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2015.01.21
■お待たせしました(待ってた人いるのかな…)。年明けからずっとネットが繋がらない状態になっていまして、だいぶお届けが遅くなってしまいました。というわけで、例年お届けしていますまとめ記事です。振り返れば昨年は思い入れのある作品が多数完結を迎えておりまして、絞り込むのに非常に苦労しました。昨年完結した作品(1巻完結作も含む)を、10作ピックアップしていますが、自分の好みで選んだ結果かなり偏りが……。とはいえ私が参加している某ランキング本では、上位20作のうち完結作は2作のみということで、多少毛色を変えてお届けできるのではないかとも思います。毎年のことですが、順位はあくまで目安です。この中から、何か気に入った作品がありましたら、週末連休などに、手に取ってみては如何でしょうか。リンク先は最新のレビュー記事です。加えて今年は、試し読みへのリンクも付けてみました。ではでは、スタート……





1.阿部共実「ちーちゃんはちょっと足りない」(全1巻)
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…このマンガがすごい!2015オンナ編で1位になった本作。「違った毛色で…」と言った直後に丸被りなのですが、それぐらい本作は揺るがない1位でした。とにかくインパクトが抜きんでており、この先出てくるのかというほどに後味が悪かったです(ほめ言葉)。いわゆる「団地の子」の視点から、世の中の一部分を切り取った日常物語。序盤は楽しげなコメディテイストに仕上がっているのですが、一転後半はどシリアスに。みんな抱えている「足りない」という感覚を、ヒロインたちがより増幅させて、読者にぶん投げてくる。心の奥深くをグサグサ刺されているような感覚が、読み終わった後もしばらく残り続ける一作です。

【試し読み】





2.岩本ナオ「町でうわさの天狗の子」(全12巻)
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…天狗がごく普通に存在する世界で、天狗の娘であるヒロイン・秋が、後継者という宿命に抗いながら恋や友情を通して成長していく青春物語。長年連載されていた「天狗の子」も、ついに昨年完結を迎えました。最終巻は、自分の中に眠る天狗に飲み込まれてしまいそうになる秋姫をめぐる、仲間たちの総力戦。私はなぜか天狗の父に共感してしまい、娘を想い泣きながら戦う彼の姿を見て一緒に泣いてしまいました。恋に友情に親子のつながりまで、欲張りに温かく詰め込んだ本作は、まさしく“名作”だったと思います。

【試し読み】





3.田中相「千年万年りんごの子」(全3巻)
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…天狗の子の次はりんごの子です。デビュー短編集が話題を集めた田中相先生の初長編連載は、雪深い東北の地を舞台に描く、林檎農家に婿入りした青年とその新妻のお話でした。淡々と過ぎる日常から一転、突如として投入されるのは、村の禁忌を犯したことで新妻に降りかかる、呪いにも似た不思議な現象。逆らうことのできない不思議な力に必死に抵抗する青年の姿と、呪い降りかかる中で青年を見守る妻のやさしさが印象的なお話でした。

【試し読み】





4.びっけ「あめのちはれ」(全8巻)
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…雨が降ると女の子の体になるという特異体質になってしまった高校生5人の学園物語。普段は男子寮で男子校に通っていますが、雨の時だけお隣の女子高に通います。思春期ですから当然恋の真っ盛り。戸惑いの中、彼らも誰かに出会い恋をして、少しずつ大人の階段をのぼっていきます。時には女の子になっている時に思わぬ恋愛イベントが訪れてみたりと、実に抜け目ない構成に思わずよだれが…。男の子も女の子もみんな個性的でいて、そんでもってもれなく可愛いってんですから、そりゃあハマりますって。

【試し読み】(pixiv)





5.祀木円「トウキョウ.D」(全2巻)
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…癒し枠。ネコ型きぐるみロボペット「にゃんペット」を描いた話題のWebマンガ「しゅんにゃん」の世界観を引き継ぎつつ、ITANで新たに連載されたのが本作。逃げ回る国家機密の戦闘型ドールを回収すべく、警視庁の極秘チーム・D班に配属された主人公が奮闘するというお話……なんて書くと壮大でカッコいいSFなのですが、実のところかなりユルいテンションで送る、コメディ要素の強いお話に仕上がっています。舞台はコンパクトに文京区と千代田区にほぼ集約され、最後の方では普通にドールと主人公が生活送ったりする自由さ。とにかく推し要素は、仲間のドールであるシマ。ぬいぐるみ型の容姿に加え、その勝手な行動も実にキュート。可愛いものに癒されたい方にはうってつけです。付け加えると、ストーリーもしっかり着地していて、振り返れば結構イイ話になっていたりするんですよ、これが。

