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2014.05.03
1106368428.jpg杜若わか「あっくんとカノジョ」(1)


まじのんたん笑顔可愛すぎて
世界救えるってマジで



■荘敦大17歳高校生。通称“あっくん”。暴言ガン無視当たり前。「ウゼェ」「キモイ」がよく吐く言葉。しかしその実態は……カノジョの“のんたん”に対するスーパーツンデレストーカー。盗聴、盗撮、尾行、録音、お手のもの。のんたんが好きすぎて世界のすべてがのんたん。だけど、のんたんの前では超ドライ。そしてのんたんも当然その生態には気づいている。そんな二人がおくる超人気1ページショートギャグコミック!

 ジーン連載作です。ジーンは元々女性向けを標榜していたので取り上げているのですが、これまでレビューした作品を見てもらえば分かる通り、あんまりそういう区分けが意味あるように感じないことが多いです。本作も男性向けとは思いませんが、萌え路線でないマンガタイムなんちゃらとかの4コマ誌あたりに掲載されていても違和感なさそう。ちなみに本作はpixivでヒットを飛ばしたタイトルのようで、ご存知の方も多いかもしれません。
 
 物語は超絶ツンデレ男子の異常な日常を描いたラブコメディ。主人公は目つきがちょっと怖いあっくんこと荘敦大(かがりあつひろ)。付き合って4年になろうとしている彼女・のんたんがいるのですが、その彼女への当たりがとにかくきつい。「うざい」「だまれ」は当たり前、時には「死ね」「消えろ」なんて言葉でジャレてくるのんたんを突き放します。しかしそれは強い強い愛情の裏返し。彼女のいない所では、彼女のことが気になって気になって仕方ないのです。部屋は一面彼女の写真で埋まり、盗聴で常に相手の音は拾える状態、彼女が触れたものには異常な愛着を示す…そう、要するにストーカーなんです。驚異の2面性を誇る彼と、そんな彼の生態を理解し付き合う心の広いのんたんの愛に溢れてちょっと危ない日々を、のぞいてみませんか?というお話。


あっくんとカノジョ1-1
 ツンデレとストーカーの両面を持ち合わせる男子を愛でるというか、おもしろがる作品。極端なツンは、照れもありますが、彼女の愛情をノーガードで受け取ってしまった時に死んじゃうんじゃないかという危機感からの予防線なのです。そのため、口ではうざいだの死ねだの言っていますが、彼女の希望は全力で叶えてあげるという姿勢。デートの時は必ず彼女の家に迎えに行くし、一緒に帰らない日も終始後ろから見守ってあげます。盗聴も当たり前の状況にあるのですが、彼はそれが悪いこととは認識していないご様子。まぁ、つまりかなり危ないやつってことです。


 そんな危ないヤツをドストレートに描いたら怖いだけで終わるのですが、それをなんとか笑いに昇華させているのは、彼をとりまく2人の存在のおかげ。ひとりは彼の親友である松尾。あっくんの家に入り浸りギャルゲに興じるという変わった趣味の持ち主ですが、その感性は一般人のそれで、あっくんの危険な行動の数々にツッコミを入れて行きます。しかし時にそんな彼でも受けとめきれない行動があるもの。そういう時は、最後の砦であるあっくんの彼女・のんたんが有り余る広い心で受けとめてくれるのです。
 
 
あっくんとカノジョ1-2
 盗聴されていてもボロが出ることなく4年も付き合えているというのは、裏表なく素直に全力であっくんを愛し、お付き合いしているから。心が広いのか、変わってるのかは良くわからないですが、彼女が天使であることはまず間違いありません。こうなるとわからなくなるのが、のんたんがこういう性格だからあっくんをこうさせたのか、こんな性格だからこそのんたんに惹かれたのか、という「鶏が先か、卵が先か」論。


 あとちょっとした見どころになるのが、あっくんの妹。彼女もまたのんたん愛が強く、一方で松尾に対して異常に強くあたるという。これがツンデレなのか、マジギライなのかは…果たして。


【男性へのガイド】
→先にも書いた通り、男性向けでもそれなりに違和感無く読めるかも。
【感想まとめ】
→ある意味完成した二人なので、これ以上変化も望めず、2巻以降どうするのかな、という想いはあるものの、とりあえず1巻時点では満足な内容となっています。こういう極端なキャラクターを使ったラブコメがお好きな方はチェックしてみてはいかがでしょう?


作品DATA
■著者:杜若わか
■出版社:メディアファクトリー
■レーベル:ジーン
■掲載誌:ジーン
■既刊1巻
■価格:533円+税


■試し読み:Pixiv(ログイン要)

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