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Tag [続刊レビュー] 2009.05.06
作品紹介はこちら→藤原規代「アラクレ」


07219248.jpg藤原規代「アラクレ」(10)


参りましょうか、お姫さま


■ひとつ屋根の下の任侠LOVE、10巻にしてついに完結。
 いやぁ、よくここまでひっぱりました。これといった目新しさのある設定ではなかったのですが、ここまで楽しく引っぱるとは。前巻最後でカップルは成立し、もうこれで終わりでもいいんじゃない?なんて思ったのですが、そのあとキッチリ1巻分描いてくるあたり、さすがです。
 
 10巻では、楽十の受験→遠距離恋愛→幸千恵の受験・卒業までが描かれています。一応事件は起こるのですが、RPGクリア後の感覚で読んでしまうので、全てが微笑ましい。個人的には、杏真×はるなさんのお話も描いて欲しかったんですが、まぁそれが描かれないあたりがいかにも杏真らしいというか…(笑)気がつけば、報われないかませ犬キャラから、すっかりお兄ちゃんキャラが定着。てか柚季ちゃんに笑顔で「おにいちゃん」なんて言われれば、そりゃあ全力でお兄ちゃんを務めますわな。私もこんな妹が欲しかった…。おまけページを見ると、柚季ちゃんは看護士になるみたいです。
 
 幸千恵は大学に合格し、ラストは東京駅で楽十と旅立っていくシーンが描かれるのですが、さっちゃんどこの大学に合格したんでしょう。楽十は父親の家がある京都から通えるということで、京都大学。さて、さっちゃんは?さすがに京大はないと思うんですが(作中で、うちの高校はじめて東大生が出るとか言ってたし)、ちゃっかり関西の大学に行くあたり、すっかり恋する乙女ですね。

 終始明るく話が進み、楽しかったです。先生の次回作にも期待!てかこれドラマ化すれば結構ハマると思うんですが、これでもまだイケメンが足りないと?

 
■全巻セットはこちら→【bk1】アラクレ10巻セット


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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
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