【試し読み】





6.チカ「これは恋のはなし」(全11巻)
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…「10歳の少女と31歳の男との恋物語」と話題を集めた本作も、完結を迎えました。当時新創刊だった連載誌・ARIAをけん引する役目を立派に果たしたと思います(3年で11巻というのはかなりのハイペースに感じます)。さすがに10歳と31歳のままだと条例的にアウト(?)なので、段々と時は流れ、最後にはそれなりの年齢になります。小学生から中学生、そして高校生へと成長していく中で、「気が付けば女らしくなってきた」とか「ちょっかい出す男の子の存在」だとか、その年齢なりのポイントを押さえたエピソードで織りなされる年離れた二人の心の触れ合いは、やきもきとニヤニヤを存分に生み出してくれました。設定から感じる危ない匂いとは裏腹に、実にプラトニックな内容というのも好印象。

【試し読み】





7.イシノアヤ「三等星のスピカ」(全3巻)
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…「ざわさん」然り「タッチ」「H2」然り、野球部の野球やってない時のエピソードが多めの作品って、不思議と途切れることなく愛され続けていますよね。本作もそんな作品群のお仲間と言えるでしょう。野球部員達の、野球や友情や恋を描いた青春群像。どこにでもありそうな本当になんてことない日々のちょっとした出来事たちが、大切そうにページに収められています。どの部員にもその歳ならではの悩みはあって、大人からしたら大したことない悩みだったりするわけですけれど、当人たちはそりゃあもう真剣に悩んでいるんですよね。自分も思い返せばそうだったなぁと、読んでいるとなんだか自分の高校時代を思い起こされむずかゆくなるような、そんな作品です。

【試し読み】





8.鳥野しの「オハナホロホロ」(全6巻)
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…羽海野チカ先生のアシスタント出身である鳥野しの先生が描く、同居生活グラフィティ。いつもどこか心にズシっと来るものがあって、読むのにエネルギーを使ってしまうのですが、でもその分得られる感動も大きいのです。友情、恋愛感情、腐れ縁…様々な感情が混ざり合った、単純でない大人達の心の行き交いは、前に進もうにも縺れてなかなか進みません。正解も不正解もない選択肢を前に、自分なりに最善と思える答えを以て選び取り進むのは、大人だからこその責任であり、辛いところでもあります。大人たちのそんな選択の数々を目の当たりにし、色々と感じてもらえたらと思います。





9.西炯子「姉の結婚」(全8巻)
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…アラフォー独身の司書であるヒロインが、人間的にも肩書的にも色々と面倒くさい医師に好かれてしまい、大変な恋愛の波にのまれていくというお話。作者さんの前作「娚の一生」は今度映画化されますが、個人的にはこちらの方が好みです。一言で表すなら「ベタなラブロマンス」でしょうか。最後なんかこんなにベッタベタな展開でいいんですかという感じなのですが、そこに至るまでは実に複雑。いわゆる昼ドラや韓流ドラマに通ずるものがあるかと思うのですが、それゆえの安っぽさは感じさせず。そこは実績ある作者さんの力量に因るものなのでしょうか。大人で味の濃い恋愛ものが読みたいという方に是非。

【試し読み】





10.ツナミノユウ「彗星継父プロキオン」(全3巻)
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…地球を守る異星人のヒーロー・プロキオンが、地球人の一般女性(子持ち)に一目惚れをし、そのまま入籍。継父とヒーローを掛け持ちする日々を描いた、やけに所帯じみたヒーローコメディ。登場人物の半分くらいは異星人という割とぶっ飛んだ設定なのですが、一方で投入されるネタは生活臭溢れる日常的な内容というこのシュールさ。プロキオンは連れ子のイクルくんと仲を深めようと努力するのですが、正体は明かせない上に肝心な時に出動要請が出てしまい、印象は良くなるどころか悪くなるばかりという可哀想な状況。無敵のヒーローなのに私生活は悲哀漂うというのが、なんとも。脇役達も個性豊かで、みんなどこか残念。個人的な推しキャラは、イクルくんの担任の先生で、巨乳で、賞金ハンターの異星人で、プロキオンが好きっていう盛りだくさんな苅原先生。読めばあなたもきっと好きになるはず。

【試し読み】





昨年までの記事
この女性向けマンガがすごい!2013(完結作編)
この女性向けマンガがすごい!2012(完結作編)
この女性向けマンガがすごい!2011(完結作編)
2010年、これだけはチェックしてほしかった完結10作品
2009年これだは読んでおいて欲しかった完結10作品

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コメント

毎年このランキングを楽しみにしています。
『八潮と三雲』が入っていないのが予想外でした>_<
読んでいない作品が結構あったので、これから読もうと思います!
From: まほ * 2015/01/21 01:26 * URL * [Edit] *  top↑

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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