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Tag [新作レビュー] 2009.01.13
青春パンダ木村文子「青春パンダ!」


いつからだろう
ホントに
ホントにときどきだけ
胸が鳴るようになったのは



■ヒロイン・渚と、幼なじみの凌。会えばケンカの毎日だけど、それでもなんだかんだで仲良くやっている。しかも最近、凌のことががなんだか気になりだして…。一方、渚の親友で学年一の秀才・優美は、凌の親友でこれまた秀才の啓に夢中。そんな4人だったが、啓が渚に告白したことから彼らの関係に大きな変化が訪れる…。

 1巻完結の、オーソドックスな4角関係の学園ものです。ヒロインには気になる幼なじみがいて、その幼なじみもヒロインのことが気になる。加えて幼なじみの親友も、ヒロインに好意を持っていて、意を決して告白。一方ヒロインの親友は、その彼に想いを寄せており、そのことをヒロインに相談。幼なじみへの淡い想い、幼なじみの親友からの思わぬ告白、そして親友との関係でヒロインは思い悩む。
 
 目新しさはないですが、新人さんのオリジナル初連載ですし、妙にひねってないところが逆に好感持てて良いですね。人気者二人から好意を寄せられるという展開は、いかにも少女マンガといった感じですが、1巻完結モノですからそうしないと話が動かないのか。あとおざなりになりがちな友情に関しても、ちゃんと描かれていて良かったです。この作品がどうこうではなく、先々化ける可能性もあるんじゃないですかね?渡辺あゆさん(キミがスキ)とか椎名軽穂さん(君に届け)もデビュー時こんな雰囲気の作品描いてなかったっけ?


【オトコ向け度:☆    】
→なにかとデキル男二人に好意をよせられる展開。少女マンガでは王道ともいえますが、男性が読むと若干置いてきぼり食らったような気分になります。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→初連載としてはまずまずの出来なんじゃないでしょうか。今後に期待です。


作品DATA
■著者:木村文子
■出版社:講談社
■レーベル:KC別フレ
■掲載誌:別冊フレンド  
■全1巻
■定価:419円+税

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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