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Tag [続刊レビュー] 2014.01.18
作品紹介→入替わって1000日、誰も知らない思春期交換。:将良「思春期ビターチェンジ」1巻



1106352000.jpg将良「思春期ビターチェンジ」(2)


すっかり忘れていた
自分は今
男なのだということを…



■2巻発売しました。
 木村祐太と大塚結依。小学生時代、ふたりの心と身体は入れ替わってしまった。3年後、ふたりは男女逆転したまま中学生になる。友達ができたり、誰かが気になったり…告白されたり。互いに変わってゆくのは身体だけじゃない。恋、友情、家族…変化が、はじまる…!?


〜周囲では結構反応が…〜
 「思春期ビターチェンジ」ですが、年明けに書いたまとめ記事の反応で、一番多く名前が挙っていたのがこちらなんですよね。思っているよりも認知度、人気が高くて驚いたのを覚えています。そしてこのタイミングで2巻発売、早い!そして何より、面白い。物語は中学生編。思春期真っただ中の二人が、変わらず入れ替ったままに、青春を戸惑いながら駆け抜けます。


〜意外にも色恋は控えめ〜
 1巻で既に中学生編はスタートしていましたが、半分ぐらいは小学生編。2巻ではがっつり丸々中学生編が描かれます。中学生と言えば、思春期まっさかり。まだどこか幼さを残し、一方で大人の階段を上る、アンバランスで初々しい、青春の匂いプンプンの年頃。入れ替ってどんな出来事が起こるのか、非常に楽しみでした。まず先行する期待は、何よりも“恋”ですよ。1巻では木下さんが、なんとなく一波乱起こしそうな感がありましたが、案の定、祐太(というか結依)に恋してしまいます。木下さんは意外にも積極的。ついぞライバル宣言まで飛び出すわけですが…
 

思春期ビターチェンジ2-1
こんなわけわかんないことになる
 
 
 いやあ、もうちょっと恋愛的な動きが出てきて、恋の矢印が飛び交うのかなとか思っていたのですが、一人飛び込んできただけでこんなことになるのですね。なかなか恋もできません。特に入れ替わりの当人達には恋愛の気はゼロ。戻ることが大前提で、入れ替わっている間は恋なんて…という想いもあるのでしょう。ただ、ちゃーんとドキッとするシーンはあります。それが表紙にもなってるこれ…


思春期ビターチェンジ2-2
私んだから(太字)

 
 いやードキっとしました。思わず言っちゃった、祐太の気持ちってのはどんなだったんでしょうかねー。自分(体)のためなのか、自分(心)のためなのか、はたまた結依のためなのか…。この後に、こっそりと赤面しているのがまた良し。


〜「戻る」という大前提があるから〜
 先述の通り、二人はあくまで戻る前提で行動をしています。だから、高校も同じにしているんですよね(もちろん一緒にいて楽しいってのもあるのでしょうが)。こういう物語だからある種当たり前ではあるのですが、5年の長きに渡って戻ることが出来ていない状況で、お互い全く諦めていないのは、結構すごいなと思います。自分だったら諦めてしまいそう…そして開き直って、女子ライフを謳歌する…とか。
 
 入れ替わって5年というと、人生の中でも結構な分量。さらに小学4年から中学生というと、一番多感な時期で、今後の人生にも大きな影響を与える期間でもあります。そんな時期を、お互いが戻る前提でやや遠慮しつつ過ごすって、どんな感じなんだろうなぁ。この時期に、所謂自我が確立されると言われていますが、そこにただならぬ影響を与えそう。物語は元に戻って、その後ちょっと描かれて終わりという感じになるのかもしれませんが、もっと大人になってからの様子とかも見たい…ってそれは、壮大なシミュレーションになってしまうのか。いや、要するに何が言いたいかというと、二人とももう少し開き直って過ごしてみたらどうなのだろう、と。これだけ過ごすと、自分の知らない自分のこと、そして家族のことが出てきます。その一つが、今巻で描かれた結依の家族問題なのですが、これからも意図せずに自分の証を相手の家族関係・人間関係に残してしまうことがあるのでしょう。その時にどう振る舞うのか。恋だけでなく、そういった所含めて楽しみです。


〜試し読みができます〜
 現在2巻発売記念として、コミックポラリスの方で1巻分まるまる再掲載しているようです(2/1まで)。もしまだチェックされていないという方がいましたら、この機会にちょっと読んでみてはいかがでしょうか?


■COMICポラリス:思春期ビターチェンジ

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かくかくしかじか
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レビュー
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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レビュー
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