このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
2009.04.26
koigokorosepukutyu.jpg紫海早希「恋心♥センプク中」


なんだろ?
この気持ち
泣きたいような
なのに甘くて
幸せな気持ち



■シリーズ3作目「キョウメイ中」発売、完結しました。
 綾聖学園には、恋に関する7つの秘密のジンクスがある。そして、そのジンクスを強く信じている生徒が一名。藤波律香。ジンクスにより姉が結婚したと思っている彼女は、いつか自分も大好きな人と…と考えている。しかしジンクスを実行しようとすると、何かにつけて超コワいと評判の久世くんに邪魔されてしまって…。律香に運命の恋は訪れるのか…!?

 ジンクスを信じる恋愛脳のヒロインと、イケメンながらその態度で超コワいとウワサされる男子の、学園のジンクスを巡るラブコメディです。この久世くん、実は学校の理事長という設定が。まぁこの設定がストーリーにしっかり利いてくるのは1~2度ぐらいしかないのですけど。とあるジンクスを実行しようとした律香に、ひょんなことから巻き込まれ、以来行動を共にすることが多くなる二人。最初はいがみ合ったりしていましたが、それとは裏腹に徐々に惹かれていくように。ジンクスに向かって驀進するヒロインに、久世くんが巻き込まれるという形で話が進みます。


恋心#9825;センプク中
バカだけどなんだか妙にカワイイ。いや、だからカワイイのか。


 ヒロインは典型的なバカサイドの人間。恋愛に全てをかけるような人物で、いかにもSho-Comiらしいヒロインと言えます。しかし挙動が面白いので、不思議と好感が持てますね。お相手の久世くんも、実は理事長なんて設定がありつつも、至って普通(少女マンガ基準でね)の男の子。なかなか楽しいラブコメに仕上がっています。とはいえ付き合う前からキスが頻発。普通キスしたら両想いってなるんじゃないの?とは思いつつも、まぁ基本読切りだから良いのかと納得させてみます。


【オトコ向け度:☆    】
→女子向け。しかしコレ、背表紙で損してる気が。
【私的お薦め度:☆☆   】
→コレといった強みはないのですが、キャラがなかなか素敵で、楽しく読めます。ラブコメ好きな方は。ワタシは結構好き。


作品DATA
■著者:紫海早希
■出版社:小学館
■レーベル:Sho-Comiフラワーコミックス
■掲載誌:Sho-Comi増刊号
■全3巻

カテゴリ「Sho-Comi」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。