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Tag [続刊レビュー] 2015.03.02
1106491024.jpg磯谷友紀「海とドリトル」(2)



なんかこれ……
昔見てた
夢みたいな……




■2巻発売しました。
 小笠原の調査で海に出た七海はクジラへのロガーの装着に成功するものの海に落下。その恐怖心から海に出られなくなってしまう。この状況を克服するために七海は、ひそかに想いを寄せるポスドク・戌飼にある心理療法の協力を願い出る。果たして……。


~盛りだくさんの小笠原調査~
 2巻出ました。2巻の舞台も引き続き小笠原です。まぁとにかく七海にとっては盛りだくさんの内容でして、ざっと説明すると……まず船から海に落下してその恐怖心から海に出れなくなり、トラウマ克服のためにあれこれ試行錯誤したり。お勉強方面ではウミガメの産卵を見たり、ウミガメから採血したり、海に落ちながら取り付けたロガーの記録を見て嬉しくなったり。人間関係の方では、体中に落書きされたり、先生に慰められたり、そして果ては……


海とドリトル2
返り血を浴びながら告白


 いやいやいやいやこのタイミングですかいという驚き。結局この場は熱中症でブラックアウトし、再度することになるのですが、血を浴びながら熱中症でブラックアウトするってものすごい出来事ですよね。勉強に恋に仲間意識に…興味のあるものに囲まれて、普段とは異なる環境で集中して向き合うっていうのは、先々振り返っても良い財産になりそうですよね。私も農学系の学部を出ており、2週間ほど愛媛のミカン農家で農業に従事したことがあるのですが、その時は学生は自分だけで、やっぱりこういうトキメキがあったらよかったなぁとか思ったり。


~相手本線はどちらなのかしら~
 今回、先にある通り七海は戌飼先輩に告白するわけですが、相手候補として先生もまだあるんじゃないかなぁというのが2巻を読んでの感想。別に何があるわけでもないのですが、一番七海のことを理解できているのは先生のように見えるんですよね。それを七海は「鋭さ」という言葉で片付けているのですが、それってかなり貴重なものでして、いつかそれに気づくときもあるんじゃないかなとか思ったり。

 あと戌飼さんで気になるのは、海外に行ってしまった元カノとやらの存在でしょうか。ヨリを戻すなんて流れは今のところ想像つかないですが、彼自身海外に行くなんて選択肢もあるかもしれませんし。やさしさという意味で彼の右に出るものはいませんが、それ以上何かあるかというと、今のところ特にないという。

 ともあれ今のところは五分五分ないし、戌飼先輩優位ということで、3巻以降どう転がっていくのか非常に楽しみです。あとこの作品の素敵なところは、人間関係だけでなく海洋生物についてもきちんと触れて描いていくところ。七海の研究対象はクジラで揺るがなそうですが、2巻でもウミガメについて触れていたりと、そういった話を読むのも楽しく、3巻でどういった話題が出てくるのかそちらも楽しみです。


■関連記事
魅惑の海洋動物と恋の世界へようこそ:磯谷友紀「海とドリトル」1巻

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
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