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Tag [続刊レビュー] 2014.05.07
1106390007.jpg目黒あむ「ハニー」(4)


奈緒
おそろい



■4巻発売しました。
 鬼瀬くんと仲良くなった二見くん。
 明るくて気さくな二見くんは、鬼瀬くんの彼女でもある奈緒にも仲良く接してくれます。最初は鬼瀬くんの話などを楽しくしていた2人ですが、徐々に二見くんは奈緒を意識するように…。そんな中、体育祭が始まります。ついに想いを抑えられなくなった二見くんが……!?


〜告白に対して奈緒は…〜
 4巻は2部構成。序盤は二見くんのアプローチ、後半は矢代さんと三咲くんの一悶着。どちらも青春汁と恋愛汁に溢れていて、まぁニヤニヤさせてくれる内容となっておりました。
 
 まずは二見くんの話ですかね。もうこいつ絶対告白するじゃんって流れでしたが、案の定しちゃいました。しかも勝ち目薄であることは3巻時点で明白で、かませ犬にすらなれないというシチュエーションです(なのであんまり私のかませ犬アンテナには反応してこなかった)。
 
 目下の注目は、鬼瀬くんと奈緒がどう乗り切るかという所なのですが、奈緒が泣きながらのお断り。うーん、やっぱり泣いちゃったか、と。もっとパニくるかと思っていたのですが、自分の言葉でしっかりと「お断り」をするあたりが偉いです。
 
告白のあと、二見くんはこんな後悔をするわけですが…
 
 
ハニー4−1
…なんで
もっと早く奈緒ちゃんのこと好きにならなかったんだろう



 二見くんが奈緒の魅力に気づけたのは、他ならない鬼瀬くんがきっかけであって、なかなかそれは難しい話だったんじゃないかなぁ、と。また告白を断る際に奈緒が、「私が鬼瀬くんに出会って少しだけ変われたから」と言っている通り、仮に鬼瀬くんよりも前に二見くんが出会っていたとしても、その魅力を見出して好きになれたかというと、これもまた難しいんじゃないかな、と。というわけで、割と不憫な負け戦に挑むことになった二見くん、今後の去就が気になるところあります。
 
 この後はもう奈緒に対して甘々な展開で。さいごの鬼瀬くんとのイチャラブも良かったのですが、個人的には矢代さんのこれ…


ハニー4−2
ああ、飛び込みたい(小声)。


 この子は他人に対して無関心っぽいのに、その実誰よりも敏感に感情を感じとって気遣ってくれるんですよね。こんなのやられたら、ガッツリ心掴まれますって、もう。


〜脇役二人のまさかの展開〜
 さて、そんな矢代さんですがまさかの後半に超絶スポットライトが当てられる展開となります。いきなり彼氏の登場ですから、ドびっくりですよ。他人と深く関わらない…なんてポリシーを感じさせる彼女ですから、当然日々孤独に生きているのかと思っていただけに、この展開は衝撃でした。しかも、よくよく読み進めてみると、彼女の方が依存しちゃっている勢いという。いや、これはビックリ。けれども2巻では、奈緒に対してこんなアドバイスをしているんですよね


ハニー4−3
恋って理屈じゃないしね 


 これは恋してないと言えない台詞ですもんね。ようやく納得です。そしてまさに、「恋は理屈じゃない」を体現しているような恋愛をしていたってんですから。

 そしてそんな彼女の実情を前に、それまでまったく自覚していなかった自分の気持ちにいきなり気づいたかのように突っ走る三咲くん。若いです。この気持ちはわからんでもないですが、それって純粋な好きなのか、焦りによる見切り発車なのか分からん感じがまた。そしてそんな彼の言葉に対して、矢代さんは逃走するっていうドタバタっぷり。奈緒はちゃんと言葉で伝えたんですがね。このなんでもアリ感がまた面白かった。この二人のことも楽しみになった5巻、どんな恋模様を見せてくれるのでしょうか。


【関連記事】
作品紹介→ある日不良さんに、花束もって告白されました。:目黒あむ「ハニー」1巻
2巻レビュー→ピュアさゆえの破壊力:目黒あむ「ハニー」2巻
3巻レビュー→“だいすき”ばかりが募っていく:目黒あむ「ハニー」3巻

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
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2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




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