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Tag [オススメ] 2009.11.02
■新作&未レビュー作品と、続刊それぞれ分けてお届け。今月も先月に引き続いてなかなかの粒ぞろい。出版社、ジャンル共に上手い具合に分散した印象があります。

 順位付けは一応の目安。リンククリックすると記事に飛びます。
 
 
▶新作&未レビュー作品
1.小畑友紀「僕等がいた」
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…アニメ化もした人気青春ラブロマンス、満を持しての登場。切なさ溢れるストーリーが魅力。


2.岩本ナオ「雨無村役場産業課兼観光係」
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…田舎に里帰りした青年が、仕事に友達付き合いに悩みながらも奮闘する、お仕事&青春ストーリー。


3.勝田文「ちくたくぼんぼん」
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…時は昭和初期。上京間もない女中・イワが、とある不思議な青年と出会い、てんやわんや。


4.曙はる「ベツ×バラ」
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…歳下上司のたまき(♀)×歳上部下の原田(♂)、仕事に恋に気になる2人のオフィスバトル!!


5.雨隠ギド「まぼろしにふれてよ」
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…人とモノと物怪と…狸の不思議な力でそれらを繫ぐ、懐かしいのに新しい和風ファンタジー。


6.宇佐美真紀「ココロ・ボタン」
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…読切りの名手が本領発揮。S系彼氏と純粋ヒロインの、ふわふわ甘い初恋物語。


7.山中ヒコ「森文大学男子寮物語」
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…恋に友情に自分自身に…名門大学の男子寮生たちの織り成す、パワフル青春オムニバス。


8.やぶうち優「初恋指南」
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…少女漫画家を目指す高校生・南央が、同級生の男子との出会いをきっかけに、恋に漫画にステップアップ。


9.遠山えま「わたしに××しなさい!」
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…秘密のケータイ小説家×学校一のモテ男。絶対服従のラブミッション!!


10.宮原るり「みそララ」
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…新米コピーライターと、デザイン事務所の面々が繰り広げる、賑やかお仕事コメディ4コマ!


+α.中村世子「ニブンノワン!王子」
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…普通の女子高生・月子は、異世界からやってきた半人半犬の王子様に、いきなり婚約者に選ばれて!?
 
 
 以上11作品です。1位は文句なし。この作品のレビューがしたくてこのブログを始めた…というと言いすぎになってしまうのですが、それくらい思い入れのある作品です。ベツコミというと、この作品というイメージがあります。またベツコミからは宇佐美真紀先生の新作もチョイス。なんでもない恋模様を、色鮮やかに描き出すその素朴さと甘さ、そして切なさこそが、ベツコミの良さだと思うのです。
 
 2位は岩本ナオ先生の作品を。田舎での村おこしと、恋・友情での奮闘という、ちょっと珍しい設定の作品なのですが、それがなんとも面白く描かれております。笑いもわすれず、ときめきも忘れずという。また3位は昭和モダンを上手く笑いに落とし込んだ、コミカルな作品を。まださわりだけという感じですが、これから面白くなってくるはず。
 
 4位には友達以上恋人未満というような、なんとも微妙でなんとも素敵な距離感の2人を描いた、オフィス4コマ。また同じくオフィス4コマからは、宮原るり先生の「みそララ」も。両者描いているものはまったく別ものですが、どちらもそれぞれいい味の出た作品でございます。
 
 5位には夏目友人帳ライクな、和風ファンタジーを。雨隠ギド先生はBL上がりの先生でございます。BL繋がりということでは、7位の山中ヒコ先生もそう。作風はまったく違うものの、どちらもBL作家さんらしいセンシティブさを作品の中に見出すことができます。
 
 8位と9位には、それぞれ女子高生ながら仕事をしているヒロインが描かれた作品。前者は少女漫画らしく恋を描き、同時にお仕事に関しての描写もリアルな良作。それに対し後者は萌えに特化したややエロい作品に仕上がっています。どちらも低年齢向けの作品なのですが、それを感じさせません。
 
 +αで白泉社の1作を。今月は白泉がこれだけと、なんとなく寂しい印象。来月に期待ですね。また集英社もオススメにした作品が多かったのですが、ここには入れられませんでした。それらについては記事の最後をご覧くださいませませ。


 
▶オススメ続刊
1.ろびこ「となりの怪物くん」3巻
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…3巻になっても勢い衰えず。それぞれのキャラがのびのび動き回っています。


2.いくえみ綾「潔く柔く」11巻
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…終幕へ向かって加速段階に?バラバラだった物語が一つに繋がっていく快感。


3.西炯子「娚の一生」2巻
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…テイストを若干変えつつも、面白さはしっかりキープ。


4.西形まい「サイボーイ-改造少年-」2巻
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…やるべきことはしっかりとやり、サクッと完結。楽しませてもらいました。


5.夏乃あゆみ/かわい有美子「暁の闇」3巻
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…シリアス一辺倒から一転、若干の笑いを加えてくるように。これはキャラ掌握の証。


6.もとなおこ「コルセットに翼」5巻
…ついにデスデモーナ陥落。そこからの物語展開も要注目。

7.槇村さとる「Real Clothes」8巻
…相変わらずアツいです。経営統合相手との真剣なやりあいには、目が離せません。

8.桃森ミヨシ「悪魔とラブソング」8巻
…新キャラ投入で、相手役の弱さが浮き彫りに。

9.中嶋ゆか「わらってヒミコさん」2巻
…こちらも魅力的な新キャラが加入。連載誌休刊なんかに負けないで欲しい!



■それ以外で「オススメ」タグをつけた作品(紹介順)
野広実由「ダブルパティシエール!」
中原アヤ「ベリー ダイナマイト」
永田正美「好きっていわせる方法」
美森青「シーイズマイン」

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コメント

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From:  * 2009/11/03 16:31 *  * [Edit] *  top↑
コメントありがとうございました。
質より量の拙いレビューではありますが、少しでも参考になったのでしたら幸いです。

こちらも応援していますので、頑張ってくださいね!
From: いづき * 2009/11/03 21:07 * URL * [Edit] *  top↑

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かくかくしかじか
東村アキコ「かくかくしかじか」(1)
レビュー
東村アキコ先生が贈る、美大受験期の自伝漫画。東村アキコ作品らしい勢いの良さだけでなく、急転してのシリアスな締めなど、一冊に笑いと感動が詰め込まれた贅沢な作品。




王国の子
びっけ「王国の子」(1)
レビュー
稀代のストーリーテラー・びっけ先生が描く“影武者”もの。王位継承権を持つ王女の影武者に、町の芝居小屋で役者をしていた少年が選ばれるというストーリー。良く練られた背景を説明するために、1巻まるまる使うような、重みと読み応えのある一作。




シリウスと繭
小森羊仔「シリウスと繭」(1)
レビュー
2012年で一番の掘り出し物。独特の絵柄で描き出すのは、どこにでもあるような高校生の恋愛模様。けれどもそんなありふれた感情を、ゆっくりと丁寧に描くことで、なんともいえない味わい深さが生まれています。出会いから仲良くなる過程、そして恋を自覚し、葛藤する様子まで、その全てが瑞々しさに溢れていて、なんとも愛おしい。




トーチソング・エコロジー
いくえみ綾「トーチソング・エコロジー」(1)
レビュー
売れない役者が、役者仲間を亡くしたと思ったら、お次は隣に高校の同級生が越してきて、さらには何やら自分にしか見えない子どもの姿が見えるように…。どこかゆるさのある不思議なテイストのお話なのですが、いくえみ作品で実績のある「ある者の死と、残された者の感情」を描き出す類いの作品ということで、この先きっと面白くなってくることでしょう。




BEARBEAR
池ジュン子「BEAR BEAR」(1)
レビュー
高校生には到底見えないロリっ子ヒロインが好きになったのは、遊園地のクマの着ぐるみ。着ぐるみの中身は同じ学校の子で、結局付き合うことになるものの、その後も変わらず相手はクマの被り物をしているという、シュールな光景が繰り広げられます。なんとも奇妙な相手役、かつなんともかわいらしいヒロインの、初々しいやりとりに終始ニヤニヤ。




かみのすまうところ。
有永イネ「かみのすまうところ。」(1)
レビュー
期待の若手作家・有永イネ先生の初オリジナル連載作は、宮大工の世界をファンタジックに、そしてファンシーに描いた青春ストーリー。宮大工という伝統ある重厚な世界を、美少女な神様をはじめ、これでもかとポップに描き出します。かといってシリアスさがないわけではなく、コミカルとシリアスが丁度良いバランスで推移。まだ1巻のみですが、これから先の展開を大きく期待させてくれる作品です。