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Tag [続刊レビュー] 2009.07.25
作品紹介はコチラ→*新作レビュー*彬聖子「だって愛してる」


datteaishiteru.jpg彬聖子「だって愛してる」(2)



それは
ジャンプしてボールに手を伸ばす
あの感覚   



■2巻発売、完結しました。はいはい、打ち切り打ち切り、と。
 もうね、オススメした作品が打ち切りになったときの申し訳なさといったら…。ものすごく凹みます。しかもこれ、6話で打ち切りということで、2巻にはたったの2話しか収録されていないという。そんな作品をレビューしろったってなかなか難しいのですが、1巻発売時にオススメしてしまった手前、最期まで見届けないわけにはいきません。
 
 …いや、やっぱり書くこと無いや。とりあえず、何の波乱も起きないままに終了、という感じ。男女4人入り乱れての恋愛模様が展開されるかと思いきや、まったくそんなことはありませんでした。ってそりゃこの短さでまとめなくちゃいけないんだから、無理でしょうねぇ。「長期化してこそ」という期待を込めてオススメにしたのですが、この展開は正直予想外。うーん、確かに「砂時計」なんかに比べれば、その出来は何枚も落ちますが、そこまでベツコミ読者が厳しいとは…。結局登場人物たちは、素を出さず(といか出せず)、どこか気どったままになってしまいましたね。うーん、残念。次回作に期待したいです。


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2012年オススメはコチラ→2012年オススメ作品集


かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。