このエントリーをはてなブックマークに追加
--.--.--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリスポンサー広告||TOP▲
このエントリーをはてなブックマークに追加
Tag [新作レビュー] 2009.01.15
絶叫学級いしかわえみ「絶叫学級」


絶叫学級へようこそ
あなたが体験したことのない授業へ
私がご案内します



■一話読み切り形式のホラー作品。何気ない日常に潜む、もう一つの世界へ、あなたをご案内。

 この作品、何かに似ているな、と思ったら「世にも奇妙な物語」だ。ナビゲーターのタモリ役を、表紙の少女が担当します。物語自体も、どこかで見たことあるようなお話。ただホラーはある種「お約束」を楽しむってところもあるので、それがマイナスになるってことはないでしょう。
 
 りぼん連載ということで、各話で主人公になるのは、だいたい小学生~中学生の女の子。ホラーにしてはえらいカワイイ絵だな、なんて思ったのですが、ちゃんと描く時は描いてきますね、さすがです。同じ系統として「地獄少女」という有名な作品があるわけですが、あちらに比べてこちらはまだ救いようがあると言うか、「因果応報」的な部分が残っています。子供向けホラーはこれぐらいがちょうど良い。
 
 全体的にベタかもしれませんが、それはそれで良いと思うし、作品の完成度もそれなりに高いです。これといった強みはありませんが、良作だと思います。
 

【オトコ向け度:☆☆   】
→男女というより年齢の問題でしょう。
【私的お薦め度:☆☆☆  】
→女子小学生向けの良作。ただ、対象年齢的にもあえて強くお薦めするのはどうだろう、と。私は次巻買うつもりですが。


作品DATA
■著者:いしかわえみ
■出版社:集英社
■レーベル:りぼんマスコットコミックス
■掲載誌:りぼん(平成20年10月号~連載中)  
■既刊1巻
■定価:400円+税

Amazonで購入する


カテゴリ「りぼん」コメント (14)トラックバック(0)TOP▲
コメント

こんにちは。

この作品、おとなが読んでもわりとまじめに怖いですね。
ホラー読んだのが久々だったせいかもしれないですけど。

因果応報・勧善懲悪的な内容だし、こどもに読ませてみたいなと思います(まだ小さすぎて読めないので、数年待って)。

個人的には、「笑うセールスマン」、「Y氏の隣人」などを思い浮かべました。
(ぜんぜん違うかもしれないけど、登場人物がどつぼにはまっていく様子が・・・)


「地獄少女」は表紙を見る限り絵柄が好きになれないので読む気はないのですが、「救いようがない」というのがどういうことなのか、興味持ってしまいました。
どういう風に救いようがないのか、簡単に教えてくれるとうれしいのですけど・・・。
From: しろくま * 2010/06/22 21:31 * URL * [Edit] *  top↑
お返事遅れました。
すみません。

「地獄少女」ですが、少女漫画連載とは思えないほど、因果応報・勧善懲悪といった部分が通用しない話が数多くあります。かわいそうな側の子が、復讐を果たしたり、報われることなく死んで地獄行きになってしまったり。すかっとすることは本当に稀で、どちらかというとずんと重く、後味の悪い結末が多い印象があります。だからこそ、目が離せないし人気があったのでしょうけれど。
From: いづき * 2010/06/27 00:43 * URL * [Edit] *  top↑
こんにちは。
わがままなリクエストにご回答いただき、どうもありがとうございます。

なるほど、たしかに『救いがない』感じなんですね。
しかし、その方が余計に怖いかも。
おっしゃる通り、ホラーとしては正しいんですかね?

どうもありがとうございました。
From: しろくま * 2010/06/29 18:51 * URL * [Edit] *  top↑
なんかコラボするらしいですよ
http://blogs.yahoo.co.jp/mr_themepark/44451884.html
From: まくらいぬ * 2011/01/05 03:46 * URL * [Edit] *  top↑
いしかわえみさんは、地獄少女好きなんですか?
From: まあさ * 2011/01/08 21:38 * URL * [Edit] *  top↑
わかりませんが、たぶん違うとおもいますよ。
ところで、地獄少女を、書いている先生って誰でしたっけ?
すいません・・・教えてくださいますか?
From: りんご * 2011/01/21 21:34 * URL * [Edit] *  top↑
え~とたしか・・・・・・・・そう!永遠幸(えとう さち)だよー!!v-266
From: 桃桜 * 2011/06/10 21:22 * URL * [Edit] *  top↑
いいね
From: 白井舞 * 2011/08/13 22:09 * URL * [Edit] *  top↑
v-267秘密v-267です。
「いしかわえみ」って[色:FF00ぶす00]色付きの文字[/色]ですよ~
From: くらげ * 2011/10/12 19:48 * URL * [Edit] *  top↑
桃桜さん 永遠(えとう)は読み方あってるけど幸(さち)じゃなくて
あれ幸(みゆき)ってよむんだよ?
From: なな * 2011/10/18 06:40 * URL * [Edit] *  top↑
友達に借りて読んだのですが、すごくおもしろかったです。コミックス買います!
From: sayuri * 2011/10/29 10:46 * URL * [Edit] *  top↑
絶叫学級、本当におもしろいですよね

オススメです!
修学旅行などでの、怖い話のネタにもなります!
From: びんたくん * 2011/10/30 14:36 * URL * [Edit] *  top↑
わたし絶叫学級全巻持ってマース(^-^)v
From: 黄泉 * 2012/07/09 20:46 * URL * [Edit] *  top↑
漫画家は素敵ですね
From: あおいん * 2013/03/28 14:42 * URL * [Edit] *  top↑

管理者にだけ表示を許可する

この記事にトラックバック
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
タグカテゴリ
月別アーカイブ
リンク
プロフィール

Author:いづき
20代男、Macユーザー。野球はヤクルト、NBAはマジックが好きです。

文章のご依頼など、大事なお話は下記メールアドレスへお願い致します。


■Twitter
@k_iduki

■Mail
k.iduki1791@gmail.com
※クリックでメール作成
RSSフィード
▽最新記事のRSSを購読

a_m.jpg
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

Power Push
2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。