作品紹介はこちら→小玉ユキ「坂道のアポロン」
小玉ユキ「坂道のアポロン」(4)
余計なこと言うのは止そう
とにかくこいつの味方でいよう
もし結果的にこいつが深手を負うことになったとしても
その時は 俺が そばにいてやればいい
■4巻発売しました。
律子への想いをついに打ち明けた薫だったが、紆余曲折を経て、フラレることになった。傷心の中薫は、幼い頃に離れた母を訪ね、東京へ。なぜか勝手に付いてきた千太郎と共に、手紙にある住所を訪ね、ついに…!?
母親との再会劇を経て、再び舞台は九州へ。変わるのならば、良い方向へ変わりたい。しかし変化は、常に良い方向へと進んでいくわけではない。友情に、恋。新学期を迎え、離れ離れになった薫と千太郎。律子との仲も、完全に修復したわけではない。そんな中、千太郎に近づく影が…。はたして彼らの関係は、どう変化していくのだろうか…!?という感じの4巻。いやー、飛ぶ取りを落とす勢いですね。4巻発売と同時に、オリジナルサウンドトラックも発売。物語を彩ったジャズの名曲達が、一枚のCDとなって登場です。
坂道のアポロン オリジナル・サウンドトラック
アニメ化やドラマ化がされているわけではないのに、売れるのだろうか?という疑問は残るものの、そんな心配をしていてもどうにかなるわけではないので、ここはこの試みを存分に楽しんでしまいましょう。とはいえジャズってどこかとっつきにくいです。実際ジャズと漫画の両方を楽しんでいる方ってどのくらいいるのでしょうか?私はピアノをやっていた影響でで、クラシックは聞くことはあるものの、ジャズとなると少し馴染みの無い存在という印象が強いです。ダンディな髭のおじさまが、ジャズを肴にウイスキー…みたいな。とにかく渋いおっさんが楽しむものという、どこか敷居も年齢も高めのイメージがあります。まぁ作品を読む上で、そこまでジャズの知識は必要ないでしょう。実際知識ゼロの私もむちゃくちゃ楽しんでますし。でも、ジャズを知っていればもっと作品を楽しめるはず!ということで、せめて作中に出てくる作品だけでも知っておきましょうか……という流れでこのCDを差し出すわけですね(長すぎる前フリ)。
CDをそのまま購入しても良いですが、ちょっとだけでも内容を知っておきたいという方もいるんじゃないでしょうか。ということで、収録されているタイトルのうち、いくつかをピックアップしてお届けしてみます。少しだけでもジャズの、そして作品の雰囲気を味わえればな、と思います。合ってるかは知らないです。なんせ「スウィングガールズ」観た程度の知識しか無い素人なもので。
□まずはこの作品の核とも言うべき、アート・ブレイキーの
「モーニン」
これ、聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか?聞いたことあるけど曲名知らないって曲、意外と多いですよね。「坂道のアポロン」の大切なシーンには、いつもこの曲がありました。
□続いて、薫が律子に告白する際贈った曲
「いつか王子様が」
これも聴いたことある!ジャズよりも、白雪姫の曲として認識されている感もある曲です。確かに薫、ピアノ奏者の方に似てますね(笑)Wikiなどを見て改めてわかったのですが、60年代はビル・エヴァンスもバリバリの現役。なんとなく「昔」というイメージで見ていたのですが、当時はそんな古さを感じる曲ではないわけで、そういう認識は改めた方が良さそう。って私だけか。
□最後は4巻、薫が母にプレゼントしたレコードより
「バードランドの子守唄」
母にジャズのCDなんて、オサレですね~。しかも子守唄。お母さんはきっとこれから、この曲を聴く度に遠くにいる息子のことを思い出すのでしょう。「歌ってみてよ」「練習しといてよ」なんて言われて、やっぱり練習してるのかな。読み書きが出来なくとも、耳で覚えて歌うことは可能。良いプレゼントです。って、これはサウンドトラックの方に収録されていないのかな?どうなんでしょう。
こんな感じでございます。なんとなく遠い存在に感じていたジャズが、なんとなく身近に感じられたのではないでしょうか。意外と聴いてるもんですね,ジャズ。意識していないから、覚えていないだけで。
■購入する→Amazon
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余計なこと言うのは止そう
とにかくこいつの味方でいよう
もし結果的にこいつが深手を負うことになったとしても
その時は 俺が そばにいてやればいい
■4巻発売しました。
律子への想いをついに打ち明けた薫だったが、紆余曲折を経て、フラレることになった。傷心の中薫は、幼い頃に離れた母を訪ね、東京へ。なぜか勝手に付いてきた千太郎と共に、手紙にある住所を訪ね、ついに…!?
