このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [続刊レビュー] 2013.11.29
作品紹介→超偏屈×美猫の無敵コンビが、ちょっと不思議な猫社会を駆け抜ける!:草川為「八潮と三雲」1巻
2巻レビュー→ニヤニヤが止まりません何とかしてください:草川為「八潮と三雲」2巻
3巻レビュー→“肝心な時に頼る”という愛し方:草川為「八潮と三雲」3巻
4巻レビュー→わかりやすいから放っておけない:草川為「八潮と三雲」4巻
関連作品紹介→草川為「十二秘色のパレット」草川為「龍の花わずらい」




1106318715.jpg草川為「八潮と三雲」(6)


うやむやだろうとこれで十分
今日のところはな
三雲



■6巻発売しました。
 八潮の誘いで、取り立て屋コンビでお出かけすることに♥デートのつもりで誘った八潮。ロマンス映画を観るためのカモフラージュだと思い込んでいる三雲。いい雰囲気になりつつも、微妙に噛み合ない2人の関係は徐々に拗れて…!?
 

〜なんていうニヤニヤ漫画〜
 「八潮と三雲」のレビュー、すっごく久しぶりですね。5巻のレビューができていないので、実に1年以上ぶりですか。というわけで6巻です。ついに同居生活を解消した二人。その結果生まれたのは、三雲の寂しさではなく、むしろ八潮の寂しさでした。一緒に過ごすのが当たり前になっていた二人。離れた時にその存在の大きさに気づくのは、得てして喋るよりも喋られる側だったりします。なんだかとっても寂しい八潮さん、三雲からの愛情はもちろんご存知…というわけで、トライするのはこちらからの歩み寄り。6巻は、そんな八潮の、不器用な歩み寄りの試みが描かれておりました。


〜八潮のアプローチの数々にニヤニヤ不可避〜
 いつもは三雲の空回りっぷりにニヤニヤする本作ですが、今回ばかりは慣れないアプローチに四苦八苦する八潮を見てニヤニヤするという楽しみ方がメインとなりました。もうね、こんな八潮、見たことなかった…
 
 

八潮と三雲6−1
デートを邪魔されてご立腹な八潮さん




八潮と三雲6−2
思い切ってご飯に誘う八潮さん




八潮と三雲6-3
家に招かれて「新築祝い」という名目で花を持っていく八潮さん



 「誰だお前」。いやはや、こんなにも頑張る八潮さん、今までいましたっけ。割と使う手が王道というか、言葉でズドンと言えば片付くものを、ちゃんと段階を踏むようにして進めようとしているのが微笑ましいですよね。しかもそれが尽く邪魔されたり空まわったりして上手くいかないってのが…。
 
 こんな八潮に三雲はさぞ大喜び…かと思いきや、この不自然さを怪訝に感じ、むしろ警戒してしまうという。あと三雲は、これまでの八潮の行動から「こういう意図なんだな」と勝手に読み解いてしまうようになり、結果お互いが歩み寄ってすれ違うというやきもきする状況に。違うんです!三雲は好きにしていいんです!そんな三雲を、八潮が文句良いつつ八潮が受けとめてあげればいいんです!というわけで、終始ギクシャクしていた6巻ですが、これもまた良好な関係を築くための前段階。噛み合ったとき、きっとニヤニヤが止まらない光景が待っているはずです。


〜7巻で完結のようです〜
 さて、本作はどうも7巻で完結するようです。うーん、もっとこの二人のやりとりを見ていたかった…!9巻くらまで続くかな、とか思っていただけに(九生の猫だけに)残念な気持ちもあります。
 
 しかし本作、死が割と近くにある職業を描いているにも関わらず、あんまりシリアスなシーンがないですよね。感動パートとして一色さんあたり死ぬんじゃないかとか思っていたのですが(ひどい)、無事に最後を迎えられそうです。このちょっとした緩さがあるからこそ、八潮と三雲のラブコメに集中することができる。長引くとどうしても脇役のエピソードを描いたりで本線が薄まったりしがちなのですが、そういったことも殆ど見られず、現在6巻ながら、しっかりとした濃さで段階を切れることなく追うことができています。7巻もこのままの流れで、綺麗にそしてニヤニヤたっぷりにまとめてくれることでしょう。7巻は来年の夏、発売予定です。

カテゴリ「LaLa」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。