作品紹介→みんな自分だけの流れ星を探してる。:やまもり三香「ひるなかの流星」1巻
2巻レビュー→片想いが重なる高一の夏:やまもり三香「ひるなかの流星」2巻
3巻レビュー→馬村くんが不憫すぎる件:やまもり三香「ひるなかの流星」3巻
4巻レビュー→元カノのフォローパスが決勝点に?:やまもり三香「ひるなかの流星」4巻
5巻レビュー→ひとつの恋の成就とひとつの恋の終わり:やまもり三香「ひるなかの流星」5巻
6巻レビュー→馬村の成長記ではないのですが…:やまもり三香「ひるなかの流星」6巻
関連作品紹介→「シュガーズ」
やまもり三香「ひるなかの流星」(7)
こわれる音がする
■7巻発売しています。
初めての2人きりの遠出。頑張りたいすずめとは違って、なにか悩んでいる様子の獅子尾はちょっと冷たい…。両想いなのに不安なのはなぜ…?事態は思わぬ方向に進んでいく…。
〜来月8巻発売です〜
レビュー遅れました。気がつけば来月に8巻発売ですね。さてさて、物語のほうですが、今回は年末年始を挟み、ちょっとしたイベントが起きています。はい、現実では全く見たことないものの、恋愛マンガの世界では100円拾うかの如くありふれている、悪天候による交通機関の乱れ&部屋が一部屋だけしか空いていなくて仕方なくパターンのあれです。
〜お約束のお泊まり〜
もう幾度となくこのパターンを目にしてきましたが、ダメですね、何度だってときめく(おい)。あとさらに贅沢を言うならば、付き合ってからよりも、付き合う寸前とかそういう方がドキドキ感があっていとをかし。しかしこういうのって現実で起こりうるんでしょうか。私はこう、予定通り事が進まないとイライラして怖がられるっていうパターンを幾度となく踏んでいるので、まずありえないわけですが。あと予約の電話するのを億劫がりそう…何か振り返ると酷いですね(反省)。
さて、てなわけで二人泊まることになったすずめと獅子尾。この二人の場合、他のカップルとは事情が違いすぎます。好きあってはいるものの、関係はあくまで教師と生徒。手なんか死んでも出せるはずがありません。しかもすずめはかなりテンパっていること請け合いで、提案者でもある獅子尾としては男の見せ所でもあります。どういうテンションで対応するのかと思いきや…

終始楽しげに
確かに、これは獅子尾っぽいですねー。自分もテンパっているんだぞってのを開けっぴろげにして緊張をほぐすって手もあるわけですが、彼はあくまでこの余裕含みでの対応。これ、シチュエーションと自分のキャラを加味しての選択だと思うのですが、疲れそうだなぁ…。一瞬危ないシーンはあったものの、最後までちゃんと保護者としての立場を死守しておりました。
今回のこのシーンで印象的だったのが、他作品では往々にしてプラスに働くであろうお泊まりイベントが、本作では今のところ全く持ってプラスに働いていないという所にあります。甘さは一切無く、むしろ立ちこめたのは暗雲。これがきっかけとなり、破局の道すら歩みかねない状況に。さすがに無いとは思いますが、これが最後の思い出に…なんてなりませんように。
〜やっぱり馬村が素敵〜
今回はゆゆか様と馬村の出番は少なめ。とはいえゆゆかは回想形式で、現在の心境をしっかりと吐露しており、脇役としての魅力を再認識させてくれましたし、馬村は8巻でなんだかとっても良い行動をしてくれそう。今回、ラスト近くになって二人が絡むシーンがあるんですよね。

諦めたとは言いつつも、やっぱり馬村が好きなゆゆかのこのリアクション(笑)やっぱり嬉しいんでしょうかね。とはいえ馬村のこの行動は、すずめを想ってのこと。そこがちょいとツライ所ではあります。しかし馬村のこのすずめに対しての行動力、素敵です。どうしたって気になって気になって、いつも考えてしまう。そうそう、あと馬村に関してはこんな印象的なシーンも。