母親との再会劇を経て、再び舞台は九州へ。変わるのならば、良い方向へ変わりたい。しかし変化は、常に良い方向へと進んでいくわけではない。友情に、恋。新学期を迎え、離れ離れになった薫と千太郎。律子との仲も、完全に修復したわけではない。そんな中、千太郎に近づく影が…。はたして彼らの関係は、どう変化していくのだろうか…!?という感じの4巻。いやー、飛ぶ取りを落とす勢いですね。4巻発売と同時に、オリジナルサウンドトラックも発売。物語を彩ったジャズの名曲達が、一枚のCDとなって登場です。

アニメ化やドラマ化がされているわけではないのに、売れるのだろうか?という疑問は残るものの、そんな心配をしていてもどうにかなるわけではないので、ここはこの試みを存分に楽しんでしまいましょう。とはいえジャズってどこかとっつきにくいです。実際ジャズと漫画の両方を楽しんでいる方ってどのくらいいるのでしょうか?私はピアノをやっていた影響でで、クラシックは聞くことはあるものの、ジャズとなると少し馴染みの無い存在という印象が強いです。ダンディな髭のおじさまが、ジャズを肴にウイスキー…みたいな。とにかく渋いおっさんが楽しむものという、どこか敷居も年齢も高めのイメージがあります。まぁ作品を読む上で、そこまでジャズの知識は必要ないでしょう。実際知識ゼロの私もむちゃくちゃ楽しんでますし。でも、ジャズを知っていればもっと作品を楽しめるはず!ということで、せめて作中に出てくる作品だけでも知っておきましょうか……という流れでこのCDを差し出すわけですね(長すぎる前フリ)。
CDをそのまま購入しても良いですが、ちょっとだけでも内容を知っておきたいという方もいるんじゃないでしょうか。ということで、収録されているタイトルのうち、いくつかをピックアップしてお届けしてみます。少しだけでもジャズの、そして作品の雰囲気を味わえればな、と思います。合ってるかは知らないです。なんせ「スウィングガールズ」観た程度の知識しか無い素人なもので。
□まずはこの作品の核とも言うべき、アート・ブレイキーの
「モーニン」
これ、聞いたことある人も多いんじゃないでしょうか?聞いたことあるけど曲名知らないって曲、意外と多いですよね。「坂道のアポロン」の大切なシーンには、いつもこの曲がありました。
□続いて、薫が律子に告白する際贈った曲
「いつか王子様が」
これも聴いたことある!ジャズよりも、白雪姫の曲として認識されている感もある曲です。確かに薫、ピアノ奏者の方に似てますね(笑)Wikiなどを見て改めてわかったのですが、60年代はビル・エヴァンスもバリバリの現役。なんとなく「昔」というイメージで見ていたのですが、当時はそんな古さを感じる曲ではないわけで、そういう認識は改めた方が良さそう。って私だけか。
□最後は4巻、薫が母にプレゼントしたレコードより
「バードランドの子守唄」
母にジャズのCDなんて、オサレですね~。しかも子守唄。お母さんはきっとこれから、この曲を聴く度に遠くにいる息子のことを思い出すのでしょう。「歌ってみてよ」「練習しといてよ」なんて言われて、やっぱり練習してるのかな。読み書きが出来なくとも、耳で覚えて歌うことは可能。良いプレゼントです。って、これはサウンドトラックの方に収録されていないのかな?どうなんでしょう。
こんな感じでございます。なんとなく遠い存在に感じていたジャズが、なんとなく身近に感じられたのではないでしょうか。意外と聴いてるもんですね,ジャズ。意識していないから、覚えていないだけで。
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