
右も左もわからない育児…「専門書を買ってみよう!」→放置
いろんな人に話を聞く→混乱する
なんだかすくすく育ってました
■3巻発売です。
「…あれ?前の生理いつだったけ…?」結婚して10年…いつまでたってもできないので、子供はとっくに諦めていました。ところがどっこいできちゃったのです。子供ができた嬉しさと、子供を育てるという覚悟に戸惑いながらも、出産予定日は近づいてくる。そして生まれた、玉のような女の子・風香。両親が心配するほどにすくすく成長するふーちゃんと、家族たちの明るい毎日を、4コマであなたにお届けします!
まんがタイムラブリーなどで「Welcome!つぼみ園」(→レビュー)を連載中のおーはしるい先生の、育児エッセイ4コマでございます。主人公は、結婚10年目にしてできた娘・ふーちゃん。このふーちゃん、どうにも大物というか、ドーンとしているというか…。鳴き声はとにかく大声で元気一杯。ミルクは標準以上に飲むし、よく眠る。気がつけば、ふくふくした大型幼児になっておりました。

その貫禄ゆえに、ピンクを着ていても男の子に間違えられることしばしば。表紙とかね…。
育児ものは安定して面白いですよね。「ママはテンパリスト」(→レビュー)みたいな勢いはありませんが、育児エッセイ漫画としてあるべき姿としては、こちらの方が正しいかと。さて、主人公はふーちゃんで、話も当然彼女を中心として回っていくわけですが、子供を持ったことを機に変化していく、周囲の方々の描写もまた面白いです。祖父祖母など、家族総出で育児に携わるというのは、笑いと共に安心感を与えてくれます。しかし旦那さん、「子供は特にいらない、そんなに好きじゃないし」という人だったのに、いざ子供ができると、子煩悩もいいとこの溺愛っぷりを発揮します。人間て面白いですね。やっぱり実際に子供が出来ると違うんだろうなぁ。
またそれが功を奏したのか、最初に放った言葉は「ぱーぱ」。その後「ばーば」、飼い猫のポパイへ「ぽぺぁ」などと呼びかけるものの、肝心の「まーま」が出てこないという(笑)実際はどちらが先の場合が多いんでしょうね。作品内では上手いことネタにしてますが、実際は結構ショックだったんじゃないかと想像してみたり。
【男性へのガイド】
→女性ならではの育児あるあるも多少はあるものの、基本的には男女共に楽しめるような作品。ほのぼのしてます。
【私的お薦め度:☆☆☆ 】
→これぞ標準的な育児エッセイ漫画。その分インパクトには欠けるものの、笑いのネタにする=子供の恥ずかしい部分を晒すということなので、このくらいの方が安心して読めるとも言えるかも。
作品DATA
■著者:おーはしるい
■出版社:芳文社
■レーベル:MANGA TIME COMICS
■掲載誌:まんがタイムファミリー(2005年5月号~)
■既刊3巻
■価格:各571円+税
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