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Tag [続刊レビュー] 2014.02.10
作品紹介→先輩、僕のために命を狙われてください。:成田駿×おそら「僕と先輩の鉄拳交際」



110634928111.jpgおそら/成田駿「僕と先輩の鉄拳交際」(3)


恋をしてしまったんですよ!


■3巻発売しています。
 先輩、言わなきゃいけないことがあるんです…。
 策略により姫子の信頼を失い、お目付役の任を解かれてしまった修二。修二の代わりにお目付役に昇格したのは、ライバルである一命。姫子は一命とともに過ごし、修二は撲冊魔から殺し屋組織に勧誘される。それぞれの日常が大きく変化する中、姫子の殺人計画が始まって…。
 

〜シリアス要素多めの3巻〜
 昨年末に3巻発売しております。3巻も変わらずラノベ的。しかし1〜2巻とは異なり、だいぶシリアス要素が強くなっております。特に中盤、姫子が攫われてからの奪還計画のフェーズはほぼ笑いの様子はなく、かなり緊迫した空気となっていました。割と謎というか、見えてこない部分が多い中で、少しずつその辺も明らかになりつつあります。たとえば今回姫子がマッドフリークになった原因に少し触れられているのですが…
 

僕と先輩の鉄拳交際3−1
暴力を愛情と勘違いしている


 直接的な原因こそ明らかになっていないものの、当然のことながらマッドフリークに生まれ落ちたわけではなく、何らかの要因によってマッドフリークとなったことが明示されております。しかしここまでの拗れっぷりに加えて、幼少期から…ということを考えると、結構えぐい原因だったりするんじゃないでしょうか。あと修二の秘密の方も少しずつ明らかになってきており、4巻以降物語の核心に迫っていきそう。


〜これもまたマッドなのか〜
 さて、今回そんな姫子が恋する相手はたった1人。1話完結の勧善懲悪ではなく、段々と個々の物語も長くなってきた影響でしょう。その相手は一命なわけですが、彼の背景を見ると、これまた生まれながらのマッドではない模様。一発屋でもないので、背景も割としっかりと語られます。彼の様子を見ると、本心としては攻撃したくないけれど、命令と割り切って心を奪われるように相手を攻撃するという。姫子はそんな彼を見てマッドだと判断=恋に落ちるわけですが、これって厳密にはマッドじゃないんじゃないのかなぁ、とも思ったり。作られた攻撃性という所では、修二ともそんなに大差ないような気もしておりまして。相変わらず突っ込みたいというか、不可解な部分もありつつも、楽しく読んでおります。しかし一命、このまま死ぬのかと思いきや、普通にラスト登場するっていう。命令主が居なくなって、マッド感はゼロに。これからは哀しみを背負った脇役へと変わっていくのでしょう。あと今回はガスマスクガールがほぼ登場せずだったのが、少し寂しい所。すぐ倒されたし。4巻ではもうちょっと登場してくれないかなぁ…。


〜小夜が一番平和で良いです〜
 そんなシリアスな空気の中、相変わらずなのが小夜。一番死にたがっている深刻なキャラなはずなのに、一番平和っていう。シリアスシーンには一切登場せず、割とどうでもいいパートには率先してその存在感を示してくるガヤ要員っぷりが素晴らしいです。今回もこの騒動が一段落したかと思ったら…


僕と先輩の鉄拳交際3−2
料理勝負


 束の間のお笑いパート。彼女の3巻でのほぼ唯一の見せ場がこれってのが、彼女の「どうでもいいポジション」を如実に現わしているようで素晴らしい。こういうパート、個人的に凄く好きなので、これからもちょいちょい挟み込んで欲しい所です。

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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