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Tag [新作レビュー] 2013.11.11
1106340079.jpg田中メカ「おとめとメテオ」(1)


私と「恋愛」をしよう!


■通称「不運の女王」、不幸体質の女子高生・夏野葉子(ハコ)。彼女の前に、全裸の男子が降ってきた。イオと名乗るその男子は、地球よりはるか遠くにある惑星「ユピタ」からやってきた王子で、全宇宙で最も波長の合うハコと子づくりをするために地球にやってきたと言うが…!?

 「キスよりも早く」の田中メカ先生の新作でございます。今回のお相手は宇宙人。超不幸体質で、近づく人にも時折悪影響を与えてしまうような女子高生・ハコ。きっと恋愛なんてできないと諦めつつあった所、宇宙のとある惑星の王子が降ってきて求婚(というか体を求めてきた)というものすごいストーリー。地球のことなどわからないその男の子・イオは、闇雲に子づくりを求めるのですが、「子づくりをするためにはまず愛が必要」と諭され、以後地球に留まりながらハコに様々なアプローチをするようになるのでした。様々な求愛を受けるハコは、最初は迷惑に想いながらも、段々とイオに心を開くようになり…というストーリー。


おとめとメテオ1
異星人ですから、いわゆる世間知らずで言葉足らず。間違ってないんですけど、色々と問題があるという。


 開始数ページでいきなりシチュエーション説明をして設定を固めてしまうあたりは、さすが花とゆめという感じでしょう。最近はあまり見なくなった気もする、宇宙からやってきた男の子との恋愛模様です。宇宙から来た人は全裸であることが多い気がしますが、本作でもご他聞に漏れず、全裸でのファーストコンタクトとなります。そこから始まり、変な宇宙人に振り回される…というのはセオリー通りではあるのですが、一方でヒロインも超不幸体質という特異な能力の持ち主であり、“巻き込まれ系”の巻き込みの渦を作り出すのはヒロイン自身であったりするのが、本作のちょっと変わった所と言えるでしょう。その中で、イオがヒーロー的に動いてくれるという構図。
 
 
 そんなスーパーマンのイオが、ハコの不幸体質をものともせずにピンチを切り抜け、彼女のことを全肯定してくれることで、幸せを感じることができる。ラブロマンスとして見るならば、割と一本調子で幸せなお話となっています。


 相手役のイオですが、触れた生物や物体の能力を取り入れるという能力を持っており、相手の心が読めない(空気が読めない)という一点を除けば、無敵とも言うべき能力を発揮します。言ってみれば全特殊能力持ちのテラフォーマーとか、スペックホルダーとか、そんな感じ。なので物語は何でもアリの様相を呈しており、教師と生徒という制約事項が多々あった中で織り成す前作とは真逆を行くような印象の作品となっています。


【男性へのガイド】
→これは男の人はどう受け取るのでしょうか。ちょっと想像つかないですが、ちょっと古風な少女マンガの良い所を感じることのできる作品で、そう言ったものがお好きであれば。
【感想まとめ】
→何でもアリの状況をどう受けとめるか。登場人物とその行動原理が固定化されているので飽きは来ないのですが、想像以上に散らかっている感はあるのです。


作品DATA
■著者:田中メカ
■出版社:白泉社
■レーベル:花とゆめCOMICS
■掲載誌:LaLa
■既刊1巻
■価格:429円+税


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かくかくしかじか
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