このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [続刊レビュー] 2013.09.14
作品紹介はこちら→*新作レビュー* ろびこ「となりの怪物くん」
2巻レビュー→《気まぐれ続刊レビュー》ろびこ「となりの怪物くん」2巻
3巻レビュー→三者三様の考え方…女の子たちがとっても魅力的です《続刊レビュー》「となりの怪物くん」3巻
4巻レビュー→あさ子の可愛さに、目が離せない!《続刊レビュー》ろびこ「となりの怪物くん」4巻
5巻レビュー→あなたがわたしにくれたもの:ろびこ「となりの怪物くん」5巻
6巻レビュー→頑張る女の子は、かわいい:ろびこ「となりの怪物くん」6巻
7巻レビュー→それでも、人を求めてしまう:ろびこ「となりの怪物くん」7巻
8巻レビュー→はじまりはいつもこの階段で:ろびこ「となりの怪物くん」8巻
9巻レビュー→選択したときの後悔を無くすために:ろびこ「となりの怪物くん」9巻
10巻レビュー→二人の価値観を形成するもの:ろびこ「となりの怪物くん」10巻
11巻レビュー→自分の気持ちをありのままに伝えること:ろびこ「となりの怪物くん」11巻



1106306465.jpgろびこ「となりの怪物くん」(12)


みなさんに出会えたことに
感謝します



■2週間の音信不通の後に帰ってきた吉田春。その春となんとか仲直りしかけた水谷雫だけど、「気持ちが知りたい」と言われてどう答えたらいいのかわからなくなる。むしろ逆にひどい言葉をぶつけてしまうが、その時ハルは…!?


〜完結しました!〜
 12巻発売、ついに完結しました。このブログをはじめた直後に発売されて、すぐに夢中になり、ずっと追いかけてきた作品ということで、本当に感無量です。アニメ化までされて、もしかしたらもうちょっと長く続くんじゃないかとか思っていたのですが、終わるべきところで終わりましたね。


〜相手に嫌われる怖さを知った〜
 さて、物語はクライマックス。2週間の失踪期間を経て、ハルと再会した雫。「気持ちを知りたい」というハルに対し、雫はなぜかたじろぎ、ひどい言葉をぶつけてしまうところで、前巻は終わっていました。13巻は一転、彼女の心の奥底にあった言葉が、思わず漏れ出してきます。
 

となりの怪物くん12−1
嫌われたくない


 この感情は、雫にとっては初めて感じるものでした。12巻、ヤマケンとのやりとりの中で、雫はこんなことを彼から指摘されています。

あんた人に嫌われたことねーだろ
相手が自分の言葉にどう思うか慮ったり
嫌われること恐れていいよどんだことないだろ


 嫌われたくないと思うほどに大切な人が、嫌われるほどに傷つけてしまいそうになった人が、雫の前にはじめて現れたのです。これは、雫にとってひとつ大きな成長であり、同時にハルとの関係もより深いものにさせる過程でありました。
 

となりの怪物くん12−2
一方のハルはというと、優山との関係の中で、相手に嫌われる辛さと哀しさを嫌というほど味わっており、これが一つ彼の人格形成に大きく影を落としている要素と言えましょう。

 
 彼を本当に理解し近づくためには、雫のこの経験というのはなくてはならないものだったのだと思います。そしてハルも、はじめてそんな弱いところを見せる彼女を目の当たりにして、より一層想いを強めるという。

 こうして個人としても成長(想いを強め)、恋人同士としてもより一層仲を深めた所で、ハルは海外へ。この後は、雫の残りの学生生活がダイジェストのようにして描かれます。印象としては「事後のフェーズがすごい長いな」という感じ。ただ、すっ飛ばして最後だけ描く形にせず、しっかりと時間の流れを描いたのは、お互いが離ればなれになっている中でも、ちゃんとそれぞれが自分の時間を楽しめて日々を送れているという事であり、「付き合い方を知っているから大丈夫」という雫の言葉の裏付けに他ならないんだなぁと、この描写も納得だったのでした。後日談とか、いいじゃないですか。何気に雫の方がペース握っているし、これから益々強くなるんだろうなぁ(笑)


〜夏目さあああああああん!〜
 さて、そんな主人公の恋愛の他に、もう一つ気になっている恋模様がございました。それが、ここ数巻で何やら良い感じの、夏目さんとササヤン。というか、正直メインの二人よりも気になってました、はい。そんな彼ら、「このまま行くか?おう、行っちゃうか?」てな感じだったのですが、そこからなかなか二人の仲は進展せず。結局、明確な答えのないままに、卒業の日を迎えることになりました。しかしここでちょっとしたニヤニヤなやりとりが待っているんですよね…


となりの怪物くん12-3
最後の最後でこれはズルい…!(ひざ裏とか)


 この二人の、素直に真っ正面で向き合うんじゃなくて、どこか逸らし気味でちょっかい出し合ったりする様子が素敵。お互い表立ってそれは見せずに、主導権を握り合おうとする様子が滑稽というか、ついついニヤニヤしてしまうわけですが、最後は夏目さんの勝ちかなぁ。でも結局ササヤンがコントロールするような気もするわけですが。って、本編ではここで終わり。結局この後二人がどうなったのか、描かれることはありませんでした。気になるなぁ…なんて思っていたら、最後の最後のエンドロール、夏目さんのカットで…
 

となりの怪物くん12−4
デスクの上にさりげなく2ショット写真が…!


 細かい、そしてニクい演出です。まぁこれがササヤンと夏目さんかどうかは分からないんですけどね。彼女のことですから、大好きなハルと雫の写真である可能性が30%くらいある(暴言)。


〜13巻が発売されるようです〜
 さて、そんな気になる彼らのその後ですが、なんと脇役達の物語を描いた13巻が発売されるようです。予告に各々の表情が描かれているわけですが、とりわけ気になるのは雫の弟ちゃんでしょうか。本編中でどうやら大島さんに恋した感のある彼。小学生だったのに…!意外と意思強そうで、どういうアプローチをするのか気になります。何気に「女の人が髪を下ろしているのが好き」と姉に宣ったり、プレイボーイの気があるような気がしないでもないので、大島さん結構やられちゃんじゃとか期待が高まります。
 
 物語はこれで完結ですが、もう少しの楽しみを残しているので、嬉しいですね。13巻は、来年1月発売です。

カテゴリ「デザート」コメント (1)トラックバック(0)TOP▲
コメント

このコメントは管理者の承認待ちです
From:  * 2013/09/18 17:50 *  * [Edit] *  top↑

管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。