■こんなタイトル掲げてるわけですから、当然男性でも読める少女漫画をご紹介して、男性にもっと少女漫画を認知してもらうというのがひとつの目的でございますです。その際ありそうなのが、「男も女も関係なくね?」という指摘。確かに少年漫画と少女漫画の垣根は近年低くなってきているように見えますし、その指摘も一理あるな、とは思います。ただ、だからといって、性別なんて全然関係ないってことにはならないと思うんです。やっぱり男性と女性では、どうしても傾向の違いというものがあって。でなければ「少女漫画」なんてジャンルは、生まれることはあれど、ここまで繁栄するなんてことは絶対になかったはずでしょう?
で、どうやって男向けか判断するか、ということなんですが、客観的判断を求めるとすれば、物語を構成する要素で判断するしかなくなってきます。最終的には自分の感覚的な部分になってくるんですけど、基本は要素でいきたい所です。例えばストーリーの系統だとか、男女比であるとか、キャラの属性であるとか…。特に最近は、物語を構成する要素の記号化が進んできている傾向があるので、少しは判断し易いんじゃないかな、と。それが全てではないことは百も承知ですが…。
そうやって男向けの作品をすくいとっていく、というよりは、男向けでない作品をはじいていくというのがひとつの目標だと考えています。ただ本当に面白い作品は男女関係なく楽しめる傾向が強いですよね。だからお薦め度が高い作品は、それに引っ張られるようにオトコ向け度も高めに設定する傾向が…。そして恐らく今後もこの傾向が続くんじゃないかと。
えー、何はともあれ、しっかり判断して、できるだけその魅力を伝えていければなぁ、と。それが出来るように頑張っていきたいなぁ、と。ただ中立ってのはどうしても無理なわけで、そこだけは理解しといてほしいです。あくまで、「客観的に見ようという主観」なわけですから、当然歪みはあります。
しかし現状…まだまだ満足のいく内容にはほど遠いです。見返すとひっでぇ文章だ…。でも、でも、めげずに頑張ります、うん。
■今月は白泉社のコミックスが発売になる5日からレビューを再開する予定です。
■それから、
ヤマカムさんからリンクしていただいていたようです。本当にありがとうございます。