
ほたては
その力を人のために
使えばよかよ
■昨日4巻発売。
小学4年生のほたては、亡くなった人を視ることができる女の子。母親が亡くなってからは祖母と暮らしていたが、ある日突然山本善次朗という男に引き取られ、鹿児島の山で一緒に暮らすことに。隣に視える母の姿から、ほたてはすぐにその男が自分の父親であると気づく…。
幽霊が見える少女・ほたてが、その力を通してその土地の人たち(主にクラスメイト)と心から触れ合い、打ち解けあっていくというお話。基本的には明るいほたてですが、不思議な力を持っていることで、他の人に奇異の目で見られてしまうことも。そのことを本人も自覚し、思い悩むのですが、善次朗に全てを受け入れてもらうことでその悩みはなくなります。明るく優しいほたてと、その彼女を支え続ける善次朗。この親子の関係がすごく良い。
また、その他の登場人物も擦れていなくて、読んでいてとても気持ちが良いです。子供向け作品ですが、完成度はかなり高いんじゃないでしょうか?
4巻は、休載はさんでのコミックス書き下ろし。ちなみに「君は坂道の途中で」の持田あきさんは妹だったりします。
【オトコ向け度:☆☆ 】
→ほたてちゃんカワイイですよね。
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→対象年齢云々は考えずに、素直に作品を評価。面白いです。
作品DATA
■著者:槙ようこ
■出版社:集英社
■レーベル:りぼんマスコットコミックス
■掲載誌:りぼん(平成19年2月号~休載中?)
■既刊4巻
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