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Tag [オススメ] 2014.01.02
■毎年恒例となっています、年間総まとめ記事。例年通り、完結作と継続作の2つでお送りします。まずは完結作編からお届け。1巻完結作から、二桁巻数での完結作まで、10作品をピックアップしました。順位はあくまで目安です。リンク先は最新刊のレビュー記事になっています。ではでは、スタート…



1.ろびこ「となりの怪物くん」(全12巻)
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…アニメ化もされた「となりの怪物くん」が、連載5年で最終回を迎えました。学校一の暴れん坊と、勉強ばかりの冷酷女子を軸とした学園ラブコメディ。不器用で人付き合いが苦手で、けれども純粋さに溢れる愛すべきキャラ達が、賑やかな青春模様を描き出します。これだけ個性的なキャラ達が揃うと、どうしてもギャグ・コメディ的な要素が強くなりがちなのですが、本作はシリアスな要素もしっかりと織り交ぜ、絶妙な青春ものに昇華させています。12巻で完結ではありますが、サイドストーリーを収録した13巻が後日発売予定。ファンはもうちょっとだけ、この物語を楽しむことができそうです。




2.安藤ゆき「透明人間の恋」(全1巻)
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…今年の短編集ではこれが一番。安藤ゆき先生の4年ぶりとなる、2冊目のオリジナル短編集です。「このマンガがすごい!2014」では17位にランクインし、一躍日の目を見ることとなりました。本作はどの話にもユニークな“ひと工夫”が仕掛けられており、普通の読切り作品とは異なる印象を与えてくれます。一番オススメしたいのは、最後に収録されている「drops.」。小学生から社会人までの男女を雨模様とともに描き出して行くのですが、その仕掛けがとにかく秀逸。きっと最後まで読んで、もう一度読み返さずにはいられなくなっているはず。




3.小森羊仔「シリウスと繭」(全2巻)
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…昨年、掘り出し物としてご紹介した「シリウスと繭」ですが、2巻で完結しました。描かれるのは高校〜大学までの、とある二人の男女の恋模様。出会い、好きになり、時に落ち込み、想い合う…そんなそこら辺にありふれたような普通の恋の過程を、どこまでもどこまでも丁寧に描き出します。恋愛ものではありますが、少女マンガ特有の甘さは控えめで、切なさと瑞々しさが先行。派手な恋や甘々な恋、そんなのはいらない、普通で良い。そんな方にオススメです。独特の可愛らしい絵柄もハマるひとにはハマるはず。




4.紺野キタ「つづきはまた明日」(全4巻)
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…家族のつながりと子供の成長を優しく優しく描いた「つづきはまた明日」も完結を迎えています。母親を幼くして亡くした、小学生の男の子とその妹を中心とした家族もの。仕事をしながら2人を育てる優しい父親に、自由でおちゃめな性格の叔母、そしてお隣の同級生とその家族と、母は居ずともたくさんの愛情に囲まれながら、しっかりと子は育つ。疲れた時に読むと、その優しさと温かさにすごく癒されます。紺野キタ先生の作品はどれも柔らかな雰囲気で好みなのですが、中でも本作はひと際優しさに満ちあふれていて、これからも何度となく読み返すことになるのでしょう。




5.羽柴麻央「花と天秤」(全1巻)
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…中学校での初めての恋。その相手は、先生でした。少女マンガではごくごくありふれた、教師と生徒もの。だからこそ、描き手の特色が出やすいジャンルでもあります。羽柴麻央先生は、流行りの少女漫画然としたキラキラした絵柄・テンションこそないものの、恋をした女の子の喜びや切なさといった感情がしっとりと落し込まれていて、なんとも言えない味わいを生み出します。赤面や泣き顔といった表情に、剥き出しの感情がより良く現れているようで、個人的にオススメしておきたい見所です。「教師と生徒もの」と説明しましたが、中学生なので早々にくっつくわけではなく、どちらかといえば秘めたる想いを抱えながら教師に懐く、女の子の初々しさと真剣さを楽しむような系統の作品と言えるかもしれません。




