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Tag [新作レビュー] 2015.02.17
1106491055.jpg遠山えま「四月一日さんには僕がたりない」(1)


不純異性交遊しましょうか
四月一日さん



■バレたら人生がオワル……
才色兼備の優等生・四月一日レイラの誰にも言えない秘密。それは、ラブホテルに住んでいるということ。ある日同級生の三月終とホテルで鉢合わせてしまったレイラ。秘密を守ってもらうかわりにまさかのラブホテル同居がスタート!でも、恋愛経験ゼロのレイラにとって、挙動も発言もゆる~い終との生活はすべてが予想のナナメ上で……。大人気作家が描く思春期迷走系ラブコメ、発信!

 低年齢向け少女漫画誌「なかよし」で指フェラだの耳舐めなど、ギリギリアウトなエロを描いて物議をかもした遠山エマ先生のARIAでの新連載です。最初に言っときます、本作ですが「わたしに××しなさい」よりもドイヒーな内容となっております。表紙からしてエロを匂わしていますが、中身も相当に下世話。では内容をご紹介しましょうか。

 主人公は高校で生徒会長を務める四月一日レイラ。その毅然とした態度に、学力も学年一位と、周囲からは尊敬の対象として見られています。そんな彼女が頑なに隠すのは、彼女の住み処。お城のような佇まいのそこは、なんとラブホテル。彼女の家はラブホテル経営で生計を立てており、居住スペースはラブホテルの中にあるのでした。こんなところを見られたら終わる……そんな危機感を抱え学園生活を送っていた彼女でしたが、ある日ホテルの一室で同級生の男子・三月終と鉢合わせしてしまいます。慌てふためいたレイラは、備え付けのコンドームとローションを浴びベッドに倒れこみます。そんな彼女の姿をすかさず写メに収めた三月終は、その写真と引き換えに、ラブホテルに住まわせてほしいと要求してきます。しぶしぶその条件をのんだレイラは、親の了承を取りラブホテルで一つ屋根の下生活を始めることになるのですが…というお話。


四月一日さんには僕が足りない0001
のっけからこれ。


上の画像を見てもらってもわかる通り、こんなのがちょいちょい登場します。こういったギミック的な表現は遠山エマ先生の得意とする所で、ARIAってなかよしほどではないけど、それなりに読者年齢層低めだったような気がしていたのですが、大丈夫なんでしょうか。車谷晴子先生の「兄が妹で妹が兄で」といい、そういった路線で攻めるっていう姿勢なんですかね。この他には、ヒロインが男の人に触れられると嫌悪感で汗だくになり、おもらしと見まがうほどの水溜りができるとか、ホテルの一室に終が住んでいるために、小道具的なものもちょいちょい使ってみたり(三角木馬とかコスプレ衣装とか)と、攻めまくり。

 かなり散らかった感のあるドタバタコメディなのですが、基本となるのはこの二人の恋愛模様という所になるのでしょう。生徒会でも一緒、家でも一緒ということで接近できる要素は多々あるのですが、ヒロインのレイラは男性嫌いというハンデがあり、また相手役の三月終も性格・生態などかなり謎に包まれたところがあり、お互いに一筋縄ではいかなそうです。三月終はことあるごとにレイラに対して意地悪な要求をしてくるのですが、その真意が見えずかなり不気味で、あんまり好きなタイプではないですねー。逆にレイラは遠山エマ作品のテンプレヒロインという感じで、安心感があります。

 この二人のほか、脇役達もクセが強そうな面々が揃っています。レイラを慕う女友達がアホ巨乳だったり、生徒会の男子たちは、いかにもいい人そうな子から、色々と頭が働きそうなメガネくんとか、1巻ではあまり目立ちませんでしたが、物語が進んで来ればもっと本編に絡んでくるかと思われます。


四月一日さんには僕が足りない0002
友達がアホ巨乳。素直でいい子なんですけれども、アホすぎてちょっと怖いっていう。

 
【男性へのガイド】
→いやーこれは評価に困る所ですねー。エロいとは言いつつも男が喜ぶそれかというとちょっと違うような気がするんですよね。
【感想まとめ】
→さて、この作品が人気出たら結構おじさんとしては心配というか怖いところがあるんですけれども果たして。×しなは割と大手を振っておおすめしていたところがあるのですが、さすがにこれは気が引けますね(笑)静かに様子を見守りたい作品です。


作品DATA
■著者:遠山エマ
■出版社:講談社
■レーベル:KC ARIA
■掲載誌:ARIA
■既刊1巻
■価格:円+税


■試し読み:第1話

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