
必ず
キミに
■3巻発売。
西側のフォウ帝国と、東側の連合諸国。古くから戦争が続く両国は、長い闘いに疲弊しきり、一時休戦を余儀なくされていた。そんな中、砂漠で立ち往生する男女が一組がいた。戦争で傷ついた人々を慰問するため、前線の町へ向かったきり姿を消してしまった王女・エリーナを探すため、秘密裏に捜索に出ていたクレイと、エリーナの妹・ニーナである。やがて二人は、砂漠に倒れている少年を発見する。彼の名前はリュウ。誰かを探していると言う彼が見せる夢に、何かを感じた二人は、共に旅をすることを提案。リュウも承諾する。己の求める者を探すため、彼らは旅立つ
プレイステーション用RPGのコミカライズ作品です。私はこの作品やったことがないので、マンガが完全な初見。うーむ、どうなんでしょ、これ、結構背景を理解するのに苦労しました。RPGやファンタジーが好きで、こういう作品に対する免疫というか、読み方が分かっている方ならスンナリ入り込めるのでしょうが、私には少しハードル高かったかな、と。上記のあらまし紹介も、ウィキペディア参照しました。すみません。こういうのは実際にやってみるのが一番なのでしょうね、今度買ってきます。

探す相手は違えど、持ちたる気持ちは同じと、リュウは快諾する。
さて、今作の主人公はというと、砂漠で倒れていた少年・リュウ。そして、1巻ではほとんど登場しませんが、フォウルというもう一人の主人公がいます。ファンタジーなので背景を説明するとやたら長くなるのですが、最終目標となるのがフォウルとの合流。それを達成するために、エリーナ王女を探すクレイ・ニーナ御一行と共に旅をしていきます。そういった背景さえ一旦理解してしまえば、その後はスンナリ読み進めることが出来るんですよねね。
ストーリー自体はしっかり組み上がっているため、残りは如何にスタイリッシュに、原作の雰囲気を壊さずに仕上げられるか、というのがポイントになってきます。Amazonの評価を見てみると、軒並み高評価なので、出来自体は非常に良いものになっているのでしょう。原作プレーした方は、一度手に取ってみてはどうでしょう。
【オトコ向け度:☆☆☆☆ 】
→この内容でアヴァルスなのは不思議。腐御用達ゲームだったりするんですか?個人的にはそんな感じを受けることはなかったので。
【私的お薦め度:☆☆☆ 】
→原作未プレイ者からするとここが妥当かな、と。経験者ないし、こういう作品が好きな方にはハマるんじゃないでしょうか。
作品DATA
■著者:壱村仁
■出版社:マッグガーデン
■レーベル:ブレイドコミックスアヴァルス
■掲載誌:コミックブレイドアヴァルス(07年11月号~連載中)
■既刊3巻