6.いがわうみこ「虹の娘」(全1巻)
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…「このマンガがすごい!2014」でTOP20に2作を送り込んできた、注目の新鋭・いがわうみこ先生の読切り集。表紙から、すごい淡いタッチで描くサブカル女子垂涎のオサレ系のお話をイメージされるかもしれませんが、そこまで気どった作品は描きません(むしろ逆ぐらいの感覚)。どちらかというと、ちょいとぶっ飛んだキャラ(ただし、現実にいそうな妙なリアル感あり)がわけ分からん言動と間で笑わせるシュールなコメディがベース。ただその中にふと真面目なテンションで想いをぶつけられたりするシーンがあって、それが妙に心に響いたりするのです。非常に独特のテンポで醸し出す雰囲気と個性豊かなキャラクターは、あなたの記憶の端っこにこびりついて離れなくなること間違いなし。あなたも洋輔を愛するが良い。




7.中村明日美子「鉄道少女漫画2 君曜日」(全1巻)
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…完結なのかはわからないのですが、一応こちらに。鉄道をテーマに描いたオムニバス集「鉄道少女漫画」の続編。今回は、その中で描かれた鉄道少女のお話となっています。内気で静かな女の子・アコちゃんと、そんな彼女に惹かれた元気一杯な男の子・小平という、凸凹コンビが送る鉄道恋物語。男の子がやたらと元気で騒がしさはあるのですが、作中に流れる雰囲気はまさに中村明日美子先生のそれで、どこか淡く静かな印象を最後に残します。各話の終わり、そして物語の終わりに伝わる余韻が心地よく、爽やかな気分に。前作を読まずとも楽しめる作品になっていますが、読んでおいた方がなお楽しめるかと思います。




8.萩原さおり「ノスタルジア」(全1巻)
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…毎年才能溢れるニューフェイスが単行本デビューを飾る集英社ですが、昨年一番気になったのがこの作者さん、この作品です。まだ洗練されきっていないお話作り・絵柄ですが、どれも人と人とのつながり、重なり合いを描いた温かみのあるお話となっており、これからどういうお話を描くのか、非常に楽しみにさせてくれる内容でした。イメージ的に被るのは、羽柴麻央先生やアルコ先生でしょうか。青田買いがお好きという方は、是非チェックしておいて損のない先生だと思います。一方逆に新人らしからぬ“こなれ感”という意味では、綾瀬羽美先生(「ディア マイ ガーディ」)がダントツでした。




9.榎木りか「シュガーガール,シュガードール」(全2巻)
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…大きめの書店でも2巻を見つけ出せなかったのですが、どんだけ刷られていないのでしょう…(たまたまなのかもしれないけど)。全く話題にならないですが、これ結構な良作だと思うのですよ。砂糖で出来た、感情を持つ少女のお人形と、その開発者の関係を描いたファンタジー作品。ヒロインの六花の可愛さが尋常じゃなく、丁寧語でちょっとアホっぽいところがツボに入りまくりでした。主人が好きというのは大前提。開発者にどれだけ冷たくあしらわれようと、決して嫌いになることなく懐く姿が健気でもう…。




10.亜樹新「フェティッシュベリー」(全5巻)
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…10位はあまり話題になることのないオタク系雑誌から(9位もそうですが)。フェチが過ぎて好みの男の子をみかけるとハァハァしてヨダレたらしちゃうようなヒロインと、腐女子が過ぎて好きな男子に歪んだ感情を抱いてしまう友達。ちょっと“ヘン”な女の子たちが、人並みに恋悩むお話。女の子と、そんな女の子に恋してしまった悩める男の子たち、どちらもなんとも愛らしいラブコメディです。テンポの良い掛け合いが魅力なのですが、後半は意外にもシリアス路線に。最序盤の明るさはなんだったのかというくらいの移り変わりで、そういった変化も楽しめる一作です。



以上、10作品でした。「BEAR BEAR」「エルハンブルクの天使」も迷ったのですが、今回は選外に。どうしても1巻完結ものはチェックが手薄になってしまうのですが、今年の話題作は一応おさえられたかな、と思っております。上位4作は本当に心からオススメですので、是非ともチェックを。継続作については、明日アップする予定です。ゆるりとお待ちください。



昨年までの記事
この女性向けマンガがすごい!2012(完結作編)
この女性向けマンガがすごい!2011(完結作編)
2010年、これだけはチェックしてほしかった完結10作品
2009年これだは読んでおいて欲しかった完結10作品


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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