作品紹介はこちら→田中メカ「キスよりも早く」
田中メカ「キスよりも早く」(6)
君が足りないのは僕のほうだ
…君よりちょっと大人だから
隠すのが上手いだけだ…
■6巻発売です。疎遠だった祖父とも和解し、両親の墓前に結婚報告をした2人。口うるさくも理解してくれる祖父により、毎日が一層賑やかになってきたと思ったら、さらに身内が登場!?海外から文乃の叔父で柔道家の智之が、文乃たちと共に暮らすために帰国!!あっという間に2人は別居することに。さらには智之を追いかけて、フランスから教え子まで訪れて!?
相変わらず賑やかな作品でございます。6巻では2名の新キャラが登場します。それが文乃と鉄兵の叔父・智之。まるで中学生のような可愛らしい容姿とは裏腹に、柔道では伝説的な強さを誇った28歳。長らく海外で柔道の指導を行っていたものの、文乃たちの事情を察し帰国、面倒を見ようというのだ。文乃の身内で、しっかりとした大人。そんな人が登場したら、一馬の出る幕はありません。あっという間に文乃たちは智之に引き取られていきます。しかし出会ってからこれまで、あまりに2人は一緒に居すぎました。少し離れているだけで、感じたことがない程の寂しさと不安が募ります。それでもお互いグッと我慢…そんな中、さらに新キャラが登場。智之のフランスでの教え子・空木トモエが、積み重なる恋心を我慢できずに、智之を追いかけて日本に来てしまったのです。
流れとしては、なぜかその後智之と一馬が柔道勝負をし、智之が勝ったら文乃と一馬は別れ、一馬が勝ったら智之がトモエと結婚という状況に。ま、この結末は推して知るべしというところでしょうか。しかしながら6巻でも新キャラ。そしてまたしてもカップルでの登場です。同じようなシチュエーションとしては、一馬の弟・翔馬とマーガレットにも当てはまるような気がします。友達以上のラインにいながら、さまざまな障害によってなかなか上手くいかない男女。しかしよくよく考えれば文乃&一馬の恋路にはなんの関係もないイベント。とはいえ、一馬と文乃はこれ以上関係を進展させるのは難しいため、こうせざるを得ないという。本筋に絡ませるならば、一馬のライバルとして、黒沢にもっと頑張って欲しいのですが、どう頑張っても一馬と張り合えないというね。この手の作品だからこそのジレンマ…というのは違うか。やきもき感と甘さのループ再生に、果たしてどれだけの人が耐えられるか。私はあと3周りぐらいしても全然OKですけどね。おそらく新キャラ登場のペースを見て、7巻では新キャラの登場はない…と思うんだけど、果たして。
とはいえなんだかんだでサブキャラのやりとりも面白いんですよね~。自分の気持ちに正直な女の子と、自分の気持ちに正直でない男の子、やっぱり好きです、田中メカ。物語では年月も確実に経っているので、そう長くだらだら続くってこともなかろう。なんだかよくわからないレビューになってしまいましたが、「相変わらず」という事です。それをどう受け取るかは、あなた次第。「おかわりください!」なのか、「お変わりください!」なのか…上手くないですね、すみません。
■作者他作品レビュー
*新作レビュー* 田中メカ「7月の魔法使い」
■購入する→Amazon
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君が足りないのは僕のほうだ
…君よりちょっと大人だから
隠すのが上手いだけだ…
■6巻発売です。疎遠だった祖父とも和解し、両親の墓前に結婚報告をした2人。口うるさくも理解してくれる祖父により、毎日が一層賑やかになってきたと思ったら、さらに身内が登場!?海外から文乃の叔父で柔道家の智之が、文乃たちと共に暮らすために帰国!!あっという間に2人は別居することに。さらには智之を追いかけて、フランスから教え子まで訪れて!?
相変わらず賑やかな作品でございます。6巻では2名の新キャラが登場します。それが文乃と鉄兵の叔父・智之。まるで中学生のような可愛らしい容姿とは裏腹に、柔道では伝説的な強さを誇った28歳。長らく海外で柔道の指導を行っていたものの、文乃たちの事情を察し帰国、面倒を見ようというのだ。文乃の身内で、しっかりとした大人。そんな人が登場したら、一馬の出る幕はありません。あっという間に文乃たちは智之に引き取られていきます。しかし出会ってからこれまで、あまりに2人は一緒に居すぎました。少し離れているだけで、感じたことがない程の寂しさと不安が募ります。それでもお互いグッと我慢…そんな中、さらに新キャラが登場。智之のフランスでの教え子・空木トモエが、積み重なる恋心を我慢できずに、智之を追いかけて日本に来てしまったのです。
流れとしては、なぜかその後智之と一馬が柔道勝負をし、智之が勝ったら文乃と一馬は別れ、一馬が勝ったら智之がトモエと結婚という状況に。ま、この結末は推して知るべしというところでしょうか。しかしながら6巻でも新キャラ。そしてまたしてもカップルでの登場です。同じようなシチュエーションとしては、一馬の弟・翔馬とマーガレットにも当てはまるような気がします。友達以上のラインにいながら、さまざまな障害によってなかなか上手くいかない男女。しかしよくよく考えれば文乃&一馬の恋路にはなんの関係もないイベント。とはいえ、一馬と文乃はこれ以上関係を進展させるのは難しいため、こうせざるを得ないという。本筋に絡ませるならば、一馬のライバルとして、黒沢にもっと頑張って欲しいのですが、どう頑張っても一馬と張り合えないというね。この手の作品だからこそのジレンマ…というのは違うか。やきもき感と甘さのループ再生に、果たしてどれだけの人が耐えられるか。私はあと3周りぐらいしても全然OKですけどね。おそらく新キャラ登場のペースを見て、7巻では新キャラの登場はない…と思うんだけど、果たして。
とはいえなんだかんだでサブキャラのやりとりも面白いんですよね~。自分の気持ちに正直な女の子と、自分の気持ちに正直でない男の子、やっぱり好きです、田中メカ。物語では年月も確実に経っているので、そう長くだらだら続くってこともなかろう。なんだかよくわからないレビューになってしまいましたが、「相変わらず」という事です。それをどう受け取るかは、あなた次第。「おかわりください!」なのか、「お変わりください!」なのか…上手くないですね、すみません。
■作者他作品レビュー
*新作レビュー* 田中メカ「7月の魔法使い」
■購入する→Amazon