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Tag [新作レビュー] 2015.02.22
1106490022.jpgKANA「女の友情と筋肉」(1)



ちょっとマッスルだけど
とっても優しい女の子たち




■磨け!女子力と筋肉!
身長195cm握力97kg、身長189cm100M走10秒8、身長186cmソフトボール投げ85M……のちょっぴり?マッスルだけどとっても優しい女の子たち“イオリ、ユイ、マユ”の3人が繰り広げる、頑張るみんなを応援するキュートでファイトな4コマまんが。

 このマンガがすごい!Webの3月オンナ編で2位になっていたのですが、やっぱりこれ「女性向け」って括りになるのですね。星海社は最近頻繁に単行本を出しているのですが、ツイ4と言われるレーベル(?)で作品がたまってきているからですかね。本作「女の友情と筋肉」は書店でもかなり平積みされており、猛プッシュされているのを感じることができます。いや、なかなか衝撃ですからね、表紙から。

 冒頭のあらすじ紹介では、ちょっぴりマッスルだけど……と表現されていますが、読んだ印象としては全く「ちょっと」じゃありません。スポーティでムキムキな、吉田沙保里選手とかそういう系統の女子あるあるなのかと思っていたのですが、むしろイメージ的に近いのはスーパーサイヤ人だったりします。普通に空飛べるし、ビーム出るし。見た目からしてなかなか衝撃的なのですが、当人たちはそれに対して全くコンプレックスは持っておらず、また周囲の面々をそれをひとつの“個性”として受け入れております。繰り出されるネタはそういった世界を前提としたものとなります。


女の友情と筋肉
一番好きなのはユイさんとその彼氏のヒロユキ。安定感と、時折挟まれるオタクネタの使い方のうまさがツボ。


 3人とも社会人として立派に働いており、またいずれも彼氏がいるという。表紙に描かれているイオリはメーカー勤務で、彼氏は浮気っぽい軽めアホの関西人の営業マン。色々と問題を抱えており、揉めがちというカップル像です。一番かわいい系(と思われる)のマユは明るいアパレル店員で、彼氏はパティシエ見習いのマサノブ。マユが尽くすという関係性で、マユの明るさも手伝ってか比較的のろけがちな楽しいカップルというポジション。黒髪美人(と思われる)のユイは商社で事務をやっているっぽい女性で、彼氏はひょろひょろ系のSEさん。お互い自然体で物静かという感じで、いわゆる安定感のあるカップルというポジション。それぞれありがちなカップル像で、ネタの出発点はそういったカップルにありがちな出来事になります。で、最後に筋肉ネタで落とすという偉大なるワンパターン。

 正直出オチなんですけれども、その圧倒的なパワー(色々な意味で)で最後まで突っ走ります。ネタの起点が未婚社会人の日常って所なので、意外と話題に事欠くことはなく、オチにたどり着くまでは様々なアプローチが可能という強みももしかしたらあるのかもしれませんね。別に読んでいて爆笑するかとか、感動するかとかそういうこともないんですけれど、なんか読んでしまうっていう。でこのインパクトですから、すごい頭にこびりつくんですよね。ちょっと前に読んだ作品の内容すら思い出せないこともしばしばなのですが、おそらく本作のことは全然忘れることないんだろうなと思います。

 
【男性へのガイド】
→これがど真ん中って人はいるのか?ちょっと異質すぎて判断に困る所です。
【感想まとめ】
→先にも書いている通り爆笑するとかはないんですけど、読んでしまうし印象に残るし、やっぱりちょっと笑ってしまうという。サイトで色々読めるようですので、そちらをご覧になっては如何でしょうか?



作品DATA
■著者:KANA
■出版社:星海社
■レーベル:星海社COMICS
■掲載誌:ツイ4
■既刊1巻
■価格:640円+税


■試し読み:第1話

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