このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [新作レビュー] [オススメ] 2015.02.01
1106472285.jpg餡蜜「カンナとでっち」(1)



カンナ
行ってきます




■カンナの家は工務店で、父は町の大工さん。ある日、カンナと同い年の見習い大工・勝仁が、父のもとで大工修業することになって!?知らない男の子といっしょに住むなんて……この先どうしたらいいの!!?イケメン職人男子とのドキドキ同居ラブストーリー、第1巻!


 餡蜜先生の別冊フレンド連載作になります。工務店の娘であるカンナの家に、ある日見習い大工がやってくることから物語は始まります。その見習いはカンナと同い年で、同じ学校の定時制に通う男の子・勝仁。金髪にピアスというちゃらい風貌もさることながら、同い年の男の子と同居生活なんて……と戸惑うカンナでしたが、彼の大工仕事に懸ける熱い想いに触れ、だんだんと彼の魅力に惹かれるようになっていき…というお話。


カンナとでっち
勝仁の大工仕事への思い入れはかなりのもので、道具を愛でる気持ちもこんな感じでやや気持ち悪いぐらい。カンナの父に憧れを抱いており、この家へと修行に来たのでした。性格は明るく、非常に人懐っこいところがあります。ノリよくいたずらなところがあり、それがカンナとの距離をうまく縮めるきっかけに。


 年頃の男女が一つ屋根の下で暮らすことになるということで、王道同居ものです。さすがに二人きりというわけにはいきませんが、一緒に生活している以上関わる機会は多いわけで、そしてありえないくらい美味しいハプニングが起きます。看病での密着とか、寝入っちゃって寄りかかるとか、もつれて倒れこんで大胆な体勢とか、長らく生きてきて私自身は一度も経験したことのないような羨ましいアレコレが、1か月ぐらいの短期間で立て続けに起きております。これをありえないなんて言っちゃだめ。お約束なんだから、むしろありがたく頂かないと。こういうところからもわかるとおり、「同居ものとはこうやって攻めるんだぞ」という事がギュッと凝縮されたような作品で、同居もの好きにとってはまず間違いない内容かと思います。


カンナとでっち0003
1話に1~2回くらいはこういうドキッとハプニングが起こります。ありがてえありがてえ。2巻ではお風呂で遭遇とか着替え中の部屋に入っちゃうとか、「お約束」をフルコンプしてほしいところです。


 一方同居ものというと、一緒に暮らしていて何かトラブルなどが起きた時に意外と優しかったとか、そういうエピソードでヒロインからの好感度を上げていくパターンが多いのですが、本作の場合は大工仕事に打ち込む姿を見て胸キュンしちゃったりと、間接的な攻撃もちょこちょこと放り込まれてきます。なので直接攻撃のみの単調さはなく、適度にメリハリはついているのかな、と思います。


 講談社のワンテーマものというと、そのお仕事に関する知識解説などがあるのですが、明示的に説明することはなく、流れの中でこんなものだと軽く触れられる程度です。なのでお仕事ものの側面を期待して読まれると、少し肩透かしをくらうかもしれません。そこはあくまで、そういう職業の人が相手役になった恋愛ものとして読んでいただければよいかと思います。

 
【男性へのガイド】
→ザ・少女漫画という内容ですので、そういうのを求めている方こそが読むべき作品かと思います。相手キャラはいわゆるオラオラ系とは異なり、ノリの良い兄ちゃんという感じなので、そこは障壁にはあまりならないのかな、とも思います。
【感想まとめ】
→ひねりなくど真ん中直球勝負の同居ものということで、読んでいてとても気持ちがよかったです。別冊フレンドらしい、恋愛マンガでした。


作品DATA
■著者:餡蜜
■出版社:講談社
■レーベル:KC別フレ
■掲載誌:別冊フレンド
■既刊1巻
■価格:463円


■試し読み:第1話

カテゴリ「別冊フレンド」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。