそもそもちゃんと喋れないという、ものすごく低い地点からのスタートなので、「敬語禁止」からの「文化祭を一緒に回ろうと誘う」というゴールまでの高低差が結構輝かしい。よく頑張った!という感じです。
〜柴石さんにリードさせてしまうのは如何なものか〜
そんなスローテンポでの進み具合だったので、この後もゆっくり進むのだろうかな、なんて思っていたら、その後に思わぬイベントが待っていたので、ちょっとびっくりでした。これは、すいれんの想いがだんだんと留められなくなってきているがゆえのことなのかもしれません。表情にも出つつありますが、普通の人よりもずっと表情が抑えられている彼女ですから、それが漏れるくらいって、相当な想いなはずですし。

結果的にすいれんがリード、というか誘導する形になっているのですが、それって川澄くん、男としてどうなのよ、という思いも無きにしもあらず。とはいえ相手は学校で一番の美少女で、自分が彼女と恋愛なんてなかなか考えられないことなんでしょうね。“高嶺の花”として相手を見てしまうのは仕方のないことで、それが手の届く位置に来ても、どうしたって疑心暗鬼になってしまうというのは、なんとなくわかる気がします。ましてや恋愛に奥手で、きっと鈍感である彼であれば、なおさらのこと。好きだ嫌いだの感情はまだしも、こと告白については、スクールカーストには敏感にならざるを得ません。かつての少女漫画で度々見られた、憧れの先輩から私が告白されちゃってびっくり…的なシチュエーションに重ねて見ることもできるかもしれません。
さあ、川澄としてはここからが男の見せ所ですよ!いわゆる一般人としての男ではなく、恋人としての男の見せ所です。基本的にはすいれんの希望を叶える形で物語は進んで行くと思われるのすが(すいれんは意外と色々希望が多そうに映ります)、そこでどう振る舞えるか。5巻では、色々と試されそうであります。
〜あらすじからも名前を消される小春先輩〜
あ、あと予想通りでしたが、小春先輩の登場0でしたね。いやー、やっぱり消えるの早かったなぁ…。でも、あらすじぐらいにはいるかと思って見てみたら…
3巻あらすじ
ライバル・小春の出現で、“川澄のことが好き”と気づいたすいれんは…
ライバル・小春の出現で、“川澄のことが好き”と気づいたすいれんは…
4巻あらすじ
ライバルの出現で“川澄のことが好き”と気づいたすいれんは…
ライバルの出現で“川澄のことが好き”と気づいたすいれんは…
うおおお名前削られてるうううう!これはもう、編集部も束になって小春先輩を消しにかかっていますよ!(超陰謀論)3巻の表紙を華麗に飾ったキャラクターが、次の巻では跡形も無くいなくなるという、北極の氷もびっくりの消失速度です。お役御免になったら、もう完全に放り出されるのでしょうか。「半沢直樹」(最近見てハマっているドラマ)ばりに世知辛い世界ですね。復帰の芽は薄いと思いますが、どこかでちょっとだけその姿を見せてくれたら、個人的には嬉しいものです。
■購入する→Amazon