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Tag [新作レビュー] 2013.11.29
1106339787.jpgほおのきソラ「ドロシーはご機嫌ななめ?」(1)


そりゃああんたが
私の下僕だからよ!!



■師匠からの罰でナイスバディと力を失った魔女・ドロシー。元に戻るには、下僕と契約して魔力をもらうしかなかった。そんな彼女の前に現れたお人好しでスケベなイケメン・トラット、秘密のある犬・ブレイブ、ツンツンメガネのハーツに無口な少女ガンマン・深鳩…。師匠への復讐を誓うドロシーと、キスの契約をして下僕になるのは誰だ!?

 「ワンニン!」(→レビュー)のほおのきソラ先生の新作です。今回描かれるのは、とある魔法少女とその下僕たちのお話。ヒロインは、ナイスバディでとにかく自分が一番な魔女・ドロシー。ある日彼女は、他人を騙しやりたい放題やっていたのを師匠に咎められ、罰として魔力を奪われ体はミニマムに。さらに家から遠く離れた土地へと飛ばされてしまいます。そんな先で出会ったのは、イケメンだけど明らかにアホでスケベな青年・トラット。こんな目に遭わせた師匠への復讐を誓ったドロシーは、微かに残った魔力を用いてトラットを下僕として契約させることに成功します。けれど師匠を倒すにはまだまだ力が足りない…!ドロシーは、自分の国へと帰る道すがら、魔力を持つ者たちをあの手この手で下僕にしていくのですが…!?というお話。
 

ドロシーはご機嫌ななめ?
普段は幼女の格好ですが、下僕とキスをすることで魔力を補充し、元の姿に戻ることができます。下僕とは契約の際にキスをした場所でしか魔力の受け渡しを出来ないので、口で契約をしたら、以降も口で。インスタントキスでございます。なので、こういうやりとりが頻発。

 
 師匠への復讐のため、行く先々で魔力の強そうな人物を下僕に。それぞれタイプが異なっていて、一人目は西洋系のスケベなイケメン、二人目は犬の姿にもなる真面目系な東洋人、三人目は風変わりな女の子ガンマンで、四人目はツンツンメガネと、選り取りみどりでございます。女性向けらしく取り巻きの男性キャラ多め。女の子は愛すべきキャラ枠で、決して邪魔には映りません。
 
 本作の一番の特徴と言ったら、何といってもヒロインの救いようのなさでしょうか。自分勝手な行動を咎められて罰を与えられたにも関わらず、反省の色は一切なし。反省どころか復讐を心に誓うような人ですからね。また下僕達にも傍若無人な振る舞いで、とにかく自分のしたいように行動します。
 
 下僕に対して高飛車なロリ魔法少女というと、「ゼロの使い魔」のルイズあたりを想起させますが、彼女がコンプレックスの裏返しで強気な態度を取っていたのに対して、こっちのヒロインはもうそういうの一切無いですから。とにかくマイワールド。1巻時点でその性格が直るような兆しはなく、ただ一方で師匠はその性格が直らないと意味がないとしているようで、着地点としては双方の間あたりに落ちてくるのではないかと思います(ドロシーが真人間になるのは想像つかないし、かといって全く変わらないのも後味悪すぎるし)。希望としては、トラットと恋仲になって、恋愛絡みの時だけツンデレで可愛いみたいなパターンとかをですね…。というところを想像すると、1巻で変化なしというところを鑑みても、割と長期での連載を睨んでいるのではないかなと思います。


ドロシーはごきげんななめ1
 さて、前作もそうでしたが、肉感のある描画で、女性キャラというか大人ドロシーはなかなか色っぽいです。ちょっと容姿は一昔前って感はありますけれど、そもそも魔法少女という題材もそうであって、これぐらいの方がマッチするというもの。また絵柄の安定感に加え、ドロシーの下衆っぷりから展開するストーリーも毎回しっかりと動きがあって、読み飽きない作りとなっていました。


【男性へのガイド】
→ドロシーをどう受け取るか。性格含め好きになれるかが重要かと思います。
【感想まとめ】
→これがデビュー2作目なんですよね。なんていうか、既に熟練味すら感じてしまいます。動かしやすいけれどもいなすのに苦労しそうなヒロインが、この後どう動き変化していくのか、要注目です。


作品DATA
■著者:ほおのきソラ
■出版社:講談社
■レーベル:ARIA
■掲載誌:ARIA
■既刊1巻
■価格:581円+税


■試し読み:第1話

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