マフラー
なんかこれ立ち絵がすごい相手役然としていたやけにカッコイイという(笑)。「たいした意味なんてない」なんて、きっとウソで、けれどもすずめのことを考えての言葉。先の行動も、獅子尾の民宿での行動も、これも、みんなすずめのための行動。いい男二人に想い守られて、非常に幸せな子です、すずめは。しかし馬村と獅子尾の行動には大きな違いが。というのも獅子尾は教師と生徒という関係の元、決して手を出せないわけですから、己の欲求もどうしても抑えがちになってしまいます。一方馬村にはそんなしがらみはない。だから、マフラーをして欲しいとか言った小さい欲求を、ちょいちょいとねじ込むことができます。この若さと自由度で、なんとか食らいついて欲しいところですが、果たして8巻では如何様に…?気になるところです。
〜特別マンガ「ヒロインの流星」が面白かった〜
さて、今回は巻末にマーガレットと別マの特別企画として作られた作品だそうで、「ヒロイン失格」と「ひるなかの流星」の女子達が合コン前というシチュエーションで、別マ&マーガレットのヒーロー達について語るという内容。これがなかなか面白かった。ネタもなかなか刺激的でして、「ヒロイン失格」の結末をめぐって2ちゃんねるが炎上したとか、獅子尾が実はアシスタントさんや家族にすげー嫌われてるとか、かなりぶっ込んでるな、と。あと何気に別マとマーガレットのヒーローヒエラルキーみたいなものも見えてきまして。風早くんとか、川澄(「日々蝶々」ね)とかいますけども、やっぱりトップはF4ですよねーと。確かに美作はまだしも、西門でさえ、そこらへんのヒーロー相手だったら勝っちゃうんじゃないかってほどに魅力的に映りますから。アジアのトップアイドル・F4を輩出してしまうほど影響力ってのは、やっぱり並ではないんでしょう。
2巻レビュー→片想いが重なる高一の夏:やまもり三香「ひるなかの流星」2巻
3巻レビュー→馬村くんが不憫すぎる件:やまもり三香「ひるなかの流星」3巻
4巻レビュー→元カノのフォローパスが決勝点に?:やまもり三香「ひるなかの流星」4巻
5巻レビュー→ひとつの恋の成就とひとつの恋の終わり:やまもり三香「ひるなかの流星」5巻
6巻レビュー→馬村の成長記ではないのですが…:やまもり三香「ひるなかの流星」6巻
関連作品紹介→「シュガーズ」

こわれる音がする
■7巻発売しています。
初めての2人きりの遠出。頑張りたいすずめとは違って、なにか悩んでいる様子の獅子尾はちょっと冷たい…。両想いなのに不安なのはなぜ…?事態は思わぬ方向に進んでいく…。
〜来月8巻発売です〜
レビュー遅れました。気がつけば来月に8巻発売ですね。さてさて、物語のほうですが、今回は年末年始を挟み、ちょっとしたイベントが起きています。はい、現実では全く見たことないものの、恋愛マンガの世界では100円拾うかの如くありふれている、悪天候による交通機関の乱れ&部屋が一部屋だけしか空いていなくて仕方なくパターンのあれです。
〜お約束のお泊まり〜
もう幾度となくこのパターンを目にしてきましたが、ダメですね、何度だってときめく(おい)。あとさらに贅沢を言うならば、付き合ってからよりも、付き合う寸前とかそういう方がドキドキ感があっていとをかし。しかしこういうのって現実で起こりうるんでしょうか。私はこう、予定通り事が進まないとイライラして怖がられるっていうパターンを幾度となく踏んでいるので、まずありえないわけですが。あと予約の電話するのを億劫がりそう…何か振り返ると酷いですね(反省)。
さて、てなわけで二人泊まることになったすずめと獅子尾。この二人の場合、他のカップルとは事情が違いすぎます。好きあってはいるものの、関係はあくまで教師と生徒。手なんか死んでも出せるはずがありません。しかもすずめはかなりテンパっていること請け合いで、提案者でもある獅子尾としては男の見せ所でもあります。どういうテンションで対応するのかと思いきや…

終始楽しげに
確かに、これは獅子尾っぽいですねー。自分もテンパっているんだぞってのを開けっぴろげにして緊張をほぐすって手もあるわけですが、彼はあくまでこの余裕含みでの対応。これ、シチュエーションと自分のキャラを加味しての選択だと思うのですが、疲れそうだなぁ…。一瞬危ないシーンはあったものの、最後までちゃんと保護者としての立場を死守しておりました。
今回のこのシーンで印象的だったのが、他作品では往々にしてプラスに働くであろうお泊まりイベントが、本作では今のところ全く持ってプラスに働いていないという所にあります。甘さは一切無く、むしろ立ちこめたのは暗雲。これがきっかけとなり、破局の道すら歩みかねない状況に。さすがに無いとは思いますが、これが最後の思い出に…なんてなりませんように。
〜やっぱり馬村が素敵〜
今回はゆゆか様と馬村の出番は少なめ。とはいえゆゆかは回想形式で、現在の心境をしっかりと吐露しており、脇役としての魅力を再認識させてくれましたし、馬村は8巻でなんだかとっても良い行動をしてくれそう。今回、ラスト近くになって二人が絡むシーンがあるんですよね。

諦めたとは言いつつも、やっぱり馬村が好きなゆゆかのこのリアクション(笑)やっぱり嬉しいんでしょうかね。とはいえ馬村のこの行動は、すずめを想ってのこと。そこがちょいとツライ所ではあります。しかし馬村のこのすずめに対しての行動力、素敵です。どうしたって気になって気になって、いつも考えてしまう。そうそう、あと馬村に関してはこんな印象的なシーンも。

マフラー
なんかこれ立ち絵がすごい相手役然としていたやけにカッコイイという(笑)。「たいした意味なんてない」なんて、きっとウソで、けれどもすずめのことを考えての言葉。先の行動も、獅子尾の民宿での行動も、これも、みんなすずめのための行動。いい男二人に想い守られて、非常に幸せな子です、すずめは。しかし馬村と獅子尾の行動には大きな違いが。というのも獅子尾は教師と生徒という関係の元、決して手を出せないわけですから、己の欲求もどうしても抑えがちになってしまいます。一方馬村にはそんなしがらみはない。だから、マフラーをして欲しいとか言った小さい欲求を、ちょいちょいとねじ込むことができます。この若さと自由度で、なんとか食らいついて欲しいところですが、果たして8巻では如何様に…?気になるところです。
〜特別マンガ「ヒロインの流星」が面白かった〜
さて、今回は巻末にマーガレットと別マの特別企画として作られた作品だそうで、「ヒロイン失格」と「ひるなかの流星」の女子達が合コン前というシチュエーションで、別マ&マーガレットのヒーロー達について語るという内容。これがなかなか面白かった。ネタもなかなか刺激的でして、「ヒロイン失格」の結末をめぐって2ちゃんねるが炎上したとか、獅子尾が実はアシスタントさんや家族にすげー嫌われてるとか、かなりぶっ込んでるな、と。あと何気に別マとマーガレットのヒーローヒエラルキーみたいなものも見えてきまして。風早くんとか、川澄(「日々蝶々」ね)とかいますけども、やっぱりトップはF4ですよねーと。確かに美作はまだしも、西門でさえ、そこらへんのヒーロー相手だったら勝っちゃうんじゃないかってほどに魅力的に映りますから。アジアのトップアイドル・F4を輩出してしまうほど影響力ってのは、やっぱり並ではないんでしょう。