作品紹介→無口なおっとり美少女×無口で硬派なメガネ男子:森下suu「日々蝶々」
3巻レビュー→叶わぬ恋と知った時の心の中でのせめぎ合い:森下suu「日々蝶々」3巻
4巻レビュー→想いが加速する文化祭:森下suu「日々蝶々」4巻
5巻レビュー→付き合うってなんだろう:森下suu「日々蝶々」5巻
森下suu「日々蝶々」(6)
こんな私だけど
この先も
よろしくお願いします
■6巻発売しました。
つきあいはじめたすいれんと川澄。初デート、初クリスマス、2人でつくる「初めて」がいっぱいです。どうすればいいかわからなくて、うまくいかないこともあるけど、好きという気持ちはどんどん強くなっていきます。
〜付き合いあぐねの6巻〜
5巻でついにつき合うことになった二人。こうして巻数で振り返ってみると、意外とあっという間のような気もしますが、物語として振り返ればこんなものという感触ですかね。さてこの2人、付き合ったは良いけれども、付き合う以前に「付き合うってよくわかんない」と言っていたように、正直どう振る舞ったら良いか分からない。一応デートに行ってみたりするのですが、どうにも上手くいきません。

歩くペースが合わない

おまけに靴擦れ
定番のミスですよねー。特に一緒に歩く大変さといったら…。都会だと、人ごみの中で横に並ぶのも難しくて、前に出て道を作ってるつもりでも、いつの間にかはぐれていたりとかって経験があります(反省)。あと個人的にハードル高く感じるのが、相合い傘。あれメチャクチャ難しくないですか?自分がびしょ濡れになるか、自分が濡れないようにしてたら相手が濡れる&傘の端が刺さるのどっちか。上のようなミスを、もし私のような年齢の男がやったら確実に印象悪くなるわけですが、そこは十代付き合いたてのマジック。リベンジを誓う川澄の前に、すいれんは胸キュンするのでした。いやー、初々しい。
しかし「靴擦れを気遣う」ってのは、ここ最近の少女漫画では、相手役ないしかませ犬は結構な確率でこなせてしまっている印象が。川澄は珍しく、ベタ中のベタなミスをしたということで、やっぱり普通の少女漫画の相手役とは違うな、と少し思ったのでした。女性慣れしていない硬派さと、すぐに反省できて全力でフォロー&リベンジする真っ直ぐさが際立ったシーンだな、と。
〜意外にも淡白な印象でした〜
斯くしてちょっと失敗なデートで始まったお付き合い。付き合った以前と以降で、幸福度やトキメキが増しているかというと、そういう印象はなく、むしろ停滞している感がありました。なんというか、思ってたよりも淡白だなぁ、と。好きあっているという意思が確認出来たことによる安心感と、未来への期待感こそすいれんから感じられるものの、付き合っている前後で二人の行動範囲・行動様式に大きな変化があるかというと、そんなことはないような。もちろんクリスマスでのプレゼント交換とか、ドキドキのイベントなんですけれども、どうにも慌ただしくて…あと、決定的に色気がない(笑)それが良い所でもあるのですが、どちらかというと笑った方が多かったかな(あのプレゼントですし)。
「付き合う」と言いつつも、先述の通り二人は「付き合う」ということを模索している状況で、幸せはこれから段々と形になっていくのでしょう。「付き合う」というのはあくまでスタートで、決してゴールに非ず。その位置付けを裏付けるかのように、周囲の人間関係は変化を見せています。次巻7巻、どのような様相を呈するのか。6巻よりも、きっと幸せは増えていると、期待しています。
3巻レビュー→叶わぬ恋と知った時の心の中でのせめぎ合い:森下suu「日々蝶々」3巻
4巻レビュー→想いが加速する文化祭:森下suu「日々蝶々」4巻
5巻レビュー→付き合うってなんだろう:森下suu「日々蝶々」5巻

こんな私だけど
この先も
よろしくお願いします
■6巻発売しました。
つきあいはじめたすいれんと川澄。初デート、初クリスマス、2人でつくる「初めて」がいっぱいです。どうすればいいかわからなくて、うまくいかないこともあるけど、好きという気持ちはどんどん強くなっていきます。
〜付き合いあぐねの6巻〜
5巻でついにつき合うことになった二人。こうして巻数で振り返ってみると、意外とあっという間のような気もしますが、物語として振り返ればこんなものという感触ですかね。さてこの2人、付き合ったは良いけれども、付き合う以前に「付き合うってよくわかんない」と言っていたように、正直どう振る舞ったら良いか分からない。一応デートに行ってみたりするのですが、どうにも上手くいきません。

歩くペースが合わない

おまけに靴擦れ
定番のミスですよねー。特に一緒に歩く大変さといったら…。都会だと、人ごみの中で横に並ぶのも難しくて、前に出て道を作ってるつもりでも、いつの間にかはぐれていたりとかって経験があります(反省)。あと個人的にハードル高く感じるのが、相合い傘。あれメチャクチャ難しくないですか?自分がびしょ濡れになるか、自分が濡れないようにしてたら相手が濡れる&傘の端が刺さるのどっちか。上のようなミスを、もし私のような年齢の男がやったら確実に印象悪くなるわけですが、そこは十代付き合いたてのマジック。リベンジを誓う川澄の前に、すいれんは胸キュンするのでした。いやー、初々しい。
しかし「靴擦れを気遣う」ってのは、ここ最近の少女漫画では、相手役ないしかませ犬は結構な確率でこなせてしまっている印象が。川澄は珍しく、ベタ中のベタなミスをしたということで、やっぱり普通の少女漫画の相手役とは違うな、と少し思ったのでした。女性慣れしていない硬派さと、すぐに反省できて全力でフォロー&リベンジする真っ直ぐさが際立ったシーンだな、と。
〜意外にも淡白な印象でした〜
斯くしてちょっと失敗なデートで始まったお付き合い。付き合った以前と以降で、幸福度やトキメキが増しているかというと、そういう印象はなく、むしろ停滞している感がありました。なんというか、思ってたよりも淡白だなぁ、と。好きあっているという意思が確認出来たことによる安心感と、未来への期待感こそすいれんから感じられるものの、付き合っている前後で二人の行動範囲・行動様式に大きな変化があるかというと、そんなことはないような。もちろんクリスマスでのプレゼント交換とか、ドキドキのイベントなんですけれども、どうにも慌ただしくて…あと、決定的に色気がない(笑)それが良い所でもあるのですが、どちらかというと笑った方が多かったかな(あのプレゼントですし)。
「付き合う」と言いつつも、先述の通り二人は「付き合う」ということを模索している状況で、幸せはこれから段々と形になっていくのでしょう。「付き合う」というのはあくまでスタートで、決してゴールに非ず。その位置付けを裏付けるかのように、周囲の人間関係は変化を見せています。次巻7巻、どのような様相を呈するのか。6巻よりも、きっと幸せは増えていると、期待しています。