このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [オススメ] 2009.01.13
ホタルノヒカリひうらさとる「ホタルノヒカリ」


うう…
干物がいきなり大海に放り出されても
どうやって泳いでいいかわからない…



■本日13巻発売。
 「恋愛するより家で寝てたい」という考えのヒロイン・蛍。ひょんなことから職場の部長・高野と同居生活を送ることになるが、自堕落な私生活を送る蛍は、きっちりとした性格の高野に叱られてばかり。そんな私生活は枯れきった蛍だが、職場では普通のOLに化け、憧れの男の子もいる。そんなある日、その憧れの男の子・マコトに不意にキスをされ、なんと付き合うことになる。突如として恋愛という大海に放り込まれた蛍は、果たしてどうなってしまうのか?
 
 綾瀬はるかさん主演でドラマ化され、一躍有名になった同作、原作の方はまだまだ続きます。いわゆる干物女が、なれない恋愛にてんやわんやするお話。生活での裏表という話では、「スイッチガール!」なんて作品もあるわけですが、男性は圧倒的に「ホタルノヒカリ」の方が好きなんじゃないでしょうか。普段は自堕落な生活を送り、恋愛のほうではなかなかスキルが上がらない蛍に、どうしても共感してしまいます。女性は多少「干物」な要素があった方が素敵ですよね、あくまで多少ですが。
 

【オトコ向け度:☆☆☆  】
→「干物」って要素もそうですが、恋愛に関する格言的なものがチラホラ。これがなかなか心に響きます。参考になるかは知らんけど。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→10巻越え、ドラマ化は、面白さのあらわれです。


作品DATA
■著者:ひうらさとる 作者サイト→「ひうらさとる公式サイト
■出版社:講談社
■レーベル:KC Kiss
■掲載誌:Kiss(04年No.16~連載中)  
■既刊13巻
■定価:1巻~10巻:390円+税,11巻~12巻:400円+税,13巻:419円+税

Amazonで購入する

カテゴリ「Kiss」コメント (0)トラックバック(0)TOP▲
コメント


管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。