
もう一度会えたなら この人のそばを離れない
うっとうしいぐらいそばにいて 何からも守るんだ
必ず君を 幸せにするんだ
いつだって君が 笑顔でいられるように
■昨日9巻発売です。
母親を亡くし、15歳にして天涯孤独の身となった幸千恵を迎えにきたのは、今まで会ったこともなかった祖父・浅葱雷伊蔵。ついて行った先で彼女を待っていたのは、立派なお屋敷とどうみてもカタギの者ではない男たち。祖父.雷伊蔵はヤクザの親分でした…。その日から、ヤクザの親分の孫娘として、コワモテの子分衆と美形の世話役・五十嵐楽十と暮らすことになる。はたして幸千恵の運命は!?
普通の女の子が、ある日突然ヤクザのお屋敷で暮らすことになるコメディ。親分の孫娘ということで、人一倍大事に扱われますが、いままで女と生活したことがない男衆は対処に困る。一方の幸千恵も、特殊すぎる環境でなかなか慣れない。そんな彼女を世話するのが、高校で生徒会長を務め、女子に大人気の楽十。家でも学校でも近くにいるため、当然意識しあうわけですが、幸千恵は自分の気持ちに無自覚、楽十もその立場(親分の孫娘と子分)から、自分からは動けない。そのもどかしさがなんともいえません。
コメディということもあって全体的に明るいお話、明るい面々。中盤には同級生の男の子も新たに加わって、明るさにさらに花を添えます。そんな中で、ひとり影のある楽十の存在が良いアクセントに。おもしろいです。
【オトコ向け度:☆☆☆ 】
→土曜9時枠のドラマっぽい。わかりにくいですか?
【私的お薦め度:☆☆☆☆ 】
→明るく楽しいだけじゃない。ときにトキメキ、ときに切なく。私ゃぁ楽十みたいな不器用な男が大好きなんでございますよ。
作品DATA
■著者:藤原規代 作者サイト→「Rain Or Shine」
■出版社:白泉社
■レーベル:花とゆめCOMICS
■掲載誌:花とゆめ(平成16年8月1日号~連載中)
■既刊9巻
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