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Tag [続刊レビュー] 2013.09.22
作品紹介→恋の予感に、脳内会議は紛糾!?新感覚ラブパニック:水城せとな「脳内ポイズンベリー」1巻
2巻レビュー→相も変わらず面倒くさい二人(褒め言葉):水城せとな「脳内ポイズンベリー」2巻



1106306560.jpg水城せとな「脳内ポイズンベリー」(3)


じゃあ付き合う?
結婚前提で



■3巻発売しました。
 櫻井いちこ(30)は元婚約者の話題でふと涙をこぼし、越智(31)にキスされてしまう。しかもその元婚約者からのメール着信で早乙女(23)とも不穏な空気に…!?一筋縄ではいかない新感覚ラブ・パニック第三幕が今、はじまる…!
 

〜相変わらず面倒くさい人たち〜
 3巻発売しました。結構間空きましたね、越智さんにキスされていたとか普通に忘れていた。早乙女との修羅場のイメージはあったのですが。ということで、今回は二人の男の間で揺れるアラサー女子の心情というものが描かれます。しかし、相変わらず面倒くさい性格の人たちです。変なところにスイッチがあるし、それが発動しやすく、かつ拗れやすい。唯一、越智さんは割とあっさり系の人なのですが、逆にそれが浮いている感。


〜結婚かときめきかの選択〜
 さて、今回はなんといっても越智さんのいちこへのアプローチがポイント。ついこの間まで婚約者にフラれて失意にくれていた人が、まさかの両手に花状態ですよ。将来は見えないけれどトキメキはある23歳と、トキメキはないけど将来は容易に想像できる31歳、一体どっちを取るのかという、割とありがちなシチュエーションを、脳内会議という喧騒に置き換えて描き出します。

 いちこですが、揺れる揺れる…。条件だけ言えば、間違いなく越智さんだと思うのですが、どうしてもトキメキを感じない。というか、ダメ男に振り回されすぎたのか、懐疑的に受け取ってしまいアプローチを遠ざけようとすらするような不幸体質感まで…。心は完全に早乙女くん。脳内懐疑では、早乙女を想うと俄然ハトコが興奮します。これ、おおよそ50:50で推移していることに驚きといいますか、定職無く30過ぎていればとくに悩むことなく「結婚」に行くイメージが。私の周りの女性からの印象では、出産というタイムリミットがあることで、男の人以上にシビアに時間を区切って結婚というものを捉えているイメージが強いので、将来の見えない23歳とわかっていても、それでも迷ってしまうといういちこのスローっぷり(焦りのなさ)に結構驚きます。
 

脳内ポインズンベリー3−1
もちろん彼女自身もそれは意識はしていると思うのですが、「時間が消費されるのが!」とかいいつつ、お別れの期限設定を1.5ヶ月という長めに設定するあたり、早乙女くんへの未練と、結婚への焦りのなさを感じさせます。3ヶ月なんてもってのほか。


 さて、暫定ではひとまず越智さんへと傾いたいちこ。でもこれで終わりではないのは明白。さて、どういう結末を迎えるのであろうか。どっちを選んでも、何かしらの後悔やもやもやは残るんだろうなぁ。正解のない選択肢であるからこそ、脳内会議も紛糾するし、盛り上がる。個人的には越智さんを応援してあげたいけれど、ときめきのない相手とのエンディングは、こと少女漫画ではなかなか考え辛いものがあります。結構リアルな線としては、どっちもダメ。もしくは、第3者が登場して颯爽と…とかいうパターン。
 
 この脳内会議ですが、こういうヒロインの状況も良いですけれど、既婚の奥さんとかの脳内も覗いてみたいもの。きっともっとすごいんだろうなぁ、とか。


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レビュー
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