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Tag [続刊レビュー] 2013.09.04
作品紹介→まったりゆるやかな平安コメディ!:D.キッサン「千歳ヲチコチ」1巻
3巻レビュー→ゆったりまったり面白い:D・キッサン「千歳ヲチコチ」3巻



1106306832.jpgD.キッサン「千歳ヲチコチ」4巻


あ 変態か!


■4巻発売しました。
 時は千の昔、平安時代。強い気持ちや強い想いは、世界を動かすこともある、と言う。亨とチコ、未だ出会わぬ二人だが、過去最高に近づく出来事が…。陰陽道が日常的な平安の世で、色々巻き込まれ気味の二人の日々、覗いて見ましょう!
 

〜4巻ですが、こんなお話でした。〜
 4巻発売しております。今回はちょっと今までとは違って、真面目…いや、真剣なお話が多かったかなという印象。悪ふざけ成分が抑えられ、シリアスなバトルシーンが大増量でした。段々と物語の核心に迫り、緊迫感が増しているのでしょうか…って実はお話的には対して進んでおらず。ただ真剣だったってのは本当。ちなみにどんな感じのお話だったかというと…


千歳ヲチコチ4−1
要約


 盛りまくりでございます。イケメンながらドMでマザコンで陰陽師で、挙げ句愛が強すぎて対象(典待様)を年末に拉致るという暴走っぷり(ヤンデレ)。そんでもって少年ってんですから、変態っぷりが際立ちます。この彼が、暴走に暴走を重ねて終わった4巻。一人の変態のために丸々使ってしまう、この読み終わりの疲労感といったらなかったです(笑)

 今回バトルフィールドになったのは、なんとチコの屋敷。当然、屋敷の面々も戦いに加わるわけでございます。そしてそんな非常事態にも、案外みんな冷静という。そして何よりブレなかったのが、長山さんです。イケメン相手ということで、ちょいと苦戦するのかと思いきや…
 

千歳ヲチコチ4-1
この清々しさ


 さすがです、この清々しさ。典侍もブレない方ですが、やはり長山さんと比べると、俄然長山さんがすごい。今回も最後しっかり少年達に夢中になるというオチもつけてくだすって、最高です。


〜踏み込み切らないギリギリ感が良い〜
 さて、今回は変態に振り回されるだけの巻と相成ってしまったわけですが、そんな中ちょっとだけ、チコと亨の間に進展がありました。この変態(そういえばキャラ名すら言ってないな。まあいいか。)がチコの屋敷に乗り込んだおかげで、亨たち一行が止めに入るわけですね。そこでニアミス、と。しかもガッツリ会うんじゃなくて、御簾越しってのが憎い。前回もそうでしたが、お互い意識させつつも、顔は合わせないのが良いです。何気に文をやりとりして、御簾越しに出会うって、平安貴族の恋愛様式そのまんまなんですよね。どちらもハプニング的ではあるものの、結果的にちゃんとステップを踏んでいるっていう。良い演出です。さてさて、そろそろもう一歩進展があっても良さそうなもの。作中では新年を迎えましたが、これを機に、何か一つ大きく状況が動くようなイベントが起きて欲しいものです